ついにIntelがグラボ市場に介入?「Xe」GPUの性能を考察してみる

投稿日:2019年12月5日
更新日:

パソコンの重要な処理装置として「CPU」「GPU」があります。そして、GPUの「グラフィックボード」市場ではAMD社Nvidia社が最も有名でしょう。

ですが来年から、CPUでおなじみのIntel社がグラフィックボード市場に介入してくるそうです。最初に投入されるグラフィックボードは「Xe」と呼ばれるアーキテクチャを用いたものになります。この記事では、Xeアーキテクチャについて深掘りし、グラフィックボードの性能がどのようになるのかを考察してみます。

 

この記事を1文で説明すると

  • IntelのdGPUの最上位モデルはRTX 2080 tiの性能を上回る可能性が高い
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モバイル向けGPUだけでなく、デスクトップ向けGPUにまで手を出し始めるIntel。

最初に、Intelがグラフィックボードを生産することについて少しお話しておきます。

 

これまではモバイル向けCPUの内臓グラフィックスに力を入れてきた

Intelのメインストリーム向けCPUのほとんどは内臓グラフィックスと呼ばれる、CPUパッケージに同梱されるGPUをもっています。

この内臓グラフィックスがあれば外付けでグラフィックボードをつける必要がないのでゲームなどをしない人にとっては手軽で非常に良いです。

 

ただ、内臓グラフィックスが活躍するのはどんな状況でしょうか。もしも最新の重いゲームをプレイしたくなったとして、グラフィックボードを搭載したいと考えた時に、デスクトップパソコンであれば外付けのものを楽に取り付けることができると思います。ですがノートパソコンだと外付けグラフィックボードを取り付けるスペースなどなく、メーカーがゲーミングノートパソコンを生産するときも、モバイル向けのグラフィックボードを無理やり搭載している形になっています。

そんなときにCPU内臓グラフィックスの性能が高くて、最新のゲームでもサクサクプレイできるくらいの力があれば非常に便利ではないでしょうか。

 

そこでこれまでCPU内臓グラフィックスのみを生産してきたIntelは、内臓グラフィックスが活躍する「モバイル向けCPU」により性能の高い内臓グラフィックスを搭載しようと考えたのでしょう。

それを裏付ける証拠として、第10世代CPU二種類(Icelake , Cometlake)のうち、現時点でモバイル向けにしか投入されないIcelake CPUの方によりこだわった内臓グラフィックスが搭載されたモデルが存在します

 

Cometlake CPUではIntel UHD Graphicsしか搭載されませんが、Icelake CPUではCorei7-1065G7にIntel Iris Plus Graphicsという、より性能の高い内臓グラフィックスが搭載されます。

二つの性能差はこのグラフを見れば一目瞭然です。明らかにIcelakeの方に力を入れられています。

Cometlakeにのみデスクトップ向けCPUが登場するようなので、第10世代デスクトップ向けCPUの内臓グラフィックスはあまり重視されていないようです。これは、先ほども言いましたが、外付けGPU(dGPU)を取り付けることによってより性能の高いGPUを手軽に取り付けられるためですね。

 

少々前置きが長かったですが、この「dGPU」いわば「グラフィックボード」をIntelが2020年から生産しようとしているみたいです。

これまでのようにモバイル向けCPUの内臓グラフィックスにも力を入れ、Icelakeの次の世代「Tiger-lake」にて「Xe」アーキテクチャを搭載した内臓グラフィックスを導入します。Icelakeの内臓グラフィックスも非常に優秀ですが、このTigerlakeの内臓グラフィックスについてはIcelake比でほぼ倍になることが期待されるそうです。

そしてこの「Xe」アーキテクチャをデスクトップ向けグラフィックボードにも採用することで、dGPU市場を新たに動かそうとしているわけです。

 

つまりIntelはモバイル向けCPUの内臓グラフィックスだけでなく、デスクトップ向けのグラフィックスまで力を入れようとしているわけですね。

 

IntelのdGPUのイメージ図、完全にグラフィックボード
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Xeアーキテクチャグラフィックボードの性能を予想

さて、前置きが非常に長くなってしまいましたが、今回はXeアーキテクチャを用いたIntelのdGPUの性能を予想していくのが本題です。

 

AMD RX Vega 11とIntel Iris Plus (Icelake G7)の関係

AMD RX Vega 11は、AMDのモバイル向けCPUの一部に搭載されている内臓グラフィックスになります。

そしてこのVega 11とIcelakeの「Corei7-1065G7」に搭載されている「Iris Plus」の性能を比較してみると

 

参考:https://www.notebookcheck.com/Intel-Iris-Plus-Graphics-G7-Ice-Lake-64-EU-Notebook-GPU.422786.0.html

https://www.notebookcheck.net/AMD-Radeon-RX-Vega-11-GPU.278628.0.html

 

このようになり、ほぼ同じとなっています。

 

また、Xeアーキテクチャの情報として

Xeアーキテクチャでは前世代のgen11(Icelakeの内臓グラフィックス)アーキテクチャに比べて2倍くらい性能が高くなる

https://wccftech.com/and-then-there-were-three-intel-powers-on-first-xe-dgpu-based-on-10nm-process/

というのがあるため、単純計算でTigerlakeの内臓グラフィックスはVega11のほぼ2倍の性能になるかもしれません。しかも上のページと比べてみるとVega 11とTigerlake内臓グラフィックスの消費電力はほぼ同じになることがわかります。

 

AMD RX Vega 11とRX Vega 64の関係

RX Vega 11の「11」は実行ユニット数を表しています。そしてそれが64個に増えたのが、あのハイエンドdGPU「Radeon RX Vega 64」です。

つまり、CPU内臓グラフィックスを強化し、dGPUにした例です。

このときRX Vega 64の性能はRX Vega 11と比べると

おおよそ5倍といったところです。

 

Tigerlake内臓グラフィックスとIntelのdGPUの関係

この二つはどちらもXeアーキテクチャを搭載するため、先ほどのVega 11とVega 64の関係に似ています。

そしてVegaアーキテクチャのほぼ二倍くらいの性能を発揮できると考えると

 

以上のような性能になると期待できます。実際にはコア数やクロック数の問題でここまでの性能は出ないと思うのですが、最上位モデルではNvidiaのRTX 2080 tiを上回ってくる性能を保有しているでしょう。

私が投稿した前の記事に登場している情報ですと

Tigerlake CPUに搭載予定の「Xe」グラフィックについて【Intel】

 

出典:https://www.techspot.com/article/1898-intel-xe-graphics-preview/

最高構成の4096コア時(512)にRTX 2080 tiの性能をわずかに上回るとなっています。

 

なので重たいゲームでもサクサク動かすことができるでしょう。

 







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