Combo Touchとは? Magic Keyboardとの違いまで徹底解説

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先日、Appleから新型iPad Proと同時に、トラックパッドとシザー式キーボードを備えた「Magic Keyboard」が発売されました。 従来、Magic KeyboardはMacシリーズパソコンでのみ味わうことができたので、これにていよいよ本格的にiPadをパソコン(Mac)っぽく使うことができるようになったのです。

しかしこのMagic KeyboardはiPad Pro用となっていて、普通のiPadでは利用することができません

そこでこの度、Logicoolから無印iPadでも同じような機能を使うことができるキーボード「Combo Touch」が発売されましたので紹介していきます。ここでは、Apple純正Magic Keyboardと比較していきます。

 

 

ズバリ! Combo TouchとMagic Keyboardの違いとは?

  • 同じところ
    • シザー式・バックライト・トラックパッド・スマートコネクタ接続
  • 主な違い
    • Magic KeyboardはiPad Pro専用で、USB Type-Cポート付属、なお価格もプロ仕様
    • Combo TouchはiPad / Air専用で、様々な形態にすることができ、価格はMagic Keyboardの半額以下、また、マルチメディアキー付

Magic Keyboardと比較

先ほども説明した通り、先日Logicool(米:Logitech)から無印iPadでもトラックパッドが使えるようになるキーボード「COMBO TOUCH」が発売されました。

LogicoolのApple系製品と言ったらApple Pencilに近い機能を使える「Logicool Crayon」なんてものもありましたね。Logicool CrayonはApple Pencilに近い使い心地を実現していて、その上若干安いのも特徴でした。ということで今回のCombo Touchにも期待できますね。

ということで早速Magic Keyboardを比較してみましょう。

 

デザインの違い
 Combo TouchMagic Keyboard
キー配列日本語/US…日本語/US…etc
キー方式シザー式シザー式
キーストローク1mm1mm
バックライトYesYes
マルチメディアキーYesNo
接続スマートコネクタスマートコネクタ
角度変更可能(40°)可能
その他端子なしUSB Type-C(本体の充電)
トラックパッドYesYes
対応機種iPad 7世代 , iPad Air 3世代 , iPad Pro 10.5インチiPad Pro 11インチ(1世代,2世代) , iPad Pro 12インチ(3世代,4世代)
価格18,600円37,800円

 

 

キー

両者とも日本語配列をサポートしています。もちろんUS配列を選択することもできます。

そしてキー方式は両者とも1mm キーストロークのシザー式となっています。シザー式は最新のMacBook Pro 16インチモデルやMacBook Airに採用された方式で、高い支持を得ています。

キーストローク

キーボードのキーを押したときにキートップが沈み込む深さ、あるいはその動き。 キーボードの仕様を説明する時に使われる。

 

そしてタブレット用のコンパクトなキーボードでありながら、両者ともバックライトがついています。そのため、夜間での作業もしやすくなるでしょう。

音楽再生、スキップや音量を下げるなどの動作をワンタッチで行えるキーを通称「マルチメディアキー」と言いますが、Apple純正のMagic Keyboardには搭載されていないものの、LogicoolのCombo Touchには搭載されています

 

Combo Touchにはマルチメディアキーが含まれる

もちろんこれらのマルチメディアキーはiPadに特化しているので、より作業性が向上するに違いありません。

 

接続

接続については両者とも本体についているスマートコネクタとなっているので、Bluetooth接続等をする必要が無い分キーボード本体にバッテリーが必要ありません。 また、本体にドッキングしてすぐに使えるようになるのも特徴です。

なお、他のタブレットやスマートフォン、パソコンでは使えないことに注意してください。

 

 

 

 

本体機能

両者とも好みに合わせて角度を変更することができます。Magic Keyboardが具体的に何度曲げることができるのか公開されてはいませんが、LogicoolのCombo Touchでは40°となっています。

角度を調節できるCombo Touch

構造上、Combo Touchの方がより角度調節を行うことができると思われます。

また、Combo Touchでは

 

  • タイプモード
  • 表示モード(映画などの視聴)
  • スケッチモード(Apple Pencilを使った作業)
  • 閲覧モード(キーボードを取り外す)

 

の4形態にすることができるなどの柔軟性が確保されています。

 

また、その他の端子としては、Magic KeyboardについてはUSB Type-Cポートがついています。

Magic KeyboardについているUSB Type-Cコネクタ

このUSBポートで本体を充電することができます。このポートからデータ通信を行うことはできないようですが、位置的にまるでノートパソコンのように使うことができそうです。

対してLogicoolのCombo Touchにはそのような機能はありません。

 

また、両者とも「トラックパッド」が付いています。iPadではMacシリーズパソコンと同じようにトラックパッドで様々なジェスチャーを行うことができます

そのため、普通のキーボードに比べて作業性が向上するでしょう。

 

 

対応機種

冒頭でちらっと話しましたが、両者の決定的な違いは対応機種です。いい感じで分かれています。

 

 Combo TouchMagic Keyboard
iPad第7世代
iPad mini
iPad Air第3世代
iPad Pro11インチ(第1世代,第2世代)
12インチ(第3世代,第4世代)

 

この表に載っていないからといって必ずしも使えないとは限りませんが、基本的にサポートされているのは以上の通りです。

Magic KeybordはiPad Proのみの対応ですが、Combo Touchについてはmini以外の最新機種をサポートしています。

そのため、比較とは言っているもののMagic Keyboardの方が良さそうだからこっち買お~ とはならないですね。基本的に持っているiPadのモデルで、どちらを購入するべきかが決まります

 

 

価格について

両者の違いは価格にも表れています。Magic KeyboardはiPad Proのみをサポートしているだけあって、価格もプロ仕様です。

 

 Combo TouchMagic Keyboard
価格18,600円37,800円

 

Combo TouchについてはAppleストアで販売されており、価格は18,600円となっています。

タブレット用キーボードとして見たら、トラックパッドが付属しているのを考慮しても若干高く感じますね。ですがMagic Keyboardはその上を行きます。

キーボード本体がタブレットになってるんですか? ってくらい高くなっています。実際に第7世代iPadの最小構成モデルより高いですね。 価格もマジカルですが、iPad Proと組み合わせることでかなりのエクスペリエンスを手に入れることができるでしょう。

なお、iPad Proと同時にMagic Keyboardも購入したら、MacBook Pro 13インチモデルの最小構成と同じくらいの価格になってしまうのでご注意ください。

無理にiPad Proをパソコンっぽくするくらいなら最初っからMacBookを購入した方が良いって感じですね。

 

新型iPad Proについては以下の記事をご覧ください。

iPad Pro 2020年モデルの特徴を徹底解説【最速報】







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