みなさんこんにちは、今回は自作パソコンにおける、「中古品でもいいもの」について説明していきたいと思います。
目次
中古品にこだわる理由
なんでそこまでして中古品にこだわるのかについてです。
一番大きな理由はもちろん「安いから」です。自作パソコンのパーツについては、中古品の方が新品よりも高いという事はほとんどありません。
また、中古品の見方を変えると「一度使った、一度うまく使えた」ということですので、初期不良が起きることがまずないです。
新しいものを買ってしまうと、まだ登場したばかりのものでは動作が不安定だったり、それを紹介している人が少なかったりネット上の情報が少なかったりしますよね。でも中古品はある程度前のものなので、ネット上にはたくさんの情報がのっていて、何かトラブルがあっても対処することができると考えています。
中古品は安いだけじゃないのだ
それでは続いて、中古品でも良いパーツを紹介していきます。
中古でも良いもの
マザーボード
まずはマザーボードです。ここでいう中古品とは、「しっかり稼働するもの」であることが前提です。マザーボードについては、多少汚れていても外から見えるものでもないので、新品とほぼ変わらないと思います。
ちなみに、マザーボードについては使い古したからといって性能が落ちることは全くありませんのでご安心ください。ただ、一昔前(2015年以前ほど)のマザーボードには「液体コンデンサ」が搭載されているケースが多く、液体コンデンサについては経年劣化が起きることで知られていますので注意が必要です。
液体コンデンサがあるか確認する方法はありますが、とりあえず気になる人は購入しない方が良さそうです。というか、2015年以前のマザーボードを入手しようと思ったら中古品にせざるを得ないですよね。
ちなみに私も、古く液体コンデンサを搭載しているマザーボードを使ったことがありますが、特に液漏れ等のトラブルは起きませんでした。
中古マザーボードの裏技
裏技というほどのことではありませんが、こちらの記事で紹介したように、中古マザーボード(過去にWindows7,8,10がインストールされ、ライセンス認証されたことのあるマザーボード) はデジタルライセンス認証がされています。
つまりは、組み立てるときに新しくWindows10のライセンスキーを購入しなくてもライセンス認証をすることができるのです。 ちなみにこの方法は少しグレーだと思われがちですが、そんなことは全くありません。むしろ、一つのマザーボードにいくつもWindowsのライセンスキーを入れることはできないので、デジタルライセンスを利用するほかありません。
Windows単体で購入すると1万円以上するので、これは大きいポイントですね。
自作パソコンのWindowsのライセンス認証ってどうやるの?
こちらの記事をご覧ください
CPU
続いてはCPUです。CPUに関しては壊れることもあまりありませんし、長く使用したからと言って性能が下がるものでもありません。
中古品を使うメリットは「値段の安さ」のみですが、性能はなにも変わらないので問題なさそうです。最新のCPUはともかく、一昔前のCPUを新品で購入しようとするとやけに高価だったりするので、必ず中古品にしましょう。
もはや新品を購入するメリットはありません。
ただし、中古品の中には本当に壊れているものもあります。CPUが動かないと痛いため、念のため「動作確認」がとれているものを選びましょう。
グラフィックボード
続いてはグラフィックボードです。ちょっときわどいですが、グラフィックボードも中古品で問題ないと思います。
グラフィックボードについても長期間普通に使ったくらいでは性能低下等はほとんどしませんが、マイニングなどで、休みなく負荷を数か月かけ続け使用していた場合は少し注意が必要です。 マイニングのせいで性能がガクっと下がることはありませんが、負荷のせいで不安定になっている可能性があります。
購入するときは「マイニング用途でどれくらい使っていたのか」を確認するようにしましょう。
また、グラフィックボードについては冷却ファン装置にホコリがたまっていたりすると熱問題が発生するため、性能が低くなってしまう可能性があります。
その場合は、分解してでも清掃した方が良さそうです。
中古で購入するととても安くなる傾向にありますが、分解する自信がない人はやめたほうがいいかもしれません。
メインメモリ
メインメモリについてはマザーボードやCPUによりますが、基本的に中古品でも大丈夫だと思います。これまで何度か購入してきましたが、不具合が発生するものは特にありませんでした。 そもそも中古のマザーボードやCPUを購入している時点でメインメモリも中古品必須みたいなところはあります。
新品で購入したほうがいいもの
中古品でも良いものを紹介してきましたが、逆に新品の方が良いものはなにがあるでしょうか。
ストレージ
まずはストレージです。ストレージとはHDDやSSDなどの記憶媒体のことを指しますが、基本的に経年劣化するものなので気になる人は新品購入した方が良さそうです。
もちろん、劣化している可能性があるからってのもあるのですが、新品で購入しても中古で購入してもさして値段が変わらないっていうのも一つの理由です。
つまり、中古品として購入する必要が無いという事です。
関連記事:価格調査とおすすめのSSD、HDD
ケースファン、CPUクーラー
ケースファンは経年劣化として、異音問題が発生する場合があります。また、CPUクーラーについては、空冷は問題ありませんが、簡易水冷CPUクーラーだと中の冷却液が劣化している可能性があり、液漏れ等につながる可能性があるのでおすすめしません。
という理由もあるのですが、主な理由は先ほどと同様、新品で購入しても中古で購入しても値段があまり変わらないためです。
ケース
これは人に寄るかもしれませんが、外観を主に司る「パソコンケース」は新品にすべきだと思います。
中古品だと汚れていたり、少し気になるニオイがついている可能性もあります。中古品の方が安いことが多いですが、最近では安いケースも出てきているので、新品をお勧めします。
関連記事:おすすめパソコンケース(目的別)
電源装置
私は中古品のものを使ったことがあって、何も問題なかったのですが、電源装置に関しては経年劣化による動作不良が発生する場合が多いみたいです。
中のコンデンサの不具合等によるものですね。
あまり聞きませんが、各パーツに電力を供給している「電源装置」のことですからもしかしたら故障によって他のパーツに影響を及ぼしてしまう可能性もあります。 中古で購入しても新品で購入しても数万円という差はないため、こちらも新品で購入すべきです。
以上となります。
メモリは?
メモリについては触れ忘れていますね…すいません ストレージはまだしも、私の考えとしてはメインメモリは中古品でも大丈夫かと思います。そもそも中古マザー・CPUを購入した時点でメインメモリも中古必須みたいなところありますよねー。