私の家には物がたくさんあります。パソコンのモニターも7枚くらいありますし、机の上もそこまできれいではないです。 という様に私生活では全くミニマリストではない私ですが、WordPress上では結構ミニマリストです。
というのも、あれもこれもとプラグインを追加したりしてしまうとサイトが重たくなってしまい、結果的にSEOの評価が下がって訪問者が減ってしまうことが分かっているからです。
そこで私は極限までプラグインの数を絞って、本当に必要だと感じるものだけ残しました。その結果その数がたったの2つになりましたので、一体それが何なのか紹介していきたいと思います。
WordPressのプラグインの役割
本題に移る前にちょっと語らせてください。 プラグインというのはWordPressの中の素晴らしい機能の一つではあるのですが、基本的にプラグインが一つもなくてもWordPressは動作します。
色々なサイトで「WordPressをインストールしたらまずこのプラグインを入れろ!」みたいに紹介されていて、皆当たり前のように大量のプラグインを入れていくわけですが、
何もプラグインを入れなくてもサイトは表示できますし、コンテンツ管理もできますし、Googleの検索結果に載ることだって普通にできます。
デフォルトでブロックエディターという素晴らしい記事編集ツールが搭載されていますし、正直プラグインなんて一つもなくても別に良いのではないかとすら思ってしまうほどですね。
私が入れたたった2つのプラグイン
さて、なんか変なことを語ったところで、早速私が考える「本当に必要な2つのプラグイン」を紹介します。
Autoptimize
まず最初に紹介するのは「Autoptimize」という有名な無料プラグインです。
このプラグインではHTML、JavaScript、CSSなどのソースコードを最適化することができます。無駄なスペースを取り除いてくれたり、コメントアウト(処理とは関係ない、メモみたいなやつ) を外して表示してくれるので、ソースコードを若干軽くできたり自分が残した変なコメントアウトを抹消することができて良いです。
また、画像の遅延ロード機能も搭載されていて素晴らしいです。
別にこれらの機能はやろうと思えば自分でプラグインなしで実装できるのですが、Autoptimize自体そこまで重たいプラグインではないし、必死こいて自分で実装するメリットを特に感じなかったのでこのプラグインは入れました。
EWWW Image Optimizer
続いて紹介するのは「EWWW Image Optimizer」というプラグインです。このプラグインを使えば既存の画像やこれからアップロードする画像などをWebPという形式で配信できたりします。WebP形式での配信はGoogleで推奨されている上に、自分だとなかなか実現が難しいかと思い、このプラグインを導入することにしました。
WebP形式にすると同時にある程度画像を圧縮してくれるのも便利ですね。このプラグインで圧縮された画像は劣化具合がひどいとか言われたりするみたいですが、別にBableTechで投稿内に載せる画像はそこまで品質が高くなくて良いもの(景色とかを載せたりはしない) が多いので、まぁいいかなと思いました。
このプラグインは必要ないかも
この二つ以外にも、WordPressをインストールしたらまず入れろ系のプラグインはたくさんあります。 でも様々な理由があってこれらのプラグインは入れませんでした。
All in One SEO
詳しくは以下の記事で説明しています。
【All in One SEO不要】自分でカスタマイズしてSEO対策をしよう【コピペで実装】
All in One SEOプラグインはSEO対策で困ったらとりあえず入れとこうみたいな風潮ではありますが、機能が多すぎて普通にサイトが重たくなってしまいます。
しかも、ほとんどの人がすべての機能を使いこなせていないと思うので、無駄にサイトを重たくしてしまっている危険性があります。
メタデスクリプション機能等はテンプレートを編集するなどしてすぐ実装できますし、サイトマップ機能もWordPress標準のものを少しカスタマイズするだけで十分です。
アナリティクスのコード管理等も、自分でテンプレートに挿入すればいいだけです。 ほとんどの主要機能を自分で簡単に実現することができる上に、プラグイン自体が重たすぎたので使うのをやめました。
また、データベースの整理をしててわかったのですが、このプラグインはとにかくWordPressのデータベースにあらゆるデータを格納しまくります。そのため、サイトの表示速度の低下を招いている危険性があります。
以上の理由などから消したのですが、上で紹介した記事のように自分である程度カスタマイズしても検索結果の順位は下がらなかった(むしろ上がった) ので、大丈夫だと思います。
Contact Form 7
Contact Form 7は絶対に導入しておいた方が良いとどのサイトでも主張されていますが、Contact Form 7自体が有名すぎてスパムメール等の嫌がらせの対象になっていたりするんですよね。
そこでスパム対策のプラグインを導入するというのもばかばかしいので、自分でお問い合わせフォームを独自の形式で作ってしまえば極限までスパム(自動送信系のやつ)が減るだろうと考えました。
そしてその独自のお問い合わせフォームについては以下の記事で紹介しました。
【Contact Form 7不要】自作お問い合わせフォームでスパム対策【WordPress】
別にそこまでプログラミングの知識が必要というわけでもなく、ちょっと勉強すれば割と誰でも実装できるかと思います。
WordPress Popular Posts
これも長い間お世話になったプラグインなのですが、プラグイン自体が結構重たい上に、自分で実装できそうだったので使うのをやめました。
このくだりについても、以下の記事で取り上げていますね。
【プラグインなし】人気記事表示機能の作り方【WordPress】
こちらについてはJavaScriptでページ表示処理に干渉しないように人気記事を表示するようにしているので、サイトの表示速度にほとんど影響が出ていないです。
Table of Contents Plus
これも長い間お世話になりました。目次を自動生成してくれるプラグインですが、自分で作った方がより機能性を高めることができる上に、JavaScriptでページ表示処理に干渉しないように処理を記述することでサイトの表示速度に影響が出ないようにもしました。
【jQuery】スクロールに追尾してくれる便利な目次を作る【WordPress】
この記事で紹介しましたね。
WP Site Guard
こちらも長い間お世話になりましたが、現在では独自にセキュリティ対策を施しているので使わなくなりました。そもそもこのプラグインのセキュリティ対策だとちょっと不十分でしたね。
【SiteGuard不要】WordPress ログイン 自分だけ 方法【プラグインなし】
そしてこの変な名前の記事でログインを自分だけができるようにする方法などを紹介しました。
Rinker
Amazonアソシエイトをはじめとする様々なアフィリエイトのリンクをスムーズに投稿内に貼ることができるプラグインです。 こちらも長い間お世話になっていましたが、「Created By Rinker」と表示されるのがちょっと嫌だったのと、どうせなら検索結果画面ごと表示できたらもっと効果的かもとか考えて、自分で作れると思ったので作りました。
【脱Rinker】Amazonの検索結果を投稿に表示する機能を作る【アフィリエイト】
あとは、このプラグインもなかなか重たいです。データベースにもある程度情報を格納するので、ページの表示速度に結構悪影響だなと感じました。
ちなみに自作アフィリンクに切り替えてからというもの、特に売り上げに変化は見られないですが、ここから改善していきたいと思います。
Page Speed Insightのスコア
このようにしてプラグインを最小限にしたわけですが、その状態でGoogleが提供しているページパフォーマンステストを受けてみたら以下のようになりました。

こちらがモバイル版ですね。モバイルではかなり評価が厳しいのですが、それで99点というのは結構革命的です。 SEOスコアも一応98点です。

パソコンでは100点をとれています。素晴らしいですね。
いかがでしたでしょうか。プラグインを最小限にする以外でも、様々な高速化対策を施したうえで、上のようなスコアとなりました。その対策等は以下の記事でざっと紹介しているのでよろしければぜひご覧ください。