現在任天堂が開発した「Nintendo Switch」が大人気となっており、様々なゲームが登場しています。たまに近所のフードコートに行ったりすると小中学生くらいの子たちが机にスイッチを置いて小さなテレビゲームのように何人かで遊んでいるのを見かけますね。
そんなNintendo Switchが登場したのは2017年の事で、もう結構経ちます。そこでそろそろ後継機が登場するのではないかと、「Nintendo Switch 2」が噂されています。
この記事ではNintendo Switch 2に関する噂をまとめていきます。
この記事を2文で説明すると
- Nintendo Switch 2は二画面となり、諸センサーが取り付けられて健康管理機能も盛り込まれ、2021~2022年に登場するかもしれないと噂されている。
- 全体的に性能が向上するが、その分価格が高くなることが懸念される
Nintendo Switch 2の噂
BableTechの記事ではいつも最初に「そもそも~とは?」という見出しを作りますが、Nintendo Switchに関しては誰もが知っているゲーム機ですので省きたいと思います。
それでは早速現在噂されている情報について箇条書き形式で紹介します。なお、一部筆者の意見も含まれています。
デザイン
デザインに関しては興味深い噂がなされています。現在のSwitchは一画面でWi-Fiのゲームパッドみたいな感じになっていますが、Switch 2については二画面になるかもしれないとのことです。 つまりは以前のNintendo 3DS XLのような感じになるかもしれないということです。ただし両画面表示を常に要するわけではなく、従来通り一画面だけでもテレビゲームのようにプレイできるようになるのではないかと思います。 加えて必要に応じて二画面使うことができるということでしょうか。
現在のSwitchの厚さで二画面にしようとしたらそこそこ厚くなってしまいますが、技術が発達していますのでより薄型になり、二画面になってもコンパクトサイズを維持できるのではないかとも期待されます。
センサー
従来のSwitchには照度センサーやジャイロセンサー、加速度センサーやモーションIRカメラ等が搭載されています。これらを駆使することによってより高度なゲーム体験を実現することができるようになっています。
これだけでも十分だと思われますが、Switch 2については信じられないくらいたくさんのセンサーが搭載されるかもしれないと言われています。なお、これらの機能はもしかするとSwitch 2ではなく、また別のNintendoデバイスに搭載されるかもしれないとも言われています。
内容としては、従来のSwitchのようにドッキングステーションを備えていて、デバイス本体に従来のセンサーに加え、環境センサー、カメラ、マイク、ドッキングステーション側にはユーザーの呼吸と脈拍を測るドップラーセンサーや諸環境センサーが搭載されるとのことです。
そしてこれらのセンサーによってユーザーの感情の状態を認知したり呼吸の様子を測ったりすることができるとのことです。つまりユーザーの健康状態を察知できるようなデバイスということですね。ゲームを提供しているSwitchシリーズにそのような機能が搭載されるのは信じがたいことではありますが、もしも搭載されるとしたらゲーム機を超えた新しいスマートデバイスのような存在になるのかもしれません。
ディスプレイ
二画面になるという噂に加えて、ディスプレイ自体も進化するだろうと言われています。従来のSwitchの本体のディスプレイはHD(1280 x 720)となっていますが、今の時代、Switchよりも小さいスマートフォンでもフルHD(1920 x 1080)を採用していることが多いです。 そこでより素晴らしいゲーム体験を提供するためにも、Switch 2にはフルHD程度の解像度のディスプレイが搭載されるのではないかと言われています。
現在のSwitchにも外部モニターにフルHD解像度で出力できる性能がありますので、きっとSwitch 2では本体がフルHDでもなんら問題ないでしょう。
ゲーム体験
新しいセンサーが取り付けられ、より高度なゲーム体験を提供するようになると考えられますが、高度なゲーム体験を提供するために欠かせないものがあります。それは高性能な処理装置です。 現在のSwitchにはNvidiaのSoCが採用されています。CPUはARMのA57とA55コアを組み合わせたものになっていて、ミドルレンジスマートフォンくらいの性能と言えるでしょう。
GPUとしてはNvidiaのMaxwellアーキテクチャベースのものとなっていますのでそこそこ性能が高いですが、もう今となっては古いアーキテクチャです。
System-on-a-Chipの略で、1つのチップ上にプロセッサコア(処理装置)をはじめ、その他システムの動作に必要な機能の多くを実装する手法、またはその手法で作られたチップ。
主にスマートフォンで使われる言葉。
そしてSwitch 2では処理装置が改善され、ARMのA70番台コア(A77等)を搭載したCPUが採用されると言われています。そうなると現在よりもコストが高くなってしまいますが、現在のハイエンドスマートフォンくらいの性能を発揮することができます。GPUについては従来通りNvidiaのものを利用する可能性もあるわけですが、もしかするとAMDのRadeonグラフィックスが利用されるかもしれないとのことです。Radeonグラフィックスといえばゲーミングパソコン等でも活躍しているGPUです。そのため、最近多くなってきている「3Dゲーム」の処理も軽々とこなすことができるでしょう。また、解像度面では最高で4K映像を出力することができるだろうとのことです。
そしてこれらのCPUとGPUを備えた、Samsungの「Exynos 1000 SoC」が採用されるかもしれないと言われています。
ただし先ほども説明した通り、それでは従来よりもほぼ確実に高コストになってしまうでしょう。また、発熱量も増加してしまうかもしれませんし、バッテリーについても何らかの問題が発生してしまうかもしれません。
そのため、性能やコスト、消費電力についてバランスの取れたデバイスになることが望ましいです。
また、処理装置とは関係ありませんが、Switch 2では新たに「香りを発生することのできる装置」が取り付けられるかもしれないと言われています。一体どれくらいの種類の香りを発生させることができるのかはわかりませんが、きっと良いゲーム体験につながるのでしょう。
登場時期
2020年に発売されることはありませんが、もしかすると2021年には早くも発表されるかもしれないと言われています。ただし最初のSwitchが2017年に登場したことを考えると、そろそろ登場してもいいのではないかと感じますね。そのため、遅くても2022年中には登場するのではないかと思います。
また、価格については現在よりは増加するだろうとのことです。さすがに同じ価格でこれだけの新要素をつめこむことは難しいのでしょう。もしかすると廉価版の何らかのデバイスも同時に登場するのかもしれません。Nintendo系のゲーム機はPS5やXbox系に比べるとファミリー感が強くなっていますので、お手頃価格であることが割と重要になってくるかと思います。 そのため、次世代ゲーム機でどこまでコストをかけていくのか、興味深いところではありますね。