まだ登場はしていませんのでもしかしたら知らない人もいるかもしれませんが、既に2020年に新しいPlayStation 5とXbox Series Xが登場することが発表されました。両者の比較については以下の記事をご覧ください。
PS5 vs Xbox Series X【2020年新型ゲーム機頂上決戦】
両者はこれまでのゲーム機とは比べ物にならないくらいの高性能さを実現し、世の中は盛り上がっているところですがそんな中で、ひっそりとその正体を現せつつあるのが「Xbox Series S」です。
この記事ではXbox Series Sとは何なのか? Series Xとの違いについても説明していきます。
この記事を3文で説明すると
- Xbox Series Sも次世代Xboxシリーズの一つで、Series Xよりも低価格・低性能なモデルである
- 性能はSeries Xの半分になると予想されるが、価格も半分の可能性が高い
- 多くの人はSeries Sで満足するだろう
Xbox Series Sとは?
Xbox Series Sというのはコードネーム「Lockhart」で知られる次世代のゲームコンソールになります。そしてこのゲーム機はXbox Oneシリーズの後継となります。特にその中でも、同じ「S」を持つ「Xbox One S」の後継と言えます。
Xbox One Sというのは同世代のXbox One Xに比べて低性能・低価格で製造されたシリーズになります、つまり、Xbox Series Sも同世代のXbox Series Xに比べて低性能・低価格で製造されるのです。
というのがXbox Series Sの立場になりますが、では一体どのような違いがあるのでしょうか?
Xbox Series Xとの違い
それではXbox Series Xとの違いについて説明していきます。
デザイン


デザインについては以前から様々な噂が成されていましたが、公式に発表されたものは以上の通りです。Xbox Series Xをそのまま小さくしたという予想のデザインとは異なり、直方体であることは共通点として持ちながらも、あくまでも別のゲーム機シリーズのようにも見えます。排気口と考えられるメッシュ構造は側面にあり、本体は限りなく薄く設計されています。
そして宣伝文句としては「Next gen performance in the smallest Xbox ever(これまでで最も小さいXboxで次世代のパフォーマンスを)」
一応国立大学を目指している受験生なのでこれくらいは訳せないとまずいですね。この「Next gen」というのは必ずしも「次世代」、つまりXbox Series Xとはまた別の世代の事を指しているわけではなく、「Next gen performance」ですので、「次世代(とも思えるような)性能」という解釈もできます。 つまり、ここでいう「次世代」というのはただ単に「並外れた」という意味を持っている可能性も高いわけです。 しかし、まだXbox Series Sの仕様に関して詳しく発表されていませんので立場については何とも言えない部分があります。
処理装置
次世代のXboxにもパソコンと同じようにCPUとGPUなどのパーツが入っているわけですが、それらの処理装置についてもSeries Xよりは性能の低いものが使われるとのことです。
[dic term=”CPU”]
[dic term=”GPU”]
CPUについては、アーキテクチャは同じAMDのZen2になりますが、コア数及び動作周波数が異なるとのこと。ただし前世代のXbox Oneシリーズ等と比べると明らかにアーキテクチャが進化していますので、確実にXboe One Xよりは性能が高くなるでしょう。
そしてGPUについてもアーキテクチャは同じ、AMDのRadeon Naviベースのカスタマイズされたものになりますが、コア数及び動作周波数が低減されるでしょう。そしてその処理能力としては4TFLOPSになるとのことです。
Xbox Series X及びPS5と比べると半分程度といったところでしょうか。それでもXbox Oneシリーズよりは優秀な性能を発揮してくれそうです。
もしかしたらレイトレーシング等の機能がカットされるのかもしれませんが、少なからずXbox Series Xでできるゲームは最低限出来るわけですからそれなりの性能は確保されているでしょう。ただしXbox Oneシリーズと同様に、高解像度のゲームはXbox Series Xでのみ実現できるようになると思います。少なくともフルHD解像度程度であれば確実にプレイできますが。
記憶装置
処理装置と合わせて、メインメモリも削減される可能性は高いです。
[dic term=”メインメモリ”]
また、ゲームデータや写真、動画などを保存するストレージについてはXbox Series Xと同じオプションに加え、より低容量のオプションが登場すると考えられます。これはXbox Oneシリーズでも見られた違いです。
ただ、低容量のオプションを選んだところでデータの通信速度はXbox Series Xと全く同じになる、つまり同じ高性能SSDを使うことができると思いますので、ゲームのロード時間もかなり短くなるでしょう。
Xbox Series Sでも十分に次世代Xboxを味わうことができるということですね。
なお、現在噂されている最新の情報をまとめたものが以下の画像になります。こちらはTweakTownから共有されたものです。

価格
価格についてもまだ正式にはわかっていませんが、噂ではXbox Series Xの半額以下で購入できるようになるとのことです。そもそもXbox Series Xの価格自体もわかっていない状況なので謎めいた表現ではありますが、具体的には300ドル程度、日本円で3万円ちょっと程度で手に入れることができるとのことです。
ちょうど現在の新品のPS4くらいの価格で購入できるかもしれないということですね。でもその性能は確実にPS4よりも上です。
そのため、多くの人はこのSeries Sが最も適しているでしょう。そしてゲームがとにかく好きな人や、高画質でプレイしたいという人はお高めのSeries Xを選ぶというスタイルになるでしょう。
また詳しい情報が発表されましたらこの記事を更新します。たぶん。