自作パソコン完全マニュアル#5 〜予算別のおすすめマザーボード〜

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前回の記事をまだご覧になっていない方は、ご覧になることをお勧めします。

みなさんこんにちは。今回でこのシリーズも第6回目となります。前回は具体的なパーツ紹介といったところで、予算別のおすすめCPUを紹介していきました。今回はそれぞれに対応するマザーボードを紹介していきたいと思います。

予算別のおすすめマザーボードの紹介

早速、マザーボードの方を紹介していきたいと思います。その前に、マザーボードとは、以前紹介したように、「パソコンの各パーツをつなぐ役割をしている」パーツです。 パソコンの頭脳はCPUですが、マザーボードにも、各パーツをつなぐための脳があります。それは、「チップセット」です。

CPUのように取り外しができるものではありませんが、すべてのマザーボードにくっついています。マザーボードにはCPUをはめる「ソケット」がありますが、CPUがマザーボードにはまるだけでなく、チップセットもCPUに対応していないとCPUが活動することはできません。そのため、マザーボード選びは慎重にいきたいところです。

それでは各予算別に紹介していきましょう。

ローエンド(5万円程度)

CPUCorei3 9100FRyzen3 3200G
おすすめチップセットH310B450※
価格目安8000円10000円

まずはCorei3 9100Fについてですが、H310やZ370等のチップセットに対応しています。一番わかりやすいのは、Amazonで「Intel 9世代 マザーボード」と検索することです。Corei3 9100Fの「9xxx」という数字は、9世代CPUのことを表しているのですが、マザーボードの商品説明欄に「9世代IntelCPU対応」みたいなことが記載されていたらこの「Corei3 9100F」も問題なく使えます。

それで、なぜ「H310」というチップセットを搭載したマザーボードをお勧めするのかといいますと、ただ単に一番安いからです。もう少し上のグレードですとローエンドゲーミングパソコンには必要ない機能まで搭載されていて、値段も高くなってしまうため、ボトムグレードの「H310」搭載型をおすすめします。

おすすめの製品はこちらです。

https://amazon.jp/dp/B07Q6X768S

8000円でマザーボードが買えてしまうのはとても大きいです。

ちなみにこの製品は「H310M」と記載されていますが、この「M」は「マイクロATX」を表すものです。そもそも商品名に「M-ATX」と記載されていると思います。これは、マザーボードのサイズを表すもので、自作パソコン界では共通の表し方となっています。M-ATXは名のごとく、一回り小さいサイズですので、ほとんどのケースに収まります。また、パソコンケースを購入するときも、商品説明にマザーボードの対応サイズが記載されているので、ご覧ください。

私的には、ローエンドパソコンでしたらM-ATXサイズのマザーボードでいいかと思います。

ただ、マザーボードが小さくても、大きなケースに入れることはできるので、大きいパソコンを作りたい、という方でもこのマザーボードをおすすめします。

続いてRyzen3 3200Gの方ですが、こちらのCPUは最近発売されたばかりということもあって、対応するマザーボードが高くなっています。実は一世代前のマザーボードでも対応しているものもあるのですが、対応しているかの判断をつけるのはまだ難しいため、この「Ryzen3 3200G」を使いたい方は、高い「X570チップセット搭載型マザーボード」を購入するか、あと数か月は待って、旧世代マザーボードで完全に対応したマザーボードを購入するのをおすすめします。

ただ、私のおすすめとしては、「Corei3 9100F」の方です。

ミドルレンジ(8万円程度)

CPUCorei5 9400FRyzen5 2600
おすすめチップセットB365B450
価格目安10000円10000円

続いてはミドルレンジです。前回の記事をご覧いただければわかるかと思いますが、私のおすすめとしては左の「Corei5 9400F」です。対応チップセットはいろいろありますが、こちらのCPUについても、同じ「B365」チップセットでもこのCorei5 9400Fに対応していない場合があるかもしれないのでご注意ください。私が紹介するものはもちろんこのCPUに対応していますが、心配な方は「(マザーボード名) 第9世代 Intel 対応」と検索して調べてみるのが良いです。

おすすめ製品としては

https://amazon.jp/dp/B07MW7ZT1J

こちらの商品となっています。こちらもM-ATXサイズとなっています。また、VRMという、「CPU付近の電源回路」にしっかりとしたヒートシンク(放熱するための板のようなもの」がついているため、ゲーム用途にもおすすめとなっています。

続いてはRyzenの方に行きます。Ryzen5 2600は一つ前の世代の「Ryzen」というAMD社のブランドのCPUですが、今もなお最高のコストパフォーマンスと高い信頼性を保有しています。対応マザーボードは400番台チップセット等ですが、私がおすすめするのはスタンダードに、「B450」というチップセットを搭載したマザーボードです。

おすすめの製品はこちらです。

https://amazon.jp/dp/B07FKV3TVF

こちらの製品はゲーミング仕様になっていて、チップセットのヒートシンクに加え、VRM周りのヒートシンク等もありますし、メインメモリスロットが4つあるため、おすすめです。詳細については今後説明していきます。

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    BableTech再整備中です10月頃にまた本格的に始動する見込みです。ちなみに管理人20歳の情報系大学生です。忙しいです(泣)

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