【仮想現実】Microsoft Flight Simulator VRの必要スペックを解説【パイロット気分】

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2020年という年は非常にゲーム界が盛り上がった年になりそうです。ゲーム機としてはMicrosoftから新しいXbox Series Xが登場し、SonyからPlayStation 5が登場するなどのイベントがありました。 そしてゲーム機ではなく、ゲームソフトについてもいくつか興味深いものが登場しています。 その一つにMicrosoftの「Flight Simulator」があります。名前通り飛行機のシミュレーターゲームとなっていて、マップが実際の航空写真だったり気候まで細かく再現されていたりと、非常にリアルなシミュレーターとなっています。

そしてこのゲームを更にリアルにさせるべく、なんとVR版もプレイできるようになるとのことです。 その際には、通常のディスプレイ版よりも高い性能が必要になってきます。

そこでこの記事では、Microsoft Flight Simulator 2020 VRの必要スペックについて紹介していきます。

 

 

この記事を2文で説明すると

  • Microsoft Flight Simulator VRではパイロット視点をリアルに味わうことができる上、操作がしやすいなどのメリットがある
  • 最低スペックはCore i5-8400 , GTX 1080

フライトシミュレーターVRのココがすごい

早速MicrosoftがVR版のベータ版のために公開したパソコンの必要スペックについて紹介していきたいところですが、その前にそもそも、このMicrosoftフライトシミュレーターをVRでプレイすることでどんな体験をすることができるのかについて紹介します。

 

信じられないほど没入型の体験

Flight Simulatorの公式ホームページで掲載されていたVR版の目標の和訳をそのまま見出しにしてみました。

[dic term=”VR”]

当然ながら、VRでプレイすることでよりリアルなゲーム体験になります。特にシミュレーターゲームでは基本的にパイロットの視点でプレイすることが多いため、VRにすることであたかも自分がパイロットになったかのような感覚を手に入れることができます。VRってそういうものですよね。

また、フライトシミュレーターはその特性上、主人公自体が自分の足を使ってあまり動くことがないので、利用者が動きずらい「VR」でも十分に楽しめるかと思います。

 

操作のしやすさ

戦争系のFPSは比較的操作の種類が少なく、VRであるメリットとしては横の状況をすぐに確認できることなどが主にあげられますが、フライトシミュレーターについては更に「操作がしやすくなる」というメリットがあげられます。 飛行機ではパイロットが握っているハンドルのような「操縦桿」以外にも、様々な制御をするためのスイッチが右にも左にも上にも後ろにもあったりします。そこで、頭を動かすだけで振り向くことができるVRでは、操作もしやすくなるでしょう。VRでないと視点操作のために煩わしいマウス操作をしたり、ショートカットキーを使うなど現実味の無いコントロールとなってしまいがちです。

 

なお、このMicrosoftのフライトシミュレーターは後にXboxなどでも利用できるようになると言われていますが、今回の話題ではパソコン版になります。つまり、パソコン用のVRヘッドセットを用意する必要があるということですね。

 

 

フライトシミュレーターVRの必要スペック

これまでに何度か、あるパソコンゲームの必要スペック(マシン要件)について紹介してきて、最低スペックと推奨スペックについてそれぞれ紹介してきましたが、今回はマイクロソフトから発表された最低スペックのみを紹介したいと思います。 と、思ったのですが、やっぱり私の独断と偏見で推奨スペックも横に記すことにしました。

※なお、この発表された最低スペックはベータテストのために仮に提示されたものとなっているため、実用化時には異なっている場合があります。

 

パソコンの要件

  最低スペック 推奨スペック
OS Windows 10 64bit 最新 Windows 10 64bit 最新
DirectX DirectX 11 DirectX 11
CPU Intel Core i5-8400 / AMD Ryzen 5 1500X Intel Core i5-10400 / AMD Ryzen 5 3600
GPU Nvidia GeForce GTX 1080または同等のもの Nvidia GeForce RTX 3070
VRAM 8GB 8GB
RAM 16GB 32GB
ストレージ HDD 150GB SSD 200GB
インターネット速度 5 Mbps 100 Mbps

 

OS

OSは最新のWindows 10 64bitのものが好ましいです。多分インサイダープレビューとかには加入しない方がいいと思います。今自分は加入していますが、設定が悪かったのか前のバージョンのまま更新がストップしてしまっていて困ってますね。早く解決したい。

 

処理装置

CPUについてはIntelの第8世代のものが記されていますが、もしも今からパソコンを組み立てるのだとしたら確実に最新の第10世代のものが良いかと思います。同じCore i5の400番台ですが、この二世代でだいぶ進化しました。 重たいゲームということでCore i7 CPUがあれば尚良いですが、おそらく最新のものであればCore i5で十分でしょう。どちらかというと重要なのはこの後紹介する「グラフィックボード」ですね。

 

そして映像処理を担うGPU(グラフィックボード)についてはNvidiaのGeForce GTX 1080、あるいは同等のものが最低要件となっています。何年前のGPUだよって感じではありますが、当時ではいわゆるハイエンドの座を獲得していて、今もなお色あせないくらいの性能を保有しています。 ただしGTXシリーズということで最近話題の「リアルタイム・レイトレーシング」機能はハードウェア単位ではサポートされていません。 あらゆることを考慮すると、最新のNvidiaのGeForce RTX 3070辺りが一番ちょうど良いのではないかと思います。

 

記憶装置

 

[dic term=”メインメモリ”]

まずはメインメモリについてですが、最低スペックでは16GBとなっています。ただ、このフライトシミュレーターの重さを考慮すると16GBはきわどいところです。32GBあればとりあえずは文句ないのではないかと思います。

 

[dic term=”ストレージ”]

続いてはゲームデータを保存しておくためのストレージになりますが、こちらは最低スペックではHDD 150GBとなっています。マップデータなどが膨大にあるわけですが、それを含めても200GBまではのぼらないということなのでしょう。ただ、長い間プレイしていくことを考えると、このゲームのための領域として200GB程度は欲しい所だと思います。 また、より円滑にゲームプレイができるようにSSDを利用することがおすすめです。

 

インターネット速度

インターネット速度については5Mbpsが最低スペックとなっています。これだけデータ量の多いゲームなのに5Mbpsでギリギリ足りるとは意外だなと思いましたが、オフラインでもプレイできるようにローカルストレージに多くのゲームデータが保存されているのでしょう。 また、一気に数十人も参加するオンライン対戦のようなものがあるとも思えないので、戦争ゲームなどに比べたらインターネット速度は遅くても良いのかもしれません。 ただ、だいたい100Mbps程度はだせるインターネット回線を利用したいところです。

 

VRヘッドセットの要件

VRゲームということでもちろんVRヘッドセットが必要になってきます。まだベータテストの段階ですので、利用できるヘッドセットが限られているとのことです。 第一段階ではHPのReverbなどのWindows Mixed Realityヘッドセットのみがサポートされていて、第二段階目以降でそれ以外のVRヘッドセットがサポートされるようになるとのことです。

 

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      そしてVR版が実用化されたときには、様々なVRヘッドセットが利用可能になっているかもしれませんね。

       

      参考記事:https://www.flightsimulator.com/vr-closed-beta-information/


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