AMD Ryzen APU「Van Gogh」の最新情報【超省電力】

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AMDはCPUやGPUなどの処理装置を製造している会社ですが、CPUについては現在のところデスクトップパソコン用のもの、それから通常のモバイル向け(ノートパソコン)のもの、そしてワークステーションやサーバー向けの高性能なものなどを製造しています。 そのため、現在のところIntelの「ATOM」のような超省電力CPUは存在しません。 ですがこの度、AMDの超省電力APU、通称「Van Gogh」について噂され始めましたので紹介します。

なお、噂程度の情報です。

 

 

この記事を1文で説明すると

  • 2021年以降にAMDから、Zen2 CPURDNA2世代のNavi GPUを搭載している超省電力APU、コードネーム「Van Gogh」が登場する見込み

超省電力CPUとは?

そもそも超省電力CPUとは何だという話ですが、文字通りです。通常のノートパソコン向けのモバイルCPUについてもデスクトップ向けのものに比べると比較的消費電力が低くなっている傾向にありますが、いわゆる「超省電力CPU」というものは通常のモバイル向けCPUよりも更に消費電力が低いもののことを指します。

IntelでいうAtomや末尾に「Y」がつくシリーズに当たります。比較的小型のノートパソコンに採用されるほか、タブレットなどの更にコンパクトなデバイスにも採用されることがしばしばあります。 そしてこの「超省電力CPU」がAMDにも登場すると噂されているのです。

なお、Intelの超省電力CPUのように、CPUだけでなくグラフィック処理装置(GPU)も統合されていることが予想されますが、そういった処理装置の場合、AMDでは「APU」と呼ばれます。つまり、正確に言うと現在噂されているのはAMDの超省電力APUということになります。

 

APU

Accerlerated Processing Unit(促進された処理装置)の略。AMDが2006年から開発を行っている、CPUとGPUとを混成・統合させた新しい製品の名称。

AMDの超省電力APU「Van Gogh」の特徴

そして今回噂されているのが「Van Gogh」というコードネームを持つ超省電力APUになります。AMDの他の普通のRyzenシリーズCPUなどにも同じようにコードネームが付与されていますが、便宜上「第三世代Ryzen」などのように世代数で呼ばれることが多いですね。 しかし今回の超省電力APUに関しては既存シリーズの後継シリーズというわけでもなさそうなので、現在のところ「~の第~世代」と呼ぶことはできません。 ただし、デスクトップや通常のモバイルデバイスなどに採用されている「Ryzen」シリーズと同じアーキテクチャを利用すると考えられるため、実質Ryzenシリーズとなります。

それでは現在噂されている特徴について紹介します。

 

1.Zen2アーキテクチャのCPU

Zen2アーキテクチャ、このブログ「BableTech」には非常に思い入れがある名前ですね。2019年このブログの開設当時に登場したアーキテクチャであり、何度かこのブログでも説明してきました。

結局Ryzen3世代、なにが変わったのか?

もう一度説明すると、Zen2アーキテクチャは2019年の夏ごろに登場した「第三世代Ryzen CPU」に初めて採用されたアーキテクチャであり、一般的なパソコン用のCPUとしてはIntelなども含めて初めての7nmプロセスCPUとなりました。もうあれから一年以上経ちましたが、Zen2アーキテクチャを採用したCPUおよびAPUは色あせることなくまだ活躍しているようです。 そして今回噂されている超省電力APUについても、CPUについてはZen2アーキテクチャが採用されると噂されています。 といってもこのAPUが登場するのはまだ先の話であり、登場する前に次のCPUアーキテクチャ「Zen3」が登場する可能性が高いです。

となると少しばかり時代遅れ感がありますが、噂情報では、従来のZen2アーキテクチャよりも更に洗練された7nmプロセスを用いる可能性について指摘されています。いわば「Zen2+」アーキテクチャといったところでしょうか。

ただ、既存のAPUについてもCPUアーキテクチャは一年前のものが採用されていますので、この超省電力APUについてもそこまで新しいCPUアーキテクチャが採用されることはあまり期待しない方が良さそうです。

 

2.RDNA2世代の内蔵グラフィックス

AMDには、内蔵グラフィックスが搭載されていないただの「CPU」も存在しますが、今回噂されているのは内蔵グラフィックスが統合されている「APU」になります。そして内蔵グラフィックスについてはRDNA2世代のものが採用されるとのことです。2019年の夏ごろにCPUのZen2アーキテクチャと共に登場したのがRDNA世代の「Navi」グラフィックスであり、こちらも同様に7nmプロセスを採用しました。 そしてRDNA2世代は更にもう一つ後の世代になりますので、CPUのアーキテクチャ(Zen2)よりも新しいものということになります。

RDNA2の詳しい仕様については以下の記事をご覧ください。

【Radeon VIIの後継】AMD RDNA2の情報【Big Navi】

RDNA2世代では「Navi 2x」というアーキテクチャとなり、新たなウルトラハイエンドGPUが登場することも期待されています。そしてリアルタイムレイトレーシングなどの機能も備え、RDNA世代のものよりもより高品質なアーキテクチャになるでしょう。 そしてこのアーキテクチャが超省電力APUのGPUに採用されるわけです。 このAPUが登場すると考えられている時期に同時に登場する予定である「第四世代Ryzen APU(Cézanne)」についてはRDNA世代まではいかない「Vega」グラフィックスが採用されると言われていますので、GPUについては同時期のAPUのものよりも優秀であることが期待されますね。 ちなみにCPUについてはCezannne APUではZen3アーキテクチャとなっています。

 

Twitter @MebiuWより

上の画像はTwitterで投稿されていたものになりますが、わかりやすいかと思います。

 

 

3.TDP 7.5~18W

TDPは熱設計温度で、消費電力の指標にもなります。従来の通常のモバイル向けAPUのTDPはRyzen 5-4500Uなどで15Wとなっていますが、今回噂されている超省電力APUでは7.5Wのものも登場するだろうと言われています。そうなると、このAPUをノートパソコンだけでなくタブレット等にも採用することが可能になりそうです。

 

4.LPDDR5をサポート

そしてこのAPUではメインメモリとして「LPDDR5」をサポートするだろうと言われています。LPDDR5の「LP」は主にモバイル向けのメインメモリであることを示します。そしてLPDDR5は既に一部のスマートフォンなどで採用されています。

 

 

登場日

そしてこのAPUが登場すると考えられているのは先ほども説明した通り、Zen3アーキテクチャを搭載した第四世代Ryzen APU「Cézanne」が登場する時期だとなっています。まだ現時点ではZen3アーキテクチャの第四世代Ryzen CPUも登場していないわけなので、Zen3アーキテクチャのAPUの登場は早くとも2021年以降になるでしょう。

そしてこのAPUが登場すれば、小型のノートパソコンだけでなくタブレット等にも採用されていくことが期待されます。

 

参考記事:https://wccftech.com/amd-van-gogh-ultra-low-power-ryzen-mobile-apus-to-feature-zen-2-cpu-rdna-2-gpus-support-lpddr5/







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期限:2020/08/15

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