AppleのiPhoneやiPadについては、2019年に公開されたiOS 13の「Find My」という機能にて失くしたときに発見することができるようになりました。しかし失くして困るのはiPhoneやiPadなどの電子機器だけではありません。 お気に入りのバッグや財布、スーツケースなど、失くしては困る物はたくさんあります。まぁスーツケースを一体どうやって失くすんだって話ですが…
そこで最近、Appleが様々なモノに取り付けることで、iPhoneやiPadのように探すことができるようになる「AirTags」という小さなデバイスに取り組んでいることが噂されてきています。 この記事ではAirTagsについて、現在噂されている情報を一挙公開します。
この記事を1文で説明すると
- 2020年内に登場するかもしれないAppleの「AirTags」は非常に小型で財布などに入れることができ、近くのデバイスとBluetooth通信をすることで位置情報を取得し、紛失を防ぐことができる、従来の「Find My」のような機能が備わっている
AirTagsのデザイン
まずはどのようなデザインなのか見ていきましょう。

これはこの記事のアイキャッチ画像で、中央にある画像が噂されているAirTagsのデザインをあらわしています。あくまでも噂情報を基に作成した3Dレンダリング画像にはなりますが、非常にリアルですね。 紙でできているのではないかというくらい薄くなっていて、真ん中にはAppleのロゴが付いています。
薄いので、バッグの中だけでなく財布の中など、狭いスペースでも設置することができるのではないかと期待されています。
AirTagsの仕様
続いては現在噂されているAirTagsの仕様について紹介します。
1.充電可能?不可能?バッテリー
非常にあいまいな見出しですが、AirTagsに搭載されるバッテリーについて、充電可能であるのか、そうでないのかはあまり定かにはなっていません。Bluetoothなどの通信を利用して位置情報を送ったりするので当然ながらバッテリーが必要になってきますが、一部の噂では充電ができないボタン電池仕様になるのではないかと言われています。スマートフォンのように日中ずっと何かの処理をするわけではないですし、最近のBluetoothは非常に省電力ですのでもしかすると腕時計みたいな感じで数年くらいは充電しなくてももってくれるのかもしれませんね。
一方でiPhoneやAirPods、Apple Watchなどと同じようにワイヤレス充電ができる仕様になるかもしれないとも言われています。どれくらいの頻度でバッテリーが無くなるのか見当が付きませんが、充電できないよりはできる方が便利そうですね。おそらくバッテリー残量が少なくなったら何らかの形でペアリングしているデバイスに通知をするなどの機能を持ち合わせていることでしょう。
2.防水
AirTagsは完全防水になると言われています。現在iPhoneなども防水(防滴?)仕様ではありますが、電子機器以外の物にも取り付け得るAirTagsについては、更に過酷な環境でも耐えられるような仕様になるでしょう。
3.AirTagsという名前
まだ公式に発表されたわけではないのであくまでも仮称になりますが、この名前は誰かが適当に命名したものではありません。現在はもうiOS 14が最新となっていますが、以前のiOS 13.2の時に「AirTags」という名前が発見されたとのことです。AirPrintとかAirPlayとかAirPodsとかいろいろあるので、AirTagsという名前もあり得そうです。
AirTagsの機能
続いては現在噂されているAirTagsの機能について紹介します。
1.iPhoneなどのデバイスとペアリング
AirTagsは基本的に、それ単体でインターネットに接続したりするわけではなく、近くにあるAppleのデバイスにペアリングすることでその機能を実現することができます。
2.離れすぎ防止
AirTagsとペアリングしているデバイスが遠くに離れてしまった時に通知をする設定にすることができると言われています。つまり、登録しているAirTagsとのBluetooth接続ができなくなった時にそれをiPhone側で感知するということですね。もちろんこの機能はオフにすることができると思いますが、財布など肌身離さず持っているべきものの紛失を防止することができそうです。
3.特定の場所では紛失判定をしない
家に財布が置いてある場合は全く問題ありませんよね。そのような場所を事前に登録しておけば、そのような場所にAirTagsを置き去りにしても紛失した判定にならないようにすることができるとのことです。
4.タグを鳴らすことが可能
現在実装されているFind Myにも同じような機能がありますが、Bluetooth通信などを用いてAirTagsに信号を送り、AirTags自体を鳴らすことができるようになると言われています。こうすることで、割と近くまで特定できた後に細かい場所を探ることが可能です。
5.ロストモード
AirTagsをつけているバッグなどを失くしてしまったと認めた時、そのAirTagsを「ロストモード」に切り替えることができるとのことです。ロストモードでは、AirTagsの近くにあるApple製品などとBluetooth通信を行うことによって位置情報を取得することができるだけでなく、そのAirTagsを見つけた人が、持ち主に直接電話をすることができる機能が備わっているとのことです。
発売日
一部の噂情報では2020年の9月に登場するかもしれないとも言われていましたが、結局登場しませんでした。 そしてある情報では10月に登場することが主張されています。 つまりは2020年内に登場する可能性が高いということですね。
参考記事:https://www.cnet.com/news/apple-airtags-will-we-finally-see-apples-tile-competitor-in-october/