Ryzen Threadripper 4000の情報【Zen3アーキテクチャ】

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2019年にAMDから7nmプロセスを用いた「Zen2」アーキテクチャを採用した第三世代Ryzen CPUが登場したことで、Ryzen CPUはより注目を浴びるようになりました。 そして注目を浴びたのはメインストリームのRyzenシリーズだけではなく、ハイエンドデスクトップ向けとなる「Ryzen Threadripper」についても同様です。Zen2アーキテクチャを採用した第三世代Ryzen Threadripperは驚異の64コア128スレッドとなりましたが、第四世代Ryzen TR(Threadripper)の噂についても既になされています

この記事ではそんな、第四世代Ryzen TRの噂情報について紹介します。

 

 

この記事を1文で説明すると

  • 第四世代Ryzen Threadripperのコードネームは「Genesis Peak」となり、Zen3アーキテクチャを採用し、最大で64コア128スレッドになって2021年に登場する可能性が高い

第四世代Ryzen TRの特徴

それでは早速第四世代Ryzen TRの特徴について箇条書き形式で説明していきます。

なお、Ryzen ThreadripperシリーズというのはAMDのハイエンドデスクトップ向けCPUであり、IntelにおけるCore i9のXシリーズや一部のワークステーション向けXeon CPUなどが競合になります。 第三世代では最上位モデルとしてRyzen Threadripper 3990Xが登場し、驚異の64コア128スレッドとなりました。詳しくは以下の記事をご覧ください。

Ryzen Threadripper 3990X ついに登場【64コア128スレッド】

 

1.コードネームはGenesis Peak

AMDのCPUではそれぞれのシリーズにコードネームが与えられます。第四世代Ryzen Threadripperは基本的には第四世代Ryzen CPUと同じアーキテクチャを利用しますが、コードネームには違いがあります。第四世代Ryzen CPUは「Vermeer」なのに対して、第四世代Ryzen TRは「Genesis Peak」となっています。Genesisは創世記という意味です。

ちなみに第三世代のRyzen TRは「Castle Peak」というコードネームをもっていました。

 

2.Zen3アーキテクチャを採用

コア数などは異なりますが、TRシリーズは基本的にはメインストリームRyzen CPUと同じアーキテクチャを採用します。第四世代Ryzen TRでは第四世代Ryzen CPUと同じく「Zen3アーキテクチャ」が採用されます。

Zen3アーキテクチャでは洗練された7nm+プロセスが採用され、IPCの増加などが期待されています。

 

IPC

Instructions Per Cycle/Clockの略。すなわちCPUが1クロック(サイクル)で処理することのできる数。 IPCが改善すると低クロックでも高パフォーマンスを得ることができる。

 

3.最大64コア128スレッド

第三世代Ryzen TRの最上位モデル「3990X」は64コア128スレッドとなっていますが、第四世代についても最大で64コア128スレッドになると言われています。初世代からの進化を考えると128コア256スレッドなどのモンスターになる可能性も無きにしも非ずですが、多分ありません。

 

 

発売日

Ryzen TRは同じ世代のメインストリームRyzen CPUが登場した後に登場します。まだ第四世代Ryzen CPUは登場していませんから、おそらく第四世代Ryzen TRが登場するのは早くても2020年の後半で、2021年になる可能性が高いです。







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