Intel 第12世代デスクトップ向けCPUの情報【Alder Lake-S】

最終更新日:

ついにIntelから第11世代Rocket Lake-S CPUが発表されたところですが、実は第12世代デスクトップ向けCPUについてももう噂されています。

それが本当に第12世代になるのかはよくわかりませんが、とりあえず噂されている情報をまとめてみます。

なお、Alder Lakeアーキテクチャの性能について説明した記事は以下をご覧ください。

【AMDに負けた】Intel Alder Lakeモバイル向けCPUの性能について

 

 

この記事を3文で説明すると

  • Intel第12世代デスクトップ向けCPUには「Alder Lake」アーキテクチャが採用されるかもしれない
  • Alder Lakeアーキテクチャでは10nm ++プロセスが採用され、big.LITTLEコア構成を採用し、最大16コア32スレッドになるかもしれない
  • DDR5&PCI-e 5.0サポートも期待されている

第12世代デスクトップ向けCPUのアーキテクチャとは

2020年に登場した第10世代「Comet Lake」アーキテクチャはまだIce Lakeとは違って14nmプロセスを採用しているものです。

そして2021年に登場したIntelの第11世代デスクトップ向けCPUで採用されるアーキテクチャは「Rocket Lake-S」になり、Comet Lakeと同様に14nmプロセスアーキテクチャが採用されました。

更に次の年に登場するのが「第12世代CPU」となるわけですが、今回のリーク情報で「Alder Lake」という名前のアーキテクチャが採用されるかもしれないと言及されています。

Comet Lakeシリーズのようにモバイル向けの「U」シリーズも登場するかもしれませんが、今回噂されたのはデスクトップ向けの「S」シリーズについてです。 そしてそのAlder Lakeには驚くような特徴があるかもしれないと噂されています。

ちなみに「Alder」というのは木材の一種で、「Lake」というのはです。

 

 

Alder Lakeアーキテクチャの特徴

あくまでも噂程度の話ですので、信ぴょう性は非常に低くなっています。単なるうわさ話としてご覧ください。

 

 

1.プロセスは10nm ++

AMDがTSMCの7nmプロセスを2019年の第三世代Ryzen CPUで用いてからもうだいぶ時間が経つのに、まだIntelは10nmプロセスまでしか開発していません。しかしIntelの10nmプロセスはTSMCの7nmプロセスとほぼ互角の性能を持ち合わせているとのことですので、まだいいでしょう。でもデスクトップ向けCPUについてはまだ14nmプロセスです。

とりあえず現在第11世代のRocket Lake -Sまで14nmプロセスが続いていて、第12世代で採用されうる「Alder Lake」アーキテクチャについては10nm ++プロセスを採用すると噂されています。なお、Intelのプロセス命名法が変わり、こちらの10nmは「Intel 7」という名前になります。詳しくは以下の記事をご覧ください。

【2nmも!?】Intelの2025年までのロードマップを紹介!【10nm~2nm】

なぜ+が二つもついているのかと言いますと、+が付かない最初の10nmプロセスがIce Lakeで採用され、10nm +が次の「Tiger Lake」で採用されると考えられているためです。

そして第三代目となる10nmプロセスを採用することになりそうですので、10nm ++となります。ちなみにAMDはこのころにもう5nm +アーキテクチャ(Zen 5)を開発していることでしょう。

 

 

 

 

2.big.LITTLE戦法

現在スマートフォン向けのプロセッサでは「big.LITTLE」というコアの構成が採用されることがしばしばあります。

 

big LITTLE

高度な処理を高性能なコアで、簡単な処理を省電力のコアで処理することで電力効率をより高めることができるプロセッサコアの構成。
主にモバイル端末のCPUで採用されている。

 

例えばこれまでにQualcomm社のSnapdragonシリーズ等で採用されてきましたが、最近ではIntelの「Lake Field」というCPUでも採用されています。

Lake FieldではATOM系列の低性能・省電力のコアIcelakeの高性能で消費電力の高いコアが組み合わせられています。

 

Alder Lakeリーク情報(wccftechより)

そして今回リークしたAlder LakeのCPUについては、3つあるうち2つだけ、この「big.LITTLE」構成がとられています。

bigは高性能なコアを表し、small(little)は省電力のコアを表します。高性能コアはIce Lake系列となる「Golden Cove」アーキテクチャのもので、低電力コアはATOM系列となる「Gracemont」アーキテクチャのものになります。

それを考えるとLake fieldによく似ていますね。

一般的には高性能なコアよりも省電力のコアの方が多いですが、このリーク情報だと同じ数になっていますね。そして、「GT1」という内蔵グラフィックスコアも付属しています。

