今回はIntel社の40番台チップセット、通称「Intel 5 Series」のまとめです。 今回からいよいよIntel製品「Coreiシリーズ」対応チップセットとなってきます。
Intel 5 Series 開発コード名:Tylersburg/Ibex Peak
Chipset | X58 | P55 | H57 | H55 | Q57 |
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TDP | 24.1W | 4.7W | 5.2W | 5.2W | 5.1W |
CPUグラフィック | No | No | Yes | Yes | Yes |
PCI-e レーン最大数 | 36 | 8 | 8 | 6 | 8 |
PCI-e リビジョン | 1.1 | 2.0 | 2.0 | 2.0 | 2.0 |
PCI-e構成 | 4×8,1×4 | x1,x2,x4 | x1,x2,x4 | x1,x2,x4 | x1,x2,x4 |
USBリビジョン | No | 2.0 | 2.0 | 2.0 | 2.0 |
USBポート数 | No | 14 | 14 | 12 | 14 |
SATAポート数 | No | 6 | 6 | 6 | 6 |
今回からいよいよCorei系CPU対応のチップセットになります。Coreiシリーズからノースブリッジであるメモリコントローラハブが取り外され、それらはCPU側に統合されました。しかし、開発コードが一つだけ「Tylersburg」である「X58チップセット」だけは従来通りノースブリッジをもちます。また、PCI-eのリビジョンも1.1のままとなっています。
X58は「X」シリーズであるため、位置づけとしては「ハイエンドチップセット」になり、ワークステーション等に用いられました。対応するCPUはソケットLGA1366の「Xeon」や「Corei7」などがありました。(ほかのチップセットの対応ソケットは主にLGA1156となっております)
さらに、PCI-eレーン数が36レーンとという強みがありました。
他の、「IbexPeak」世代のチップセットについては、PCI-e 2.0対応となっています。ですが、PCI-eでも、速度は2.5GT/sであるため、実質的な速度としては1.1と同じです。
対応CPUとしては、CoreiシリーズのNehalem世代となっています。巷では新世代と呼ばれたりしています。
記念すべき第一世代目のCoreiシリーズですが、Nehalem世代のCPUの性能は思うように高くはなりませんでした。
製品例
