進化したAnker Life Q30ヘッドフォンを徹底レビュー【コスパ最強】

最終更新日:

餅は餅屋に任せようという言い回しがありますが、正直餅屋で買わなくてもいいんじゃないかって思ってきたBableTech管理人です。 以前にAnkerの大人気なワイヤレスイヤホン「Soundcore Liberty Air 2」を購入し、そのあとにヘッドフォンも欲しくなったということで同社のワイヤレスヘッドフォン「Soundcore Life Q20」を購入し、しっかりレビューしました。

私が購入した当時、既にQ20が発売されてからそこそこの時間が経っていましたが、このレビュー記事で述べたように非常に品質の良いものでした。

そしてこの度、その後継機となる「Soundcore Life Q30」がAnkerから発売されましたので、徹底レビューしていきます。

なお、まずはこのヘッドフォンの仕様について解説し、そのあとは外国のレビュー記事を基にこのヘッドフォンの評価を行っていきます。

 

 

ズバリ! Anker Soundcore Life Q30を1文で!

  • Soundcore Life Q30Q20と比べてノイキャン機能が進化し、音質も結果的に改善されたが、定価は依然として1万円を切っており非常にコスパが高い

デザイン

正直悔しいです。私がQ20ヘッドフォンを購入してからまだ数か月しか経っていないというのにほぼ同じような値段で更に進化している後継機が登場したわけです。まぁそんなところで悔しんでいても仕方が無いので、とりあえずQ20とQ30を比較していきましょう。 まずはデザインについてです。

 

デザインの比較

 

パッと見あまり変わらないというのが第一印象ですが、よくよく見てみるとQ30の方が何だかスリムになっている感じがします。全体的に細めのパーツでできていて、耳あての部分には金色の「d」のロゴが入っています。イヤーパッド部分はさして変わらないです。 ホームページ上では「より軽い付け心地と素晴らしいフィット感」のように主張されていますが、レビューでは特に二つに差異はないとのこと。 そもそも、個人的には元々Q20の時点で付け心地はこの上なしといった感じだと思っています。 また、Q30もQ20もオーバーイヤーヘットフォンで、耳を覆いかぶせるようなデザインになっています。

Q20ではブルーやシルバーなどのカラーもありましたが、Q30についてはとりあえずはブラックだけのようです。

 

 

仕様を比較(Q20 vs Q30)

続いては製品の仕様を比較していきます。

 

  Soundcore Life Q30 Soundcore Life Q20
再生可能時間 最大40時間(ノイキャンON時)
最大60時間(ノイキャンOFF時)
最大40時間(ノイキャンON時)
最大60時間(ノイキャンOFF時)
ノイキャン 3つのモード+外部音取り込み ON/OFF
充電時間 約2時間(急速充電対応) 約3時間
充電端子 USB Type-C Micro USB
Bluetooth規格 5.0 5.0
対応コーデック AAC / SBC AAC / SBC
ドライバーサイズ 40mm 40mm
周波数応答 16Hz – 40KHz 20Hz – 20KHz(Bluetooth
16Hz – 40KHz(AUXケーブル接続時)

 

Soundcore Life Q20のレビューについては以下の記事をご覧ください。

最近話題のAnker Soundcore Life Q20を徹底レビュー【6000円ノイキャンヘッドフォン】

 

バッテリー&充電

以上のようになっています。再生可能時間は同じで、Q30のレビューでもしっかりと60時間聞けることが確認できているようです。ちなみに私はQ20を使っていますが、確かにノイズキャンセリングをONにしていても40時間程度バッテリーが持っている印象です。 バッテリーは同じかもしれませんが、充電については大きく変わりました。

従来のQ20についてはUSB Micro-B端子となっていて、急速充電等はサポートされておらず、充電に3時間が必要でした。 ですがQ30では新しくUSB Type-C端子がサポートされ、急速充電もサポートされました。おそらくこの急速充電というのは10W程度のもので、USB PD(最大100W)レベルのものではないのでごく一般的な充電器で行えるかと思います。

そういうわけでUSB Type-C端子をフル活用できているわけではありませんが、でも現在多くの製品がUSB Type-Cを採用してきていますので、USB Type-Cで統一してくれるとケーブルがすっきりしてありがたいですよね。 これでもうMicro USBを忘れることができるでしょう。

 

 

ノイズキャンセリング

ノイズキャンセリング関係についてもいくつか変更点があったようです。

まず、従来にはなかった「transparency mode(透明モード)」と呼ばれるモードが追加されました。わかりやすい日本語になおすなら、「外部音取り込みモード」ですね。 このモードへは、ヘッドフォンのサイド部に長めに手を当てることで移行することができます。移行すると周りの音が聞こえるようになるので、ヘッドフォンを外さずに周りの人と会話をすることができます。 長い間会話するのには向いていませんが、例えば電車の中で乗務員と会話する時など、短時間で済む場合に活躍するでしょう。

また、Soundcoreのアプリをダウンロードすることで音質を調整することができる上に、ノイズキャンセリングのモードを変更できるようになりました。

 

  • 外出モード:車両の音や風の音をカット
  • 交通機関モード:(車内で)飛行機のエンジン音や電車のモーター音をカット
  • 室内モード:人の話し声等をカット

 

この三つとなっています。どれも雑音の種類が異なりますので、それぞれに対応することでより確実にノイズキャンセリングを行うことができそうですね。

個人的に、Life Q20の時点でそこそこ優秀なノイズキャンセリング性能を実現できていると感じていますが、Q30のレビューでは更に優秀になったと紹介されています。Soundcore Lifeシリーズの事なのでおそらく、強すぎず耳に負担がかからない範囲でしっかりとキャンセリングできる程度の機能に仕上がっているでしょう。

 

通信

Bluetooth 5.0接続であることや対応コーデックについては差異が無いようです。また、一度に二台のデバイスに接続することができる点もQ20と変わりありません。ただ、Q30ではデバイスへの接続の方法が一つ追加されました。それは「NFCペアリング」です。NFC通信をサポートしているスマートフォン(SuiCaが使えたりする)であればスマートフォン本体をヘッドフォンの所定の場所に近づけることですぐにペアリングを行うことができるという便利な機能です。

正直既にBluetooth通信性能が高く、もはやヘッドフォンの電源を入れた瞬間に近くのデバイスとすぐに接続してくれるくらいの優秀さはありましたが、近くに複数のデバイスが存在しているとき、特定のデバイスに接続したい時に活躍しそうな機能ですね。

 

 

音質

問題はヘッドフォンとしての最大の役割、そう「音楽の再生」についてですが、こちらについては、ドライバーなどに差異が無いためそこまでの音質の変化は見られないという意見が多いです。 ただし、専用のアプリをインストールすることで多くのイコライザーを利用することができます。 そうすれば曲にあった音質で視聴することができるので結果的にQ20よりも高音質と言えることができるでしょう。 また、ノイズキャンセリング機能が全体的に改善しているので、そのノイズキャンセリング環境下での音楽の視聴はより快適なものになっていると思われます。

ただ、Q20を使っている身としては、何となく音楽を聴くときはノイズキャンセリングはオフにした方が良いイメージです。少し圧迫感が出てしまうんですよね。

 

Soundcoreの専用アプリ

買うべきか?

Q20を持っているからこそ言えるのかもしれませんが、私としては欲しくてたまらないですね。Q20も十分良いですが、その後継機がこんなにも早く登場するのならもう少し待っておけば良かったとすら思っています。 Q20について、最初は1万円以下でアクティブノイズキャンセリング機能搭載ということに関して少し懐疑的な印象はありましたが、いざ使ってみると1万円以上のヘッドフォンとさして変わらないくらいの品質となっていて、非常に感動しました。

そのため、今回更にノイズキャンセリング機能が進化したということでかなり期待しています。 それでいて定価はQ20とほぼ変わらないのでこれはお買い得ですね。 記事作成時点ではまだ日本では購入できないようですが、すぐに日本でも買えるようになると思うので是非購入してみてください。

1万円以上するヘッドフォンを購入し、使ったことが無い人であれば必ずといっていいほど感動する商品かと思います。 ただ、さすがに数万円もするような商品と比べてしまうと難しい点はいくつかあるようです。

 

購入はこちらから

Amazon

    Rakuten

      ※商品が表示されない場合は上のAmazon等のタブをクリックしてください

      Amazon

        Rakuten

          ※商品が表示されない場合は上のAmazon等のタブをクリックしてください

           

          参考記事:https://www.androidcentral.com/anker-soundcore-q30-review

          現在Amazonでタイムセールが実施されていますが、BableTech管理人がその中でもお得なものを厳選しました!!

          【Amazonタイムセール】CPU等の自作PCパーツが20%以上割引されてて笑えてきた【速報】


          関連記事

            人気記事

            じゅんき
            BableTech再整備中です10月頃にまた本格的に始動する見込みです。ちなみに管理人20歳の情報系大学生です。忙しいです(泣)

            記事内用語

            詳細ページ