Intelの第10世代デスクトップ向けCPU「Comet Lake-S」については去年から噂されていましたが、ついに発表間近となりました。
そしてこの度、Comet Lake-Sシリーズのメインストリーム上位モデルと考えられている「Core i9-10900K」のベンチマーク結果が発見されましたので、その性能について紹介していきたいと思います。
この記事を2文で説明すると
- Core i9-10900Kの性能はCore i9-9900Kよりも30%程度高く、Ryzen9-3900Xと同等性能を保有する
- 価格についてもRyzen9-3900Xと同等になると考えられている
Core i9-10900Kの性能
冒頭でも説明しましたが、Core i9-10900Kは第10世代デスクトップ向け「Comet Lake-S」ラインナップにおいてオーバークロックを行うことができる上位CPUになります。今後もしかしたら「Core i9-10900KS」のようなCPUも登場するかもしれませんが、現時点では最上位だと考えられています。
そしてその性能が、CPUのベンチマークでおなじみの「Geekbench」にて公開されました。
Geekbenchで判明、その性能とは?

これはGeekbench v5のスクリーンショットです。v5で投稿され、「Core i9-10900K」と表示された初めての結果になります。
シングルコア性能は1437、そしてマルチコア性能は11390となっていますが、一体他のCPUと比べたらどの位置にいるのでしょうか。
比較
それでは比較用に、「Core i9-9900K」「Core i9-9900KS」、それから最近登場したIntel HEDT(ハイエンド・デスクトップ向け)の「Core i9-10900X」、「AMD Ryzen 9-3900X」を投入します。
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マルチコア性能についてはだいたいCore i9-9900Kから30%程度性能が向上しています。 そして全コア5.0GHzまでブーストする「Core i9-9900KS」に、シングルコア性能で勝っていますので非常に優秀です。
また、メインストリームとはまた違うHEDT用の「Core i9-10900X」にも若干勝っていて、もはやHEDT用CPUの立場が無い状況です。
コア数でリードをとられたためか、Ryzen9-3900Xにはマルチコア性能で破られていますがシングルコア性能では余裕をもって勝っています。なお、あくまでも1つしか結果がありませんので信頼性は薄れています。
価格
このCPUが非常に優秀であることはわかりましたが、本当に優秀かどうかは価格も考慮しないとわかりません。
現在噂されている価格としては日本円で約6万円台前半となっています。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
Intel第10世代デスクトップ向けCPUのラインナップを解説【Comet Lake-S】
そして現在AMD Ryzen9-3900Xが市場で6万円台前半で売られていることを考えると、激しくぶつかり合うことにはなりそうですね。