世界最大の通販サービスと言ったらやはり「Amazon」でしょう。そんなAmazonでは一日1億点以上もの商品が売れることもあり、億という商品数を誇っています。そして絶えずタイムセールが行われていて、思わずポチってしまうものです。 そんなAmazonなのであらゆる点で信頼はおけますが、価格は本当に安いのでしょうか。特に、タイムセールになっている商品は本当に安いのでしょうか。
この記事ではAmazonのセールが本当に安いのか調べる簡単すぎる方法を紹介していきます。
この記事を2文で説明すると
- Amazonのセールが本当に安いかどうかは、Chrome拡張機能の「Keepa」で確認できる
- ただしKeepaだけを参考にするのも危険
Amazonセールの落とし穴
Amazonではいろいろな会社があらゆるものを出品しています。中には出品者が直接Amazonに出品している、すなわちAmazonは場所を提供しているだけというケースもあり、価格が自由に決められます。
セールに関する詳しい情報はよくわからないですが、出品者はセールするタイミングを自由に決めることができるのでしょう。そこで一つ、落とし穴があります。
セール前に値上げ
例えばとある会社が「A」という商品を1万円で売っていたとして、セール前に「2万円」にまで値上げするとします。
そしてセール時にまた1万円にもどすと、見かけ上では1万円引きになったようにみえます。しかし長期的に見ると値下げはされていないも同然です。
前々からその商品をチェックしていたなら良いのですが、セール時になって初めて知った商品で、「1万円引き!? 安っ」と思って購入してしまうケースもあるでしょう。 ただ、もちろんこの手法は犯罪ではありませんので、訴えることはできません。
ただ、できるものなら以前の価格を知っておきたいところですよね。
Chrome拡張機能「Keepa」
そこで非常におすすめなのがGoogle Chrome Webブラウザの「Keepa」という拡張機能です。詳しいことは後程説明しますが、この拡張機能ではAmazonに出品されている商品の以前の価格を一目で把握することができます。
導入方法
導入方法はいたって簡単です。Chromeをまだ持っていない人はダウンロードするようにしてください。
https://www.google.co.jp/chrome/
そしてChromeが導入できたらChrome ウェブストアで「Keepa」と検索した結果画面に移動してください。

そしたら右の「Chromeに追加」を押して、拡張機能をインストールします。通常2秒程度で導入は完了します。
使い方
この手の拡張機能、どうせアカウントを作らなければいけないんでしょ。と思うかもしれませんが、そのような煩わしい手続きは一切必要ありません。
導入が完了したらあとは調べたいAmazonの商品画面に移動するだけで、過去の価格を知ることができます。

こちらはとある商品になりますが、商品のサムネイル画像の下にこのようなグラフが挿入されています。
もちろんAmazonが挿入したものではなく、拡張機能がChromeブラウザに埋め込んでいるだけです。何やら難しそうなグラフとなっていますが、マウスカーソルを当てるだけで過去のある時点での価格を知ることができます。
例えばこの商品の場合はここ数か月で値下がりしている傾向にありますね。また、黒い折れ線グラフのようなものは中古品の価格を表しています。
加えて、右下のフィールドから期間を選択することができ、全期間分を表示することも可能なようです。
そしてこの機能をタイムセール中の商品に適用してみます。

この丸ポチの部分がセール時の価格になります。現在タイムセールをしているので右端が赤丸になっていますが、以前にもタイムセールを行っていたことがわかります。
セールしない商品はとことんしないみたいですが、中には頻繁にタイムセールを行っている商品もあります。 そういった情報もこの拡張機能で知ることができるのです。 また、過去のセール情報から、次のセールのタイミングと価格について予想することも可能なのではないでしょうか。
セール時の価格が(相対的に)安いのか調べる以外にもたくさんの活用方法があると思うので是非愛用してみてください。
絶対的な安さ
ただしこの拡張機能で知ることができるのは、その商品の以前の価格からどれくらい安くなったのか、すなわち「相対的な安さ」になります。 つまり、過去のある時点からかなり安くなっていたとしてもそもそもが高いのならそれは「本当に安い」とは言えないということですね。
そんな時、本当に安いのか、つまり「絶対的な安さ」を検証する必要がありますので、同じジャンルの他の商品を確認するのがベストになります。
また、Amazonだけではなく他の通販サイトを参考にしてみても良いかもしれません。Keepa拡張機能を活用するのは良いのですが、Keepaだけを参考にするのは危険です。