SATA、mSATA、M.2 SSD、なにが違うのかを徹底解説

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みなさんこんにちは、今回はSSDの種類を大きく3つに分けた時に出てくる「SATA」「mSATA」「M.2」という3種類がどのように違うのかについて詳しく解説していきます。

SATA接続タイプのSSDとは

まずはSATA接続タイプのSSDになります。

SATA接続というのは、「SATAケーブル」というケーブルを介して接続するタイプとなっていて、マザーボード上のこのような端子に接続します。

(オレンジと青のコネクタ、計4つある)

このコネクタに専用のケーブルを挿し込み、反対側をSSDに装着することでデータ転送を行うことが可能になります。

ちなみにSATA接続タイプでは「2.5インチSSD」という、2.5インチサイズのSSDが使われます。

そして2013年ごろから「SATA 3」という規格が広く普及されてきて、最近のマザーボード上には必ずといっていいほどSATA 3コネクタが存在します。SATA2と同じ形のコネクタなので見分けはつきませんが、転送速度には差が出てきます。

SATA2は3Gbpsで、SATA3は6Gbpsとなります。

mSATA接続タイプのSSDとは

続いてはmSATA接続タイプのSSDになります。

mSATAというのはMini-SATAの略で、通常のSATAコネクタよりも小さいコネクタになっています。

このような接続形状になっていて、SATA電源も束ねてあるため接続に一切配線が必要ありません。 また、mSATA SSDのサイズ自体も非常にコンパクトになっているため少し古いノートパソコンにはよく搭載されていました。

SSD自体はこのような形になっています。

接続部分は先ほどの「SATA接続タイプ」に比べてコンパクトではありますが、内部でSATAの回路につながっているためその速度自体は先ほどのSATA接続タイプと全く変わりはありません。

この後紹介する「M.2スロット接続型SSD」と混同してしまう一つのSSDなので注意しましょう。

M.2接続タイプのSSDとは

続いてはM.2スロット接続タイプのSSDになります。

M.2スロットというのはマザーボードと呼ばれるパーツ上にあるスロットで、最近のマザーボードにはだいたいついています。

ビデオカードを取り付ける「PCI-eスロット」付近に存在していることが多いです。

本体はこのような形状になっていて、先端の接続部分は先ほどの「mSATA SSD」とちょっとだけ似ていることがわかります。

長さはmSATA SSDに比べて少し長いですが、幅についてはこちらの方がコンパクトになっています。そして最大の特徴はそのデータ転送速度です。

M.2スロット接続タイプのSSDには「実質SATA接続タイプ」と「PCI-e接続タイプ」の二つが存在します。

実質SATA接続タイプでは、先ほどまでに紹介したSSDと転送速度は全く変わりませんが、PCI-e接続タイプ(NVMe)は数倍速くなっています。

数値的な転送速度ですと、40Gbpsとなっていて、先ほどまでの6Gbpsよりもはるかに速いことがわかります。

ですが体感ではあまりその差は感じられません。

SSDのチップ自体が変わっているというよりは、PCI-eにネイティブ接続できていることでの恩恵が大きいです。実はSATA接続はSSDではもったいないんですよね。

関連記事:SSDは必須なのか?

結局M.2 SSDとは何なのか

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