パソコンキーボードのテカりの原因とその対処法について【なぜテカる?】

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パソコンを操作するにあたって必要になってくるのはキーボードです。ブロガーなど、文章をたくさん作成している人にとっては最高のパートナーでしょう。しかしそんなキーボードも、使い込むとキートップ部分がテカってしまうことがあります。

この記事ではその原因と、対処法について解説していきます。

 

 

この記事を2文で説明すると

  • キーボードのテカりの原因としては、主にタイピングによる摩耗が考えられる
  • 対処法としてはつや消しスプレーを用いるなどがあり、予防法としてはキーボードカバーを利用するなどがある

キートップがテカる症状

よくよく考えたらテカるって何語なんだよって感じですが、以下の画像を見ていただければキーボードのテカりについてわかるかと思います。

 

キーボードのテカり

何年も使い込んでいるともっと激しくテカり症状が現れることがありますが、上の画像の時点でも既に「A」キーなどがテカり始めています。ちなみにこのキーボードを購入したのは半年くらい前の事で、毎日日記を書いたりブログ記事を作ったりしているのでそこそこ使っていて、もうここまでテカってしまいました。

このキーボード(Logicool K840)については以下の記事をご覧ください。

Logicoolのメカニカルキーボード「K840」を買ってみた【Romer-Gスイッチ】

8,000円もするメカニカルキーボードですので品質が悪くてテカりやすくなったというわけでもなさそうです。そのため、頻繁にパソコンを使っている人であれば避けられない症状と言えます。 このキーボードは暗めの配色ですので顕著に表れていますが、明るめの配色であればパッと見はそこまでテカっているようにも見えなさそうです。しかし光を当てて横から見るなどしたらすぐにわかるでしょう。

上の画像でも光を当てつつ斜めから撮影していますが、あまり使っていない「X」キーなどと比べると圧倒的に「A」キーがテカっているのがわかります。

 

 

テカりの原因

頻繁に使っているキーがこの症状を示すことから、単に経年劣化とは言えなさそうです。私はテンキーをほとんど使っていませんが、テンキーについては光を当ててもほぼ全くと言っていいほど反射しません。 原因は様々考えられるので一つに断定することは難しいですが、そのほとんどが「摩耗」です。

皮脂が付いて汚れることによるテカりという説もありますが、それにしてはテカっている部分がピンポイントすぎますし、エレクトロニッククリーナーなどで洗浄してもほとんどテカりが改善されませんでしたので汚れなどが原因だとは考えにくいです。

明らかに(主に手を使った)食事中にパソコンを頻繁にいじる人などについては汚れが原因になっていることも考えられますが、基本的にそこまで汚い手でキーボードを触る人は少ないと思いますので考えられにくいです。

ましてや、この記事をご覧なさっている、テカりについて気になっている皆さんならそんなことはしないかと思います。

 

そして摩耗についてですが、やはり人間の指というのはある程度水分・油分を含んでいてグリップ力(吸着する)がありますから、度重なるタイピングによってキーボード表面のコーティングがハゲてしまうことも考えられます。必ずしもコーティングが剥げているとは言えませんが、もともとつや消し加工が施されているキーボードにはそういったコーティングがかかっていることが多いです。

キー自体が摩耗しているというよりは、コーティングが剥げているというイメージですね。というよりは、人間の指の指紋などがヤスリのような働きをしているというイメージがわかりやすいでしょうか。

そのため比較的強め、かつ頻繁に入力するエンターキーについてはテカりが増している印象です。

 

 

テカりの対策法

 

洗浄&つや消しコーティング

テカりの対策法についてですが、主につや消しコーティングがはがれて発生している症状なのだから、再びつや消しコーティングを施すというのが手っ取り早いでしょう。つや消しコーティングを施す方法はいくつかありますが、プラモデルの組み立てなどで使われるスプレータイプのものが使いやすそうです。

 

こちらの「トップコート」という水性のつや消しスプレーが主流のようですね。再びはげるのを防止するにはより耐久性に優れている「油性」のものが良いとされていますが、指が直接触れるものなのでシンナー等が入っていない水性タイプの方が良いでしょう。 ただしやみくもにキーボードに吹きかけてしまうと関係ないところまでコーティングされてしまう上に、水性ということで基盤等にダメージを与えてしまう恐れがあります。 そのため、やるならキートップを外して一つひとつ行ったほうが良さそうです。