 

 

3.TDP最大150W

リーク情報では、TDPは150Wにまで拡張されるかもしれないことが指摘されています。Corei3,i5などのエントリーモデルで100Wを超えるのは考えにくいので、150Wに達するのだとしたらCorei9シリーズになるでしょう。

また、上の表で125WとなっているCPUについてもCorei9か、あってもCorei7だと考えられます。そもそもCoreiシリーズかすらよくわかりませんが。

 

 

4.ソケットはLGA 1700

第6世代Coreiシリーズから第9世代Coreiシリーズまでずっとデスクトップ向けはLGA 1151ソケットを採用してきました。そして第10世代でついにLGA 1200ソケットに変わったところですが、このAlder Lakeアーキテクチャを採用したデスクトップ向けCPUではLGA 1700ソケットをサポートすることが言及されています。すなわちLGA 1200ソケットが使われるのは第11世代「Rocket Lake」までということですね。

もはやメインストリームとしてはコンタクトの数が多すぎるソケットですが、おそらくピンの間隔が狭まってより密になると考えられますので、ソケットのサイズ自体はそこまで変わらないかもしれません。

でもこのリーク情報のCPUがメインストリーム向けCPUではない可能性も十分に考えられます。

 

 

5.PCI-e 5.0をサポート

AMDが提供するRyzenプロセッサシリーズでは2019年に発売された「第三世代 Ryzen」の時点でPCI-express 4.0をサポートしていました。

Intelのプロセッサについても、第11世代Rocket Lake-SでPCI-e 4.0をサポートしましたので、もちろんAlder Lake-Sでも4.0がサポートされるでしょう。最新の噂ではもはや5.0(Gen5)をサポートするのではないかともいわれています。

 

6.最大32CUの内蔵グラフィックスを搭載

第11世代のTiger Lake CPUに関してはIntel第12世代「Xe」グラフィックスが搭載され、最大で32CU(コンピュート・ユニット)となりました。そして同様にAlder Lake-Sについても最大で32CUの内臓グラフィックスが搭載されるといわれています。つまり内臓グラフィックスは進化なしになるかもしれないということですね。

 

7.DDR5メモリをサポート

加えて、リークした最新のスライドではDDR5メモリもサポートすることが示されています。スライドについては以下をご覧ください。

VideoCardzより
600番台チップセットのスライドも

ラインナップ

具体的な型番としては従来通り「Core i9-12900」のようになると考えられていますが、一旦型番は置いといて、いくつかのラインナップについて既に噂されています。

CPU高性能コア数省電力コア数
8 + 8 + 188
8 + 6 + 186
8 + 4 + 184
8 + 2 + 182
8 + 0 + 180
6 + 8 + 268
6 + 8 + 268
6 + 6 + 266
6 + 4 + 264
6 + 2 + 262
6 + 0 + 260
4 + 8 + 248
4 + 0 + 140
2 + 8 + 228
2 + 4 + 224
2 + 0 + 220
2 + 0 + 120

 

現在噂されているのは以上の通りです。CPUの名前の一番最初の数字が高性能コア数(Sunny Cove系列)を表していて、その次の数字が省電力コア数(Atom系列)を表していて、最後の数字がGPUの種類を表しているだろうとのことです。

最上位モデルでは8,8,1の組み合わせとなっていて、高性能コア数が従来のCore i7のコア数並みになっています。その上省電力コア数もたくさんあるため、より効率的に処理することができるのでしょう。 おそらくこちらがCore i9系でしょう。

反対に、一番下のモデルについては省電力コアが搭載されておらず、従来のCPU通りの構成になっています。高性能コア数が2ですので、Celeron系列でしょうか。なお、ATOM系列の省電力コアのみを採用したモデルはここに登場していませんので、やはりこのラインナップはメインストリームである「Core」シリーズ系統(Pentium , Celeronを含む)に限ります。ATOM系はまた別です。

発売日

長く続いたデスクトップ向け14nmプロセスシリーズに終止符を打つこのシリーズですが、登場するのは2021年の後半になるとIntelから発表されています。とはいえ、第11世代Rocket Lake-Sが登場したのが2021年の春ですので、なんだかんだで2022年台になりそうです。 ただ、第11世代Rocket Lake-Sは短命になるという残念な予想もされていますので、Alder Lake-Sがあっさり登場してしまうかもしれません。

もう… BableTech管理人がせっかくRocket Lake-S CPU購入したのに…

Intel第11世代デスクトップCPUの性能を紹介!【Rocket Lake-S】

 

ほかの世代についてはこちらです!

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Intel第13世代デスクトップ向けCPUの情報【Raptor Lake】

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期限:2021/05/31

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