家のテレビでこんなにも簡単に映画が観れるようになったのは一体いつからなのでしょうか? おそらくAppleの「Apple TV」が登場してからより発達したのではないかと思います。
そんなApple TVですが、2020年内に超進化したモデルが登場すると噂されています。 この記事ではそんな「Apple TV 2020年モデル」の噂情報について紹介していきます。
この記事を1文で説明すると
- Apple TV 2020年モデルにはより進化したA12X Bionicチップや大容量ストレージなどが搭載されるうえ、OSにも様々な新機能が追加されて2020年内に登場することが期待されている
Apple TVとは?
そもそもApple TVとは何なのでしょうか? 正直Appleは様々なデバイスやサービスを作りすぎていて、何が何だかわからない人もいると思います。そこでまずはApple TVについてささっと説明していきます。
テレビに接続するデバイス

Apple TVは、それ一つで利用できるというわけではなく、テレビ等のディスプレイに接続することで利用することができます。テレビに接続するものと言ったら地デジ番組等の録画を行ったりするレコーダー等が思い出されますね。Apple TVもそれらと似たような感じです。 ただしできることは全く違います。
Apple TVでできること
Apple TVの中にはコンピュータが入っていて、そこに様々なアプリをインストールすることができます。Apple系サブスクリプション契約のコンテンツはもちろんのこと、Amazon Prime VideoやNetflix、Huluなど一通りのコンテンツ配信サービスを利用することができます。また、映像だけでなく、Spotifyなどの音楽サービスも利用することができます。
加えて、Appleが提供するゲームサービス「Apple Arcade」も利用することができます。本体にPS4やXboxのコントローラーを接続することでゲームプレイを行うことができるので、もはやテレビゲーム機になります。通常のテレビ用レコーダーではそのようなサービスは利用できませんが、Apple TVには賢いOSと、高性能な処理装置が搭載されているので様々なサービスを利用することができるのです。
ただしアンテナに接続することはできず、地デジ番組の録画等を行うことはできません。でもインターネット上のコンテンツを際限なく利用することができるのですから、かなり便利でしょう。
Apple TV 2020の特徴
そしてこの度噂されているのが新型のApple TV 2020年モデルです。現行モデルは2017年モデルで、発売されてからはや3年が経過します。
それでは現在噂されている2020年モデルの特徴について箇条書き形式で紹介します。
1.A12X Bionicチップ搭載
Apple TVではビデオ等のコンテンツの再生に加えて、様々なゲームプレイが想定されているのでそれだけしっかりとした処理装置が搭載されています。
2017年モデルにはAppleのARMベース「A10Xチップ」が搭載されていて、こちらは以前iPad Proにも採用されていたものになります。
そして2020年モデルではチップが進化し、A12X Bionicが搭載されると言われています。こちらも割と最近のiPad Proに搭載されていたチップとなっていて、iPhone Xs等に搭載されていたA12 Bionicチップよりも高性能であり、iPhone 11シリーズよりも高性能です(AnTuTuベンチマーク総合結果)
CPUに加えてGPU性能もしっかりしているので4Kモニターについてもスムーズに出力することができるでしょう。
このチップはARMベースとなっていますが、その性能はMacBook Airよりも高く、最新のMacBook Pro 13インチモデルに匹敵するものとなっています。そういった意味では、新型Apple TVはもはやゲーミングパソコンと言えます。
なお、新型iPad ProにA12Zチップが採用されましたので、もしかすると新型のApple TVにもA12Zチップが採用されるかもしれません。
関連記事:新型iPad Proに搭載された「A12Z」チップとは?【A12Xとの違い】
2.最大128GBのストレージ
Apple TVは様々なアプリをインストールすることができるのが売りですが、現行品では32 / 64 GBのストレージとなっていて使いようによっては不足感を感じてしまうでしょう。
ですが2020年モデルでは最大で128GBのストレージオプションが登場すると言われています。そのため、あらゆるアプリやコンテンツを思う存分ダウンロードできるようになるでしょう。
3.進化したtvOS
Apple TVには専用のOSが搭載されていますが、2020年モデルではそんなtvOSが進化するとのことです。噂されている新機能としては主に二つあります。
一つはキッズモードです。Apple TVは通常のテレビで利用することができるため、家族全員が利用することを想定しなければなりません。もし子供が利用しようとしたとして、不適切なコンテンツが表示されてしまったら悪影響を及ぼすかもしれません。キッズモードではそんな大人向けのコンテンツを選別して表示されなくし、子供でも安心して利用できるようになることが期待されています。
また、二つ目に「スクリーンタイム」があります。iPhone等では既にアクティビティを記録することができる「スクリーンタイム」機能が導入されていますが、Apple TVについては利用の様子を細かく記録していません。そこで2020年モデルにはスクリーンタイム機能が追加され、視聴時間やゲームのプレイ記録等を細かく残すことができるようになることが期待されています。 これで子供がApple TVを使いすぎたりするのを防止することができるでしょう。
発売日
具体的な発売日については言及されていませんが、2020年内には登場するだろうとのことです。もしかすると夏のWWDCで発表されるかもしれませんし、秋ごろに発表されるかもしれません。
とりあえず現在Apple TVが欲しいと思っている人は少し待ってみるのもありかもしれません。