メカニカルキーボードなどについてはキートップが外れるものが多いですが、比較的安いキーボードや、ノートパソコン用のキーボードについては簡単にキートップが外せないことが多いです。

 

キートップを外した様子

このような点も含めてメカニカルキーボードは優秀と言えますね。テカりについて気になる人は、少し高いお金を払ってでも手入れのしやすい「メカニカル式」にするべきだと思います。 キートップが外れない人についてはこの対処法は少し難しいです。

 

また、つや消しを行うにあたって必ずキーボード全体を洗浄するようにしましょう。こうすることによってテカりの原因の一つとされている「汚れ」について対処できる他、つや消しのコーティングをうまく施すことができるようになります。 なお、キーボードの洗浄については基盤に流れても全く影響を与えない「無水エタノール(エレクトロニッククリーナー等)」がおすすめです。

 

詳しい洗浄方法については以下の記事をご覧ください。

パソコンのキーボード掃除に必須な道具集

 

キートップ交換

こちらもキートップが外れる、およびキートップ単独で販売されているキーボードに限りますが、そういったキーボードであればいっそテカっているキーを交換するのもアリです。そうすることによって汚れについても気にする必要が無くなりますし、クリーナーやつや消しスプレーなどの道具を使う必要が無くなります。

交換と同時にキーの色や質感についても選ぶことができる場合が多いので、おすすめな対処法です。ただしそこそこ高いキーボードでないとできないことが多いです。

 

 

テカり防止法

テカりについて既に対処した、あるいはまだテカりは発生していないけどなるべく避けたいという人には以下の防止法がおすすめです。

 

手を洗って使う

最初の方で説明したように汚れについてはテカりの原因としては考えられにくいですが、なるべくきれいな手でキーボードを触るようにしましょう。

 

静かにタイピング

摩耗が主な原因となると、激しくタイピングする方がよりテカりやすくなるということになります。そこで、単純に一回の打鍵でキーボードに与える摩擦を少なくするために静かにタイピングするというのも一つの手段でしょう。

また、ホームポジションを意識してより指の移動の少ないきれいなタイピングにすることでキートップとこすれることが少なくなり、テカりを防止することができると考えられます。きれいなタイピングの仕方については以下の記事を参考にしてください。

【誰でもできる】ブラインドタッチ上達へのカギ6つ

 

キーボードカバー

もしも今後そのパソコン、あるいはキーボードを他者に提供する予定があるのならば、自分が使う時はキーボードカバーを利用するというのも一つの手です。キーボードの形は、キー配列が同じであってもわずかに異なっていることが多いためそれぞれ専用のカバーを用意する必要がありますが、有名ノートパソコンやキーボードであれば揃えられることが多いです。

若干打ちにくくなるかもしれませんが、カバーを付けることによって汚れについても対処することができますし、手入れが楽になります。 また、万が一コーヒーをこぼしてしまった時でもキーボードを守ることができるでしょう。

 

このようにいろんな防止法・対策法がありますが、大体共通していることとしては「そこそこ良いキーボード・ノートパソコンである必要があること」でしょう。つまり、安いキーボードについてはテカっていても対処できないことが多いです。 そのため、テカりについて気にしている人は質の高いものを購入することをお勧めします。

おすすめのキーボードについては以下の記事をご覧ください。

おすすめのパソコン用キーボード【2020年最新】

 

 

テカりのイメージ

キーボードのテカりについてあまり良いイメージを持っていないからこの記事をご覧なさってくださっているのだと思いますが、汚れが直接的な原因になっていない場合が多いということで、自分が使っている分にはあまり気にならなくなった方も多いのではないでしょうか。

ですが、どうしてもキーボードのテカりには汚いイメージがあります。実際にメルカリなどのフリマサービスや中古品店などを見ていても、キーボードのテカりについて気にしている人が多いように感じられます。

そのため、他社に譲渡する予定があるのならば気にした方が良さそうですね。

ちなみに私は、自分で使っている分にはほとんど気にならないですが、購入した中古品のキーボードがテカっていたら少々気になりますね。

でもテカっていてすべすべになっていることで入力しやすい(気持ちの問題だが)ような気がするので私は嫌いじゃないです、テカリ。







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最近大学でようやく本格的にコンピュータのことを学び始めました

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