ホテルにて有線のLANしか使えない時や、Wi-Fiのルーターまで遠すぎる時、ノートパソコンがルーターになって仲介ができれば良いと感じると思います。
そこで私はだいぶ前に「Connectify-me」というホットスポットのソフトを紹介しました。
パソコンをWi-Fiの親機にする方法 [Connectify-me]
しかしこのソフト、ある期間経つとお金を払わないと使えなくなります。
というのに最近気づきました。そこで完全無料で使える、簡単なWindows ホットスポット構築ソフトを発見したので紹介していきます。
「Mars Wi-Fi」の良いところ
この記事で私が紹介していくフリーソフトは「Mars Wi-Fi」というソフトです。
こういう記事っていくつかのフリーソフトを紹介するのがありがちかもしれませんが、私がオススメするソフトはたった一つこれだけなので、とにかく良いところを紹介していきます。
1、無料
フリーソフトにありがちなのが、「課金要素」。基本的には無料で使えると説明されつつも、課金しないとまともに使えなかったり、やたら差別されたり、試用期間すぎたら課金しないと使えなくなったり… などがあります。
しかしこのソフトはそもそも課金要素自体ないので、どんな機能でも無料で使えます。
なのに広告がついたりもせず、本当に無料で使っていいのか?といった感じです。
2、軽い
私が前使っていた「Connectfy-hotspot」というソフトはいろんな機能があって、使いこなすのも難しそうといった感じでした。機能が多いだけなら便利なのですが、その分動作が重かったりするんですよね。
こういうソフトって基本バックグラウンドでずっと実行されているのですが、その動作が重かったら他の作業をするのが難しいですよね。
それに、Connectifyはホットスポット機能を開始してから実際に使えるようになるまで1分間くらいかかるので手軽にオンオフを切り替えられません。
でもこのソフト「Mars Wi-Fi」はかなり動作が軽いです。
機能が最低限なこと、それからウィンドウが小さいこと、なんといっても広告がないことが関係しているのか、全体的に動作が軽いです。
なので他の作業も快適にすることができます。
3、シンプルでわかりやすい
機能が最低限になっていることで、操作がとても楽です。使いたいときは起動すればいいだけ、それから接続されているデバイスをブロックしたいならすぐにできますし、SSIDの設定、パスワードの設定もかなり容易にできます。
この設定方法については後ほど紹介します。
4、高速
ノートパソコン等をホットスポット化すると、ソースのインターネット回線速度から減速してしまうことが懸念されますが、このソフトではあまり速度低下が気になりません。
私は一度に3つのデバイスを繋げたりしていますが、快適に動画も見れますし、ゲームをやっても回線が不安定になることは特にありません(ソースの回線にもよりますが)
5、変なソフトが入ってこない
フリーソフトって、ダウンロードすると関係ないソフトだったり、最悪の場合はウイルスが侵入してきたりするなどがありがちだったりするのですが、このソフトは「このソフト」しかダウンロードされません。
規定のブラウザが急に変更されたり検索エンジンがおかしくなったりしませんので、安心してダウンロードできます。
では導入方法&操作方法を説明していきます。
「Mars Wi-Fi」の導入方法
導入については非常に簡単です。まずは以下のサイトにアクセスします。
フリーソフトなどの配布でとても有名な「ソフトニック」さんのサイトからダウンロードできるので安心だと思います。

ただしこの画面になった場合、「Download now」をクリックしてしまうと関係ない「Avast」というソフトがダウンロードされてしまいます。
もちろんこのソフトもインストールしたいならクリックするべきなのですが、私は間違えて入れてしまって、規定のブラウザが変更されたりウイルススキャンされるなどして大変なことになったので基本的にはダウンロードしないほうがいいとおもいます。
下の方に小さく表示されている「結構です…」のところをクリックして続行しましょう。
そして順に進んでいけばダウンロードできるので、インストールを行いましょう。なお、インストールについては基本的にはそのまま進んでいけば大丈夫です。
操作の仕方
ルーター設定
それでは起動し、最低限設定していきます。

このような画面になると思うので、SSIDとパスワードを自分で決めましょう。
ちなみにConnectify-hotspotだとこのSSIDを変更するためには課金する必要があります。変更しなければ「Connectify-me」のままなのでなんか嫌ですよね。
そして少し時間が経てばもう使えるようになります。

右上にある「▼」というところをクリックすれば設定を行うこともできます。
いろんな設定がありますが、基本的には何も動かさなくて大丈夫です。
接続する
そしたら早速このホットスポットを使って別のデバイスでインターネットを接続して見ましょう。

これは私のiPadでWi-Fiに接続した時の様子です。
赤いラインのIPアドレスは「Mars Wi-Fi」を使ったローカルネットワーク内のこのデバイスのIPアドレスで、緑色のラインのIPアドレスは「Mars Wi-Fi」においてホストになっているノートパソコンのローカルIPアドレスです。
あたりまえですが、この設定上ルーターだと認識されています。
ブロックする

右下のペアリングマークのところをクリックすると接続状況を確認することができます。
青いのが接続中の端末で、そのダウンロード速度・アップロード速度がわかります。その右の部分をクリックすると各デバイスごとに速度制限や接続禁止などの設定ができます(黄色い囲み)
赤い部分は過去に一度接続したけど今は接続していない端末です。
また、下にはブロックリストがあります。
使い方としてはこれくらいです。
ちなみに私の場合は、このノートパソコンだけ家のWi-Fiへの接続が許されていて自分で持っているデスクトップパソコン、iMac、iPadなどは繋げないのでこういった方法でテザリングしています。
そもそもiMacやiPadを勝手に購入したことは親に内緒なので繋がさせてもらえないのはあたりまえですね。