新型Surface Laptop 3の仕様から想像できるIntelの暗い未来【深読み】

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10月2日にMicrosoftから新型Surfaceシリーズの発表がありました。当ブログでもそのうちのいくつかの製品について紹介してきました。

新しいSurface Laptop 3、13.5インチと15インチどちらが買い?【Intel VS AMD】

新Surface Pro 7 / X、何が違うのかを徹底解説【どちらを買えばいいのか】

 

このうち、上の「Surface Laptop 3」についての記事では、13.5インチと15インチモデル、すなわちIntel製のCPUAMD製のCPUがそれぞれ搭載されているモデルについてどちらを買うべきなのかについて説明しました。

この記事では当たり前のようにIntelモデルとAMDモデルが存在していることを説明しましたが、そもそも前世代までAMDのCPUが採用されたことはありませんでした。AMDのCPUが搭載されること自体が初めてなのです。

 

そして今回の記事では、この新型Surface Laptop 3の仕様から読み取れることと、それを踏まえての今後のIntelやAMDについて少し”深読み”して説明していきたいと思います。

 

新型Surface Laptop 3、IntelモデルとAMDモデルどちらが優秀?

今期、初めてAMD製のCPU「Ryzen」が採用されたSurface Laptopなのですが、結局どちらのCPUを搭載したモデルを買うべきなのでしょうか。

それについては以下の記事で紹介した通りです。

新しいSurface Laptop 3、13.5インチと15インチどちらが買い?【Intel VS AMD】

 

この記事では、圧倒的にパフォーマンスが高くテクノロジーも最新で、かつ低価格で手に入るとのことで、Intelモデルの方を推奨しました

内蔵グラフィックスの性能だけでいえばAMDモデルのほうが優秀かもしれませんが、それ以外の面についてはほとんどIntelモデルのほうが優秀です。

 

その背景には、以下のような理由があります。

 

アーキテクチャの新しさ

IntelモデルではCorei7-1065G7が採用されていて、今年開発されたばかりのIcelake CPUアーキテクチャとなっています。

しかしAMDモデルではRyzen7-3780Uが採用されていて、アーキテクチャ自体はZen+なので去年のものになります。

そもそもAMDは新アーキテクチャをまず最初にデスクトップ向けCPUに導入し、その半年後くらいにモバイル向けに導入するという傾向にあり、いつもモバイル向けCPUのアーキテクチャは古いです。

一方でIntelは新アーキテクチャをまずモバイル向けCPUに導入する傾向が高いです。

 

それを考えればAMDがあまりモバイル向けCPUに力を入れていないということがわかります。

 

 

なぜあまり性能が高くないAMDモデルを投入したのか

Ryzen7-3780Uが去年のアーキテクチャで、あまりパフォーマンスが高くないということはわかっていたはずなのに、なぜMicrosoftはAMDのCPUを搭載したモデルを投入したのでしょうか。

 

それに、Ryzen7-3780UはSurfaceのためだけに開発され、

「AMD Ryzen™7 3780U MicrosoftSurface®Edition」

と呼ばれます。なぜここまでしてあまり性能の高くないCPUをAMDと協力して開発したのでしょうか。

 

私の意見としては以下の理由があると考えます。

 

次世代モデルに向けての準備をするため

この理由が大きいでしょう。AMDがCPUのシェア率においてIntelを追い越したのは今年の7月ごろのこと、あれはちょうど第三世代Ryzen CPUが発売されたころでした。

7nmプロセスを実現したZen2アーキテクチャを採用した第三世代Ryzenファミリーのパフォーマンスと言ったら絶大なものでした。

まだデスクトップ向けCPUしか発売されていませんが、平均してZen+アーキテクチャから30%以上の性能向上を実現していて、7nmプロセスによる恩恵は相当大きかったのだと思われます。

 

そして先ほども説明しましたが、AMDがモバイル向けCPUを発売するのはデスクトップ向けCPUの半年後以降となっているため、おそらくZen2アーキテクチャを採用した第三世代Ryzen モバイルシリーズは2020年の初期に発売されるものだと思われます。

関連記事:Ryzen5 4500Uは発売される?

 

ネーミングについてはややこしいですが、4000番台となります。

このRyzen5-4500U等についてはZen2アーキテクチャを用いることになるのでZen+アーキテクチャ時代、例えば今回のSurface LaptopのAMDモデルの「Ryzen7-3780U」などのCPUよりもはるかに高い性能を実現するでしょう。

その一方でIntel CPUについては2020年に10nmプロセスを成熟させることに精一杯なので、2020年では7nmプロセスを効果的に活用することのできるAMD製のCPUが優秀になると思われます。

そしてそのあともAMDは6nmプロセス(Zen4)などの開発を絶えず続けてIntelにテクノロジーで勝っていくと思われます。

 

という未来は定かではありませんが、きっとMicrosoftはこのような予想をし、今のうちにAMDのプロセッサを導入して慣れておこうとしたのではないかと考えます。

さらに、Microsoftの力でAMDに、Surfaceに特化したCPUを開発させることができたりするのでより効率的にIntelよりも高いテクノロジーを駆使していけると思われます。

 

これらを踏まえて、もしかすると次世代モデルのSurface LaptopはAMDモデルしか発売されないかもしれないと予想できるのです。

 

 

Intelが力を入れているはずだった「モバイル向け」

以前の記事でも紹介しましたが、Intelはデスクトップ向けCPUで圧倒的にAMDにマウントをとられ始めていて、モバイル向けCPUではなんとか優位に立てている状況です。

Intelは第10世代IceLakeCPUのデスクトップ向けをあきらめている説

 

というか、デスクトップ向けよりもモバイル向けCPUに力を入れ、今後増えていくであろう2in1 PCやほかのデバイスのプロセッサを開発しようとしているのではないかとも思われます。

という風にモバイル向けCPUには力を入れているIntelですが、来年になってSurface LaptopにAMDモデルのみしか存在しないことになったとしたらお先真っ暗なのがわかるかと思います。

いくら何でも来年からもうIntel CPUが採用されなくなるのは早すぎるのですが、AMDのモバイル向けCPUの評判が高くなってしまったらIntelの立場はだんだんとなくなってきてしまうかもしれません。

そしてSurface Laptopに特化したSurface EditionのAMD CPUが採用されていく未来が思い描かれます。

 

 

また、今回発表されたSurface Pro Xではスマートフォンのチップを主に生産している「Qualcomm」のチップをベースにしたCPUが採用されました。

このままSurface Pro用のCPUもQualcommへシフトしてしまうとなると、Intelは重要な顧客を逃してしまうことになります

 

どうなってしまうのでしょうか。

 

 

最後に

このままAMDがずっとIntelの先を駆けていくだろうという言い方で説明してきましたが、私の予想では2022年くらいにIntelがAMDに追いつくとなっています。

この説明については以下の記事で説明する予定です

Intelの7nmプロセス CPUは一体いつになる?【Intel vs AMD】

 

もちろん予想に過ぎないのですが、このままIntelが順調に開発を進めていけば2022年には7nmプロセスCPUを発売することができるはずですので、その辺でAMDの6nmプロセスCPUなどと良い勝負をするのではないかと思います。

 

 

※今回の記事の内容はほぼすべて私の意見であり、勝手に予想したものです。専門家ではないのでこの説を支えるしっかりとした根拠は提示できていない可能性があります。







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期限:2020/08/15

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