現実とはかけ離れて粗いブロックをただただ積み立てていたMinecraftにもついに一筋の光が射してきました。 そしてようやくMinecraft with RTXが誕生しようとしています。
文字通りRTXの「レイトレーシング機能」をふんだんに用いる新たなMinecraftになりますが、レイトレーシング機能は次世代の技術ですから、それだけ高性能なパソコンが必要になります。
この記事ではMinecraft with RTXを快適にプレイするための必要スペックについて徹底解説していきます。
Minecraft with RTXについては以下の記事をご覧ください。
ついにMinecraftが公式でレイトレーシングをサポートする【RTX】
ズバリ! Minecraft with RTXの必要スペックは?
- 必須スペック:Core i3-9100F / 8GB / RTX 2060
- 推奨スペック:Core i5-9400F / 16GB / RTX 2070
なぜ重くなるRTX?
恐らくマインクラフトを快適にプレイするためのパソコンを揃えるのに苦労した人はそこまでいないでしょう。それもそのはず、一般的な3Dゲームとは違ってあらゆるパーツのテクスチャにそこまでのリアリティが無いので、グラフィック処理もそこまでハードなものではありません。
しかしこの度次世代の「レイトレーシング機能」がマインクラフトに導入されるということで高性能なパソコンが必要になるのではないかと思いを巡らせる人も多いでしょう。ではなぜレイトレーシング機能においては高い処理性能が必要なのでしょうか?
レイトレーシングとは?
[dic term=”レイトレーシング”]
レイトレーシングというのは一言で言えば「光の流れをよりリアルにする技術」ということです。 なんだよ光だけかよって思うかもしれませんが、世の中の色が見えているのはすべて光があるからです。つまり光の動きを現実のそれに近づければかなりリアルに世界を描くことができるのです。
そして具体的にレイトレーシング(Ray Tracing)では光の最小単位「光子」に近いものを使ってシミュレーションすることで、モノに光が反射したときの見え方等を再現することができます。

例えばレイトレーシングの効果が最も現れると言われているのは鏡に反射した景色です。もちろん今までも忠実に鏡の中の世界を描いてきましたが、レイトレーシングは実際に物体の光が鏡に反射する様子をすべてシミュレーションしていますので本物の鏡と全く同じように見えます。
光の量
もちろんレイトレーシング処理を行うのは鏡が登場したときだけではありません。先ほど「世界は光で成り立っている」と言いましたが、まさにその通りで、ほぼどんな場面においてもレイトレーシング機能を活用することができます。
そして光子レベルのシミュレーションを行うため、その処理量は莫大なものになります。そしてレイトレーシングは特殊な処理であることもあって、Nvidia製のGPUでは専用の「RTコア」を持っているGPUでのみレイトレーシング処理ができます。
つまりレイトレーシングというのは専用のコアを取り付けないとうまく処理できないくらい重たい処理なのです。ただ、専用のコアが無くてもできることにはできます。
必須スペック
まず最初はMInecraft with RTXの必須スペックについてです。
[dic term=”必須スペック”]
海外のメディア「Tom’s Hardware」さんはベータ版のマインクラフトRTXでベンチマークを計測していましたので、そちらを紹介します。

こちらはNvidiaのRTX 2060を用いた時のフレームレートの結果です。上の結果も含めて考えると、必須スペックについては以下となるでしょう。
必須スペック | |
---|---|
ディスプレイ | 1280 x 720 (HD) @30Hz |
OS | 最新のWindows 10 64bit |
CPU | Intel Core i3-9100F / AMD Ryzen3-3200G |
メインメモリ | 8 GB DDR3 |
グラフィックス | Nvidia RTX 2060 |
やる気 | そこそこ必要 |
CPUがそこまで足を引っ張っているようにも見えないので、CPUは最新のCore i3程度の性能があれば十分です。 そしてメインメモリについても8GBで十分でしょう。内蔵グラフィックスを使うわけでもないのでDDR3メモリでも耐えそうです。
そしてグラフィック処理についてはレイトレーシングが使えるNvidiaのエントリーGPUということで「RTX 2060」です。
グラフからも、RTX 2060があればプレイに支障が出ることはあまりないと思います。 もちろん設定にもよります。これはだいたいHDからフルHD程度の画質でプレイするときの必須スペックです。
RTX 2060は以下の商品がおすすめです。
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やはりゲーミングパソコンと言ったらパソコン工房ですね。またしてもコスパモンスター品を見つけてしまいました。
パソコン工房 LEVEL-M0B6-i5F-ROR | |
---|---|
CPU | Intel Core i5-9400F (最強) |
メインメモリ | DDR4 8GB(良い) |
ストレージ | 240 GB SSD 1 TB HDD(最強の組み合わせ) |
グラフィックス | Nvidia RTX 2060(最強) |
サイズ | ミニタワー(コンパクト) |
全て先ほどの必須スペックを満たしています。ストレージはSSDとHDDにちょうど良い組み合わせになっているので完璧ですね。
推奨スペック
続いてはより高設定で快適にプレイしたいという人向けの「推奨スペック」についてです。
[dic term=”推奨スペック”]
こちらもTom’s Hardwareさんの調査を参考にしましょう。

こちらはNvidia RTX 2080 Tiを用いた時の結果です。画素数はフルHDです。
この結果より、推奨スペックは以下の通りです。
推奨スペック | |
---|---|
ディスプレイ | 1920 x 1080 (フルHD) @60Hz |
OS | 最新のWindows 10 64bit |
CPU | Intel Core i5-9400F / AMD Ryzen5-3600 |
メインメモリ | 16 GB DDR4 |
グラフィックス | Nvidia RTX 2070以上 |
やる気 | かなり |
快適にプレイするならやはりディスプレイはフルHD以上が良いでしょう。そしてCPUについては最新のCore i5程度の性能があれば十分です。
メインメモリは16 GBのDDR4があれば困ることはあまりないでしょう。メインメモリよりはどちらかというとグラフィックボードについているビデオメモリの方が重要です。
そしてグラフィックスはNvidiaのRTX 2070以上のものがあればフルHD設定だったらかなり快適にプレイできます。 ただ、4K解像度等でプレイしたい人はRTX 2080および2080 Tiは欲しいところです。
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玄人志向製のものは安定して安いのでお勧めです。
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またしてもパソコン工房で良いものを見つけてしまいました。
パソコン工房 LEVEL-M040-i5K-TWX | |
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CPU | Intel Core i5-9600K (最強) |
メインメモリ | DDR4 16GB(最強) |
ストレージ | 500 GB NVMe SSD |
グラフィックス | Nvidia RTX 2070 SUPER(神) |
サイズ | ミニタワー(コンパクト) |
CPUはCore i5-9600Kで、オーバークロックをサポートしている最強のものになります。そしてメインメモリは16GBのDDR4となっていて、ストレージは超高速通信ができる「NVMe」対応の500GBになります。
グラフィックスはRTX 2070が更に進化した「RTX 2070 SUPER」を積んでいるので、フルHDプレイではこの上なしに快適にプレイできることでしょう。
以上、生まれ変わったマイクラの世界を楽しんでくださいねー。