【第11世代向け】Intel 500番台チップセットをまとめてみた【Z590等】

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BableTech管理人が大学受験をしている間にいつの間にか登場してしまったIntel第11世代「Rocket Lake-S」CPUシリーズですが、CPUが新しくなったということでそれに対応する新たなチップセットも登場しました。つまり新しいマザーボードの種類が増えるというわけですね。 第10世代の「400番台」に続き今回は「500番台」となるわけですが、またしてもいくつかの種類がありますので、それぞれ紹介していきます。

 

 

この記事を2文で説明すると

  • Intel 500番台チップセットには「Z590,H570,H510,B570」の4種類があり、第11世代「Rocket Lake-S」CPUシリーズをサポートする。
  • H510以外はメモリーのオーバークロックをサポートする

そもそも第11世代デスクトップ向けCPUとは?

この度登場したCPUシリーズは第11世代であり、「Rocket Lake-S」と呼ばれます。このシリーズに関しては以前に何度か記事を投稿しました。

【ついに登場!】Intel第11世代デスクトップCPUのおすすめ購入方法【Rocket Lake】

Intel第11世代デスクトップCPUの性能を紹介!【Rocket Lake-S】

Intel第11世代「Rocket Lake」CPUのラインナップを解説【最大8コア】

Intel第11世代デスクトップ向けCPUの情報【Rocket Lake-S】

上にいくほど新しくなっています。また、以下のスライドをご覧ください。

 

Rocket Lake-Sの特徴

ざっくり説明すると、内臓グラフィックスがより高性能になり、CPUの性能も上がった上に記憶装置などとの通信の速度が上昇したといった感じです。ただ、これらの新要素を実現するためにはCPUをのせるマザーボード側に新しいチップセットが搭載されている必要があります。それがZ590などの「500番台チップセット」ということになるわけです。

 

 

500番台チップセットの特徴

続いて500番台チップセットの特徴について紹介していきます。

 

Intel 500 series

このスライドをご覧ください。CPUのスライドの時と同じように「NEW」の文字が多いですね。第11世代CPUをサポートしていることをはじめとし、USB 3.2 Gen2x2通信が可能になっていたり、PCI-Express 4.0通信が可能になっていたり、H570やB560などの下位チップセットを搭載したマザーボードでもメモリーのオーバークロックが可能になっているなどの特徴があります。なお、CPUのオーバークロックとはまた別の話になりますのでご注意ください。

また、最新のWi-Fi 6Eをサポートしていて、Thunderbolt 4の通信もサポートします。

Wi-Fi 6E

通常のWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)の周波数帯に加えて、6GHz帯での利用も可能になっているWi-Fi6の拡張版規格。EはExtendedの略。    もっと詳しく

また、第11世代CPUシリーズだけでなく第10世代CPUシリーズも利用することが可能なようです。そのため、このマザーボードを購入しておいて最初は第10世代のCPUを利用し、のちに第11世代CPUに乗り換えるということもできるということになります。

以上が500番台チップセットの主な特徴になります。

 

 

500番台チップセットのラインナップ

続いてラインナップを確認していきましょう。500番台シリーズについては、現在Intel公式ホームページから確認できる範囲で「Z590 , H570 , H510 , B560」があるようです。

 

 Z590H570B560H510
開発コード名Rocket LakeRocket LakeRocket LakeRocket Lake
TDP6 W6 W6 W6 W
オーバークロックサポートなしなしなし
希望カスタマー価格$50$32$28$26
メインメモリチャンネルあたりDIMM数2221
サポートされているディスプレイ数3332
PCI-Expressリビジョン3.03.03.03.0
PCI-Expressレーン最大数2420126
USBポート数14141210
USBリビジョン3.2(Gen1 , Gen2)/2.03.2(Gen1 , Gen2)/2.03.2(Gen1 , Gen2)/2.03.2(Gen1)/2.0
SATA3ポート最大数6664
RAID構成0,1,5,100,1,5,10??
内臓ワイヤレスWi-Fi 6 AX201Wi-Fi 6 AX201Wi-Fi 6 AX201Wi-Fi 6 AX201

 

このようになっています。Hシリーズには2種類があり、H570とH510の間にB560が入るイメージです。ややこしいですが、アルファベットを抜きにして数字が高いほど性能が良いというイメージで良いでしょう。CPUのオーバークロックがサポートされているのはZ590のみで、オーバークロックにはK付きのCPUも必要になります。

サポートされているディスプレイ数、USBリビジョンやSATA3ポート最大数などはH510以外は同じですが、H510だけ全体的に性能がおさえめになっています。USB 3.2 Gen1とはいわゆる「USB 3.0」のことです。H510は第11世代CPUが使えれば良く、ほかに特にこだわりはないという人向けでしょうか。

対してZ590等は拡張性に優れているほか、オーバークロックができるため性能の高いパソコンやゲーミングパソコン用にもってこいです。CPUの購入については以下の記事を参考にしていただきたいですが、

【ついに登場!】Intel第11世代デスクトップCPUのおすすめ購入方法【Rocket Lake】

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