iMacが欲しい、でも最近のモデルを買うのは高すぎる。そんな時に中古品を購入するという手が当然あるわけですが、果たして中古のiMacは使い物になるのでしょうか。実際に購入して検証してみました。
目次:
私が購入したiMacの仕様紹介
ではまず最初に私が今回購入した中古のiMacの仕様を紹介します。

- モデル:iMac mid-2011 21.5inch
- CPU:Intel Corei5 2400S 2.5GHz (第2世代Corei5) 4コア4スレッド
- メインメモリ:DDR3 1333MHz 4GB (2GB x 2)
- ストレージ:500GB HDD
- ディスプレイ:21.5インチワイド 1920 x 1080 IPS液晶
- スピーカー:内臓ステレオスピーカー 17W x 2
- グラフィックス:AMD Radeon HD 6750M 512MB メモリ
- USB端子:USB 2.0 x 4
スペック一覧は以上のようになります。
2011年の中期モデルということで、現在中古品として手に入るiMacの中でも古い方だと思われます。
ちなみに入手先はフリマアプリの「メルカリ」です。15500円で購入しました。
それでは各仕様について説明していきます。
まずCPU(コンピュータの頭脳)についてです。
Corei5 2400Sということで2011年にIntelから発売された「S」付き省電力モデルになります。省電力モデルの方が消費電力が少ない代わりに性能が低くなっています。 クアッドコア仕様です。
現行品のCPUの方が3倍くらい性能が高くなっています。あくまで数値上の話ですが。
そしてメインメモリ(RAM)は4GBです。最近では8GBが標準となっていますが、2011年頃はまだ4GBが標準だったようです。ちなみに空きスロットがまだ2つあるので8GBに増設することも可能ですが、私は必要ないと感じているので増設する予定はありません。
そしてストレージですが、最近流行りのSSDは搭載していません。スタンダードに500GBのHDDとなっています。 分解すればSSDに換装することもできますが、私は必要ないと思ったのでする予定はありません。
そしてディスプレイになりますが、現行品の「Retinaディスプレイ」ではありませんがIPS液晶となっていて、解像度も1920 x 1080(フルHD)ということでそこそこ良いものになります。
内臓スピーカーは一体型パソコンとしてはかなりしっかりしたものがついていて、かなり迫力があります。
グラフィックスについてですが、AMDのRadeon HD 6750Mが搭載されています。グラフィックボードですが、だいぶ前のものになりますので重たいゲームなどは一切できません。
そしてUSB端子についてはUSB 3.0が搭載されていません。2011年モデルはUSB 2.0しか搭載していない最後のモデルになりますね。
というような感じで、あらゆる仕様において現行品と比べるとだいぶ劣っていますが、体感上ではどのような感じなのでしょうか。
実際に使ってみた感想を発表します。
実際に使ってみた感想
使ってみたというか、今実際にこの記事を作成するのにも使っています笑
1、CPU
私はある程度パソコンに詳しいので、各パーツがどのようなパフォーマンスを発揮しているのか体感でわかります。
まずCPUについてですが、動画編集やエンコード等の重ためなソフトを使わない限り不足感は全くありません。
ネット回線がしっかりしていればYoutubeもかなり快適に視聴することができますし、ブログ作成もWeb閲覧も快適にできます。
正直CPUに関しては2011年以降のモデルだったら十分だと思います。
2、メインメモリ
メインメモリ8GBが標準となってきているこの頃ですが、正直動画編集やゲームプレイなどをしない限り4GBで十分だと思います。
プログラミングをするにしても4GBで不足感はありませんし、Youtubeの視聴には全く影響はありません。8GBが重視されがちですが、そこまでハードに使わないなら4GBで十分です。
それに、ゲーム等しない限りDDR3とDDR4の速度の違いが体感ではよくわかりません。
3、ストレージ
ストレージについては、最近ではSSDを搭載するのが主流となっていますが、動画編集やゲームプレイ、重たいプログラミング開発環境を使わない限りあえてHDDからSSDに換装する必要はないと感じました。
HDDとSSDの差をもっとも感じるのはOS起動時間かもしれませんが、なんだかんだでこのiMacは32秒程度で起動することができたので、そこまで遅くは感じません。
そして、Web閲覧やYoutuber視聴、ブログの作成くらいだったらSSDの恩恵はほぼ受けない印象です。HDDでも十分高速です。
4、ディスプレイ
現行品の21.5インチモデルは4K解像度らしいですが、2011年モデルはフルHDに抑えられています。ちなみに4KというのはフルHD4つ分くらいの解像度です。
そして現行品ではRetinaディスプレイと呼ばれるディスプレイを採用していますが、2011年モデルではただのIPS液晶です。 ただ、IPS液晶は視野角が広く発色も良い傾向にあるため、十分綺麗です。
つい先日近所の家電量販店で現行品のiMacを触ってきましたが、私の目がおかしかったのかディスプレイについて大して違いを感じられませんでした。
そのため、そこまでこだわらない人は2010年以降のiMacであれば十分綺麗に感じると思います。
Retinaディスプレイと直接比較することができなくて申し訳ないのですが、一応単独で画面を撮ってみるとこのくらい綺麗に映りました。
Youtubeの「打上花火」という曲のMVになります。

あまりカメラ性能の良くないスマホで撮影しているので伝わらないかもしれませんが、実際はもっと綺麗です。AMDのグラフィックボードを使っているためか発色が非常に綺麗です。
5、スピーカー
スピーカーに関してはかなり感動しました。さすがに高品質な外付けスピーカーに勝るほどではありませんが、あえて外付けスピーカーをつける必要がないくらい迫力があり、音質もかなり良いです。スピーカーについては現行品とあまり変わらないみたいです。
そもそも一体型パソコンでは片方17Wのスピーカーというのはなかなか珍しいです。
6、グラフィックス
AMD社製の古いグラフィックボードを搭載しています。
GTX 1080 tiなどのゲーミンググラフィックボードの足元にも及ばないのでゲームができる性能ではありませんが、フルHDの動画鑑賞くらいならサクサクできます。
ゲームをプレイしない身としてはこれ以上高性能なグラフィックボードを搭載する必要性を感じません。十分です。
また、これは気のせいかもしれませんがAMD社製のグラフィックボードだからか、発色が良く感じます。
7、USB端子
続いてはUSB端子ですが、私的にはUSB 2.0で十分だと考えています。
そこは譲れないという方も大丈夫です。2012年以降のモデルならUSB 3.0が必ず搭載されています。
どのような用途であれば快適に使うことができるのか
もちろんiMacの年式にもよりますが、動画編集や重たいゲームプレイなどをする予定がない場合は2010年以降のiMacだったら中古品でもなんでも十分だと思います。
私のようにYoutuber視聴やブログの記事作成等でしか使わない場合は、2011年モデルで十分です。古いとはいえスピーカーはしっかりしていますし、なんといっても画面がとても綺麗です。
そして、中古のiMacをどこで購入するのか問題ですが、私は「メルカリ」で購入することをおすすめします。
ちなみに私はメルカリで格安で手に入れることができました。
メルカリでのiMacの購入の仕方については以下の記事をご覧ください。