パソコンを操作するために必要になってくるのは「キーボード」です。まだキーボード入力に慣れていない人は手書きで文章を書く方が速いかもしれませんが、タイピングに慣れてしまえば手書きよりも何倍も速く文章を作成することができます。
しかもパソコンなので電子データで保存することができますし、きれいな字も書くことができます。 そこでこの記事では速くタイピングする上で必ずと言っていいほど必要になってくる「ブラインドタッチ」というスキルを手に入れる方法を説明していきます。
この記事を2文で説明すると
- ブラインドタッチとは、手元を見ないでタイピングをすること
- フォームを意識し、とにかく継続しまくるだけで必ずブラインドタッチができるようになる
ブラインドタッチとは?
そもそもブラインドタッチとは何なのでしょうか。
ブラインドなタッチ
はい、出ました。英語の説明で英語を用いてくる奴。ご安心ください。それぞれ意味を説明します。

ブラインド(Blind)というのは「目が見えない:盲目」という意味です。目が見えない人の事を英語では「The Blind」と言ったりしますね。
そしてタッチ(Touch)というのはここでは打鍵することを指します。つまりキーボードを叩いて入力することですね。
この二つを組み合わせると「ブラインドなタッチ」ですから、「目が見えない打鍵」ということになります。
もう少しソフトに言うと何も見ずにタイピングをするということです。キーボード上にはたくさんの種類のキーがありますので、入力する際にキーボードを見て打鍵したいキーの位置を探ると思います。
しかしブラインドタッチにおいてはいちいち手元:キーボードを見ないのです。
ブラインドタッチの必要性
恐らくブラインドタッチが必要だからこの記事を見てくださっているのだとは思いますが、ブラインドタッチができるに越したことはありません。
入力する際にいちいち手元を見ていては時間がかかってしまいますし、首を曲げる動作が多すぎて気分が悪くなってくると思います。また、手元を見ながらタイピングしていると誤字に気づかないで入力し続けてしまうことが多いです。
対してブラインドタッチができると画面を見ながら入力ができますので非常に速くタイピングすることができますし、誤字が発生したら秒で気づくことができます。 それに、手元の資料に記載してある文字等を入力したい時も手元の資料だけをずっと見つめて入力することができるので作業性がかなり良くなります。
また、ブラインドタッチができる人は必然的にタイピングのフォームがきれいになりますので、更なるタイピング速度の向上が図れます。
それに、ブラインドタッチができると周りから見ててかっこいいですよね笑
ブラインドタッチ上達へのカギ
それでは早速、ブラインドタッチができるようになる&上達するには何が必要なのか、箇条書きで説明していきます。
1.フォームは正しく
私自身ブラインドタッチ歴3年くらいだと思いますが、ブラインドタッチができるようになったのはフォームを見直してからです。 私は小学一年生くらいのころからパソコンを触っていますので、小学六年生の頃にはそこそこ速くタイピングできるようになっていました。
しかしその時に限界を感じつつありました。というのも我流のフォームでタイピングしていました。(下図)

タイピング初心者にありがちな、器用な指(人差し指や中指)のみを使うフォームです。今思えば明らかに効率の悪いフォームって感じですが、当時はこのフォームでもそこそこ速かったです。ただし激しく腕を動かす必要がありますし、真ん中のキーだと確実に外してしまうのでいちいち手元を見る必要がありました。
また、指を激しく動かして打鍵していたので他のキーにつっかかることがあってキーボードを傷める原因にもなっていたと思います。
そこでタイピングのフォームを意識するようになりました。

いわゆるホームポジションというものです。左手の人差し指は「F」に載せ、右手の人差し指は「J」に載せるというポジションで、左右の手をフル活用することができます。このポジションであれば日本語入力においてはほぼ腕を動かさなくても入力することができます。右側のキーは右手で入力し、左側のキーは左手で入力します。中央のキーについては打ちやすい方の手で入力すれば良いかと思います。
実際私も、中央のキーについては「このキーは右手で打つ」という風に意識してはおらず、状況によって変えています。
最初は慣れないかもしれませんが、だんだんと「あ、このフォームが一番打ちやすいや」って感じになってきます。 実際私も、最初このフォームを意識していた時は疲れていました。でも数か月意識しただけでだいぶ上達したと思います。
2.変換はスペースで
日本語配列のキーボードには「変換」という小さなキーがスペースキーの横にあります。私もブラインドタッチを始めるまではこの変換キーを使っていたのですが、ブラインドタッチを始めてからは無意識的にスペースキーを使うようになりました。(というかそれまでスペースキーで変換できること知らなかった)
以下の動画を見てもらえばわかるのですが、スペースキーを使うと右手でも左手でも変換できるので非常に速くタイピングすることができますし、比較的大きいですのでブラインドタッチでも外すことがありません。
この動画ではこの文章を入力していますが、スペースキーを変換キーとして使うことで非常にスムーズにタイピングすることができます。
3.割と深めのキーボードを利用
キーボードの種類はたくさんありますが、私の個人的な意見としては、ブラインドタッチを上達させたいなら深めのキーボードを利用する方が良いかと思います。 先ほど紹介した動画内で使っていたキーボードも一般的には深めだと思います。 このようなキーボードはノートパソコンのキーボードと違って、一つひとつのキーがはっきりしていますので指先の感覚ですぐにキーを特定することができるようになります。ノートパソコンのキーは滑るようにタイピングすることができますので外してしまうことが多いのではないかと思います。
ただし一度ブラインドタッチに慣れてしまえばノートパソコンのキーボードでも普通にブラインドタッチができるようになります。
ちなみに私が今使っているのは以下のメカニカルキーボードになります。メカニカルキーボードとしては非常に安上がりですが、(安めの)メンブレン式に比べると打鍵時につっかかりが少ないので高速タイピングしやすいです。
Amazon
Rakuten
第一というわけではないですが、品質の良いキーボードを使うというのもブラインドタッチ上達へのカギかと思います。モチベーションも上がると思いますし。
4.手の動きを覚える
それができたら苦労しないって話ですけど、ブラインドタッチにおいてはキーの位置を覚えるのではなく、そのキーを打つための動きを手に覚えさせます。
ホームポジションがしっかりしていれば相対的な手の動きだけを覚えるだけでかなり正確にキーを入力することができます。つまりブラインドタッチを行っている人の脳内ではもはやキーは位置ではなくて手の動きで記憶されています。
そのためブラインドタッチができるひとでも、手の置き方を間違えてしまったら誤入力だらけです。たまに自分もやってしまいますね…笑
5.最初は見る
以上の事を実践している上で、最初の方は無理せず手元を見ましょう。私もフォームを意識し始めたころはチラチラと手元を見ていました。結局最初から見ないなんて不可能に近いんですよね。
でも慣れていくうちに手元を見てるのが無駄になるくらい手の動きで覚えれるようになってきます。
6.とにかく継続する
タイピングにおいてはこれが一番です。どんなに練習法を工夫しても一夜漬けすることはできないです。継続しまくって手で覚えてしまったもん勝ちなので、タイピングにおいては「質」よりも「量」です。 仕事で長文を打っている人は嫌でも継続することになると思いますが、普段からあまりパソコンを使っていない人は日記を作るのが非常におすすめです。
私は中学一年生の頃からほぼ毎日、1800文字くらいの日記を作っていますが、このおかげでタイピングが速くなったと言っても過言ではないと思います。
タイピングが上達するってのもありますが、電子データで日記を保存することによって半永久的に保存することができます。
やってるうちに楽しくなってくるのでお勧めです。
また、タイピング練習サイトを利用するのも結構良いと思います。私も一時期毎日やってたことがありました。
おすすめのタイピング練習サイトについては以下の記事で紹介しています。