24日にXiaomiから新しいスマートフォン「Mi 9 Pro 5G」が発表されました。この日までに、すでにMi 9 Pro 5Gの噂はされていましたが、この発表ですべてが明らかになったため紹介します。 なお、詳細の仕様については紹介せず、主要なスペックのみ紹介します。
CPU
CPUは「Snapdragon 855+」というものです。
SnapdragonはQualcomm製のCPUで、多くのAndroid端末に搭載されています。そんな中でもSnapdragon 855+は現状で最上位のCPUとなっていて、無印855よりも多少クロックアップしています。
そしてスマートフォンの性能を測る上で最もポピュラーな「AnTuTuベンチマーク」では、まさかの480830点。400000点を超えるともはや実用的ではないレベルで性能がバカ高いので、500000点に近づいているこの「Mi 9 Pro 5G」の性能といったら一体どうなってしまうのでしょう。

ちなみに今誰もが知っているであろうAppleの新製品「iPhone 11」のスコアが460000程度なので、ギリギリMi 9 Pro 5Gの方が性能が高いことがわかります。
参考程度に載せると以下のような感じです。
ここまでくると、その性能必要なのか? って感じですよね…笑
ちなみに私が今使っているスマートフォンはASUSのZenfone4 maxなので、このスコアは54005点です。桁間違ってないですからね。それでも全く不便はありません。
メインメモリ・ストレージ
メインメモリは最大「12GB」です。メインメモリの容量が多いほど、同時処理が得意になってきます。12GBはもはやパソコンでも多いレベルなので、スマートフォンだったら十分すぎるくらいです。
そしてストレージの最大は「512GB」です。512GBもあればどんなに写真を撮ってもいっぱいになることはまずないでしょう。
ただし、あまりにもたくさんの動画を保存したり、アプリを大量に入れすぎるといっぱいになる可能性がありますので、整理は必須です。
組み合わせ
メインメモリ | 内蔵ストレージ |
---|---|
8GB | 128GB |
8GB | 256GB |
12GB | 256GB |
12GB | 512GB |
充電について
続いては充電についてです。スマートフォンを日常生活でそこそこ使っていれば一日一回くらい充電することになると思うので、充電の性能はかなり重要ですよね。
1、有線充電
Mi 9 Pro 5GはUSB Type-Cケーブルを通して充電を行うことができます。
上のリンクに飛べばわかりますが、USB Type-Cでは「PD(パワーデリバリー)」という機能があり、Mi 9 Pro 5Gでは最大40Wで充電を行うことができます。
一般的な充電は1A , 5Vですので、5Wです。そして一般的な急速充電は2A , 5Vですので10Wになります。
40Wということは急速充電の4倍の速度になります。
なので、フル充電が完了するまでに1時間もかからないのです。相当速いですよね。
※もちろんUSB PDで40W以上に対応した充電器をつければの話です。
2、ワイヤレス充電
ワイヤレス充電はここ数年で結構普及してきた、無線の充電方法です。
置くだけで充電ができるわけですが、無線なので有線よりも速く充電できるわけがない、というかかなり遅いみたいなイメージがありました。
ですがなんとMi9 Pro 5Gでは最大で30Wのワイヤレス充電に対応しています。
まだこの技術は発表されたばかりなので30W対応のワイヤレス充電器なんて販売されていませんが、そのうち使えるようになったらものすごく便利になることでしょう。
フル充電を1時間ちょっとくらいで行えるとのことです。
ちなみに、30Wだけでなく、40Wのワイヤレス充電についても開発が進んでいるそうです。
3、そもそもバッテリー容量は
バッテリーの容量は4000mAhです。(細かい数字を除く)
スマートフォンの一般的なバッテリー容量は3000mAhちょいくらいなので、結構大容量な方です。そして、持続時間としても10時間以上は普通に超えるようです。※普通に使った場合
カメラ性能
スマートフォンにおいてカメラ性能も結構重要になってくると思います。
カメラの構成としては
- メイン48MP
- 超広角16MP
- 望遠12MP
※MP = メガピクセル(~百万画素)
となっていて、iPhone 11 Proと比べてみると、
レンズの種類 | iPhone 11 Pro | Mi 9 Pro 5G |
---|---|---|
メイン(広角) | 12MP | 48MP |
超広角 | 12MP | 16MP |
望遠 | 12MP | 12MP |
となっていて、メインレンズには惜しみなく高性能なカメラが採用されているのがわかります。解像度がすべてではありませんが、iPhone 11 Proよりもよりクリアな写真が撮れるということで、カメラ性能は間違いないものになるでしょう。
5Gについて
このスマートフォンは名の通り5G通信に対応しています。
使えるのはまだ中国内だけのようですが、かなり高速な通信ができると発表されました。

4Gモデルが150Mbpsなのに対して、5Gモデルでは単位がギガとなり、
1.78Gbpsとなっています。つまりは1780Mbpsということで、4Gモデルの12倍くらいの速さになります。この数値は実際に行われたテストでたたき出したものらしいので、数年後には日本でもこのダウンロード速度でアプリを入手したりできるかもしれません。
価格
そして最も重要になってくるのは、価格です。
最小構成(8GB , 128GB)で3,699元となっていて、つまりは日本円で56,000円程度となっています。
日本で入手できるのがいつになるのかはわかりませんが、5G対応スマートフォンの中では間違えなく安い方です。
10万円はゆうに超えると考えられている5Gスマートフォンですが、まさかの5万円台から手に入ります。
それでいてiPhone 11よりも性能が良いのですから、これはもう買うしかないです。
併せてお読みください。