とうとうBableTechの管