Microsoftからは新しいSurface Laptop、Appleからは新しいMacbook Pro 16インチモデルなどが発売され、次々と高性能でお高いノートパソコンが増えてきています。しかしSurace Laptopほどの性能はいらないからもっと安く安定したノートパソコンを手に入れたいという人もいると思います。
この記事では新品で購入できる高コスパのノートパソコンではなく、あえて「型落ち品」に注目して、まだまだ使える型落ちノートパソコンを3つ厳選して紹介したいと思います。
型落ちノートパソコンの魅力とは?
急に厳選した3つの型落ちノートパソコンを紹介するのもなんだかせわしい感じがするので、まず最初に型落ちノートパソコンについて少し語らせていただきます。 まずはその魅力についてです。
1.コスパがかなり高い
型落ちと言っているくらいですから最新のノートパソコンに比べたら性能がうんと低いだろうと考えてしまうかもしれませんがそれは間違えです。
型落ち品でも、その時代でそこそこ高性能の位置付けにいたノートパソコンのほとんどは今の時代でも何の問題もなく使えたりします。 今販売されている低性能・低価格のノートパソコンよりも5年前の型落ち高性能ノートパソコンの方が高性能で、より低価格(中古ですが)で販売されているなんてこともたくさんあります。
つまりは、新品の低価格ノートパソコンを購入するよりもうんとコストパフォーマンスが高いのです。
2.無駄な機能が少ない
最近のノートパソコンは、低価格のモデルでも指紋認証機能がついていたりSSDが搭載されていたり解像度がやたら高かったりなどしてプラスαの機能が多く搭載されていたりします。
ですが型落ちノートパソコンは数年前のものなのでそれらの機能がカットされていたりしてコストが削減されている場合が多いです。
もちろんそれらの機能が欲しいという方にとっては残念なポイントかもしれませんが、指紋認証機能等があっても使わないという人にとっては無駄が少なくて適切です。
3.意外と簡単にセットアップできる
中古のノートパソコンだとしっかりとした保証がついていなくて使えるようにするまでのセットアップを一人でやるのが大変そうだと考えてしまう人は多くいると思います。ですが中古パソコンは一度使われたパソコンですのである程度使えるようになっている状態のものが多いです。電源をつけただけでもうWindows 10が使えますよなんてこともたくさんあるわけですね。
その一方で新品で購入したノートパソコンの方がセットアップが大変だったりします。
4.初期不良がない
初期不良の捉え方にもよりますが、型落ちの中古ノートパソコンの場合初期不良という事件が発生しないです。新品の場合は工場で製造されてからのファーストオーナー(一番最初の消費者)となるので初期不良があるノートパソコンをひいてしまう可能性がありますが、中古の場合はセカンドオーナーとなる、つまりは以前に使ってた人がいるということなのでしっかりと動作していたことが保証されています。 中には動作する保証のない「ジャンク」と呼ばれる状態のものもありますが、しっかりと「動作品」と記載されているなら初期不良が起きることはまずないでしょう(配送時のトラブルはあるかもしれませんが)
型落ち中古ノートパソコンを購入するときの注意点
一方で気をつけなければならないこともあります。
1.しっかりとした保証はついていない場合が多い
型落ちノートパソコンに限った話ではありませんが、中古のパソコンというのは基本的に新品ものものに比べて保証が薄いです。中には手厚く保証してくれる企業もありますが、ほとんどは「中古品だから保証はつきません」と説明されていたりします。
万が一トラブルが起きても自分で対処してやるくらいの心構えは欲しいところです。ちなみにトラブルが発生しても整備がしやすいというのも型落ちノートパソコンの利点です。
2.必ずしも安いとは限らない
中古品だからって新品よりも必ずしも安いとは限りません。科学技術はどんどん進歩してきているので、中古のノートパソコンよりも新品の安いノートパソコンの方がコストパフォーマンスが高いなんてこともなきにしもあらずです。
そのため必ず新品のノートパソコンもサーチしましょう。
また、メルカリ等のフリマでは明らかなぼったくり価格が設定されていることもあるので注意しましょう。
関連記事:メルカリでパソコンを購入するときに注意すべきことを解説
おすすめの型落ちノートパソコン厳選3選
それでは私が推奨する型落ちのノートパソコンを3つ紹介していきます。ここで紹介するものは全て中古品なのでご注意ください。また、用途としては重いゲームプレイなどの重い処理ではなく、Officeソフトの利用、Web閲覧、動画閲覧等を想定しています。
1.Fujitsu FMV LIFEBOOKシリーズ
トップバッターは安心安全日本の富士通製のノートパソコン「LIFEBOOKシリーズ」になります。

上のリンクは検索結果画面になりますが、一例として以下のような商品が見つかりました。
仕様 | LIFEBOOK A574/H |
---|---|
CPU | Corei5-5300U |
メインメモリ | 4GB |
ストレージ | SSD 128GB |
画面 | 13.3 インチ( 最大解像度 1920 x 1080 ) |
参考価格 | 24,000円 |
仕様は以上の通りです。CPUには2014年製のCorei5が使われています。今となっては昔のCPUではありますが、それでもCorei5ですからオフィス等の軽いソフトならかなり快適に動作させることができます。
そしてメインメモリが4GBということで少し不足気味なのでは?と感じる方は多いかもしれませんが、実際のところゲーム等の重い処理をしなければ4GBで十分です。ちなみに私が使っているLIFEBOOKには2011年製のCorei5が搭載されていて、メインメモリも4GBだけですが、安定して動いています。
そしてストレージはまさかの高速SSDです。中古パソコンといったら普通はHDDしか搭載されていないイメージですが、こちらは中古なのにSSD搭載です。
更に画面解像度もフルHDとなっていて、かなりきめ細かいです。それでいてお値段たったの24,000円です。ただこちらは中古品になりますので、売り切れている場合があります。それでも、この商品に限らず「Corei5 4xxx」や「Corei5 5xxx」等のCPUを搭載した中古の富士通LIFEBOOKは大体コストパフォーマンスが高いですので、是非他の商品も探してみてください。
2.Panasonic Let’s Noteシリーズ
続いてはPanasonicのLet’s Noteシリーズです。

上のリンクは検索結果画面になりますが、例えば一例で以下のような商品がありました。
仕様 | Let’s Note CF-AX2 |
---|---|
CPU | Corei5-3337U |
メインメモリ | 4GB |
ストレージ | SSD 256GB |
OS | Windows 10 Pro |
画面 | 10.1型 1366×768 |
保証 | 100日 |
参考価格 | 20,000円 |
仕様は以上の通りです。CPUは先ほどのLIFEBOOKよりも一年ほど前のCorei5シリーズになりますが、普段使いなら十分の性能があります。そしてメインメモリは先ほどと同じ4GBとなっています。
ストレージは先ほどのものはHDDでしたが、こちらはなんとSSDが搭載されています。寿命が短いと懸念されるSSDですが、こちらの商品にはなんと新品のSSDが搭載されています。なので少なくとも1年間くらいは何の問題もなく使えるでしょう。容量も256GBとなっていて、普段使いには十分だと思います。
そしてOSは最新のWindows 10 Proです。画面は先ほどのノートパソコンよりは小さくなりますが、10.1インチとなっていて非常にコンパクトです。
Let’s Noteシリーズ自体コンパクトなのが売りみたいなところはあると思います。解像度はHDよりも少し大きいといった感じですが、ディスプレイサイズが小さいのでこの解像度で十分でしょう。
保証期間は100日間です。中古パソコンに不具合があるとしたらだいたい100日以内に現れてくるので、100日間という保証期間はなかなか安心できるものですね。
そしてお値段は先ほどのものよりもさらに安くなって、20,000円程度です。
中古品ということでもうこの商品は完売してしまったようですが、似たような仕様の中古Let’s Noteがたくさん販売されていますので、是非探してみてください。おすすめなのは上の商品と同じIntelの第3世代Corei5(Corei5-3xxx)あたりを搭載しているものです。
3.Lenovo ThinkPadシリーズ
続いては世界最大級のパソコンメーカー「Lenovo」のノートパソコン「ThinkPad」になります。

上のリンクは検索結果画面になりますが、この検索で一番最初に楽天市場で出てきた商品として以下のようなものがありました。
仕様 | ThinkPad X240 |
---|---|
CPU | Corei5-4210U |
メインメモリ | 4GB |
ストレージ | SSD 256GB |
OS | Windows 10 Pro |
画面 | 12.5インチ 1,366×768 |
保証 | 初期保証1週間 + 動作保証1ヶ月間 |
参考価格 | 25,000円 |
仕様は以上の通りです。
CPUは第四世代のCorei5を搭載していて、普段使いには十分の性能があります。メインメモリは4GBで、ストレージは256GBのSSDです。先ほどの商品と同じで大容量のSSDを搭載しているので型落ち品とは思えないほどサクサク動作するでしょう。
そしてOSは最新のWindows 10 Proです。
解像度はフルHDに届いていませんが、そもそも画面サイズが12.5インチと、かなり小型になっているので体感ではフルHD同等でしょう。
保証は1週間の初期保証に加えて1ヶ月間の動作保証です。初期保証については特に理由がなくても返品することが可能みたいなので、とても安心ですね。もちろん気に入らなかったという理由で返品しても大丈夫なのです。
お値段は25,000円となっています。
LenovoのThinkPadシリーズを新品で購入しようとすると高価なイメージがありますが、中古品はなぜか高コストパフォーマンスになっています。それはこの時期だからかもしれませんね。
とりあえず今の時期、中古のThinkPadは非常におすすめですので、是非購入をご検討ください。