IntelのメインストリームCoreシリーズもついに第17世代まできました。第20世代まであと少しですね。まだ先の話にはなりますが、この記事では第17世代Coreシリーズとなる「Nova Lake」アーキテクチャについての情報を紹介していきたいと思います。
Nova Lakeアーキテクチャとは?
それではNova Lakeアーキテクチャについて、現在なされている噂情報を紹介したいと思います。
Novaは新星という意味
毎度おなじみの、コードネームの由来を知ろうのコーナーです。今回は「Nova」ですが、こちらをWikipediaで調べてみました。
ノヴァ、ノバ、NOVAは、ラテン語で「新しい」を意味する形容詞「novus」の女性単数主格形「nova」。 英語では、「新星」を意味する。(Wikipediaより引用)
もともと新しいを意味する言葉ですが、英語では「新星」という意味として使われているようですね。このCPUアーキテクチャのコードネームの由来もおそらく「新星」でしょう。そこまで深い意味はないと思うのですが、もしかすると前の世代よりも圧倒的に進化しているアーキテクチャになるのかもしれませんね。
Intel 3プロセスを採用
Nova Lakeアーキテクチャに採用されるのはIntel 3プロセスになるといわれています。Intelは2021年にプロセスの命名法を変更し、すっきりしてるけどわかりにくい名前になりました。Intel 3は一応Intel 4プロセスの進化版となっていて、4nmプロセス相当になります。 ちなみにひとつ前の「第16世代」でもIntel 3プロセスが採用されるとうわさされているのでこれが二世代目のIntel 3プロセスになります。
PCI-Express 6.0をサポート
あくまでも噂情報になりますが、Nova LakeアーキテクチャからはPCI-Express 6.0通信をサポートするようになるかもしれないといわれています。振り返ってみるとPCI-e 4.0をサポートし始めたのは第11世代CPUです。そこから数年間で2世代もアップグレードされるのかと少し疑問に思いますが、一応PCI-Express 6.0の技術自体はすでに整いつつあったりします。
PCI-express 6.0とは一体何者なのか?【もう登場?】
PCI-Express 6.0では単純に5.0の2倍、4.0の4倍だけ通信速度が向上しています。言い方を変えると、x8レーンでも5.0のx16分、そしてx4レーンでも4.0のx16分、x2レーンでも3.0のx16分の通信速度となっているということです。極端に重たくないゲームであれば通常PCI-Express 3.0通信でも十分だとされているので、将来的には少ないレーン数でグラフィックボードに接続できるようになるかもしれませんね。
マザーボードはIntel 2000シリーズチップセットを搭載しているもの
Nova LakeではIntel 2000シリーズチップセットを搭載しているマザーボードが必要になることが予想されています。前世代ではIntel 1000シリーズでしたのでここで命名法が変わって1100ではなく2000に上がるということになります。
ちなみに過去で、Intel 60 → Intel 70と名称が変化していた時もあってそこから現在Intel 400 → Intel 500と名称が変化しているので、Intel 1000 → Intel 2000のように名称が変更されていく可能性は大いにあります。
登場は2026年度
順調にいけばNova Lakeアーキテクチャを採用しているCPUシリーズは2026年度に登場するだろうといわれています。
ほかの世代についてはこちらです!
Intel 第12世代デスクトップ向けCPUの情報【Alder Lake-S】
Intel第13世代デスクトップ向けCPUの情報【Raptor Lake】
Intel第14世代デスクトップ向けCPU「Meteor Lake」の情報
Intel第15世代デスクトップ向けCPU「Arrow Lake」の情報
Intel第16世代デスクトップ向けCPU「Lunar Lake」の情報
参考記事:https://wccftech.com/intel-teases-meteor-lake-granite-rapids-cpus-hints-alder-lake-launch-october/