ついにIntelから第10世代ハイエンド・モバイル向け「Comet Lake-H」シリーズが発表されました。
この記事を2文で説明すると
- 第10世代ハイエンドモバイル向け「Comet Lake-H」においては、Core i7 , i9はすべて5.0GHzを超え、最上位モデル(Core i9-10980HK)は5.3GHzとなった
- 全体的にクロック数が上がった
ラインナップ
ラインナップは以下の通りです。
Comet Lake-H
型番 | コア/スレッド | TDP | ブースト/ベース周波数 |
---|---|---|---|
Core i9-10980HK | 8 / 16 | 45W | 5.3 / 2.4 GHz |
Core i7-10875H | 8 / 16 | 45W | 5.1 / 2.3 GHz |
Core i7-10850H | 6 / 12 | 45W | 5.1 / 2.7 GHz |
Core i7-10750H | 6 / 12 | 45W | 5.0 / 2.6 GHz |
Core i5-10400H | 4 / 8 | 45W | 4.6 / 2.6 GHz |
Core i5-10300H | 4 / 8 | 45W | 4.5 / 2.5 GHz |
Coffee Lake-H(前世代)
型番 | コア/スレッド | TDP | ブースト/ベース周波数 |
---|---|---|---|
Core i9-9980HK | 8 / 16 | 45W | 5.0 / 2.4 GHz |
Core i9-9880H | 8 / 16 | 45W | 4.8 / 2.3 GHz |
Core i7-9850H | 6 / 12 | 45W | 4.6 / 2.6 GHz |
Core i7-9750H | 6 / 12 | 45W | 4.5 / 2.6 GHz |
Core i7-9750HF | 6 / 12 | 45W | 4.5 / 2.6 GHz |
Core i5-9400H | 4 / 8 | 45W | 4.3 / 2.5 GHz |
Core i5-9300H | 4 / 8 | 45W | 4.1 / 2.4 GHz |
注目すべきモデルは何といっても「Core i9-10980HK」でしょう。モバイル向けでありながら最大周波数「5.3GHz」というモンスターCPUになっています。また、Core i7シリーズはすべて5.0GHzを超えていて、Core i9-x880Hシリーズが無くなり、Core i7-x875に置き換えられた分Core i7にも8コア16スレッドのものが登場しました。
基本的には「動作周波数が全体的に上がった」というのがポイントでしょう。
特徴
この第10世代ハイエンドモバイル向け「Comet Lake-H」CPUは14nmアーキテクチャの「Comet Lake」シリーズの一つですので、最新のWi-Fi 6をサポートしている上にThunderbolt 3をCPU単位でサポートしています。
その上、Optaneメモリもサポートしています。
登場
このCPUシリーズを搭載したノートパソコンは数週間以内に手に入るでしょう。基本的に「ハイエンド・ノートパソコン」に搭載されるため、多くはゲーミングノートPCになるかと思われます。
恐らくNvidiaのRTXシリーズGPUと最強のタッグを組むことになるでしょう。
また、次世代のApple「MacBook Pro 16インチモデル」の最高構成時用のCPUとしても活躍すると考えられています。