Microsoftが出しているパソコンシリーズといえば「Surface」です。Surfaceシリーズには「Pro」をはじめとして「Laptop」や「Book」などがありますが、「Pro」に似ている存在として「Surface Go」というシリーズがあります。
Surface Goシリーズは2018年に初登場しましたが、コストパフォーマンスに優れていることから多くの人気を集めています。 そんな中、新しく「Surface Go 2」が登場しました。
この記事ではその特徴をまとめていきます。
この記事を1文でまとめると
- 新型のSurface Go 2では初代のものよりも圧倒的に性能が高いCPU「Core m3」シリーズがオプションで選択可能になった
そもそもSurface Goの立場とは?
Surface Proシリーズはもう7世代まで登場しているのでそこそこ有名ですが、Surface Goシリーズについては2018年に登場したばかりでまだ初代しか存在しませんので、その存在があまり知られていません。
また、見た目がSurface Pro等の 2in1 PCに非常に似ていることから、その立場もわかりにくいものです。 まずはSurface Goの立場について説明します。
そこで、Surface ProとSurface Goシリーズの違いを説明する記事を作りました。
Surface ProとSurface Goの違いを徹底解説【2020年最新】
この記事を見ていただければわかるのですが、Surface ProとSurface Goの主な違いは「ノートパソコンに近いか」「タブレットに近いか」といった感じです。
Surface Proは 2in1 PCでありながら高性能なモバイル向けCPUを搭載しているので非常に性能が高く、サイズも本体サイズもそこそこ大きいのでノートパソコンに近いイメージですが、
Surface GoはProよりも小さく、低性能ですがモバイルネットワーク通信をサポートしています。そのためどちらかというとタブレット寄りの 2in1 PCになります。
また、低性能な分Proシリーズに比べると価格が安くなっており、コストパフォーマンスにも優れています。
Surface Proシリーズと同じ「2in1 PC」だが、コンパクト設計でモバイルネットワークをサポートしているなど、タブレットに近い仕様になっている。
Proシリーズに比べて安いのも特徴。
Surface Go 2の特徴まとめ
それではSurface Go 2の特徴について箇条書き形式で紹介します。
1.Core m3シリーズCPUを搭載
初代のSurface GoにはCPUのオプションは存在せず、「Intel Pentium Gold-4415Y」のみとなっていました。
Intel PentiumシリーズはIntelの廉価版CPUシリーズで、消費電力が少ない代わりに性能も非常に低くなっているのが特徴です。 そこまでの性能を求めていない人にとってはこのCPUでも十分かもしれませんが、きっと性能不足感を感じている人は少なくないでしょう。
ですが2020年のSurface Go 2は生まれ変わり、新たにIntel Core mシリーズのオプションが加わりました。
Core mシリーズは超低電力CPUシリーズの一つですが、Pentiumに比べて非常に性能が高く、電力に対するパフォーマンスが優れています。
具体的な型番は記載されていませんが、おそらくCore m3-8100Yでしょう。正直そこまで新しいプロセッサではありません。
ネーミングが「Corei3-8100」に似ていますが、全くもって別物です。Core m3-8100YはTDP(熱設計電力)がたったの5Wとなっていますので、非常に低電力です。 ですがその性能はTDP 5Wとは思えないほど高く、初代Surface Goの「Pentium Gold-4415Y」を圧倒的に上回ります。
その性能差は以上のようになっていて、もはや倍の性能です。 そうなるとバッテリーの持ち時間が短くなることが懸念されますが、熱設計電力が5Wまで抑えられているのでほとんど変わらないと思われます。なお、継続してPentium CPU搭載モデルもあり、そのモデルには「Pentium-4425Y」が搭載されました。
2.Wi-Fi 6をサポート
最新のプロセッサが搭載されたわけではありませんでしたが、Wi-Fiについては最新の「Wi-Fi 6」通信ができるようになりました。そのためWi-Fi 6のルーターを持っていれば爆速のインターネットを楽しむことができるでしょう。また、Bluetooth 5.0もサポートしました。
3.10.5インチディスプレイ
従来のSurface Goには10インチのディスプレイが搭載されていますが、Surface Go 2では本体サイズはそのまま、より大きな10.5インチディスプレイが搭載されました。つまりはベゼルレスデザインになったということですね。
同じような進化はAppleのMacBook Pro 15インチモデルから16インチモデルへの進化でも見られています。
価格・オプション
最後に価格とオプションについてです。
プロセッサ | メインメモリ | ストレージ | 価格 |
---|---|---|---|
Pentium 4425Y(Wi-Fi) | 4GB | 64GB | 65,780円 |
Pentium 4425Y(Wi-Fi) | 8GB | 128GB | 85,580円 |
Core M3(LTE) | 8GB | 128GB | 107,580円 |
Core M3プロセッサを選択したときは10万円を超えてしまいますが、この三項目の中だと一番コストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。
ただしSurface製品自体が高いので正直他の2in1 PC比べると何とも言えませんね。
解説動画
グダグダですがお許しください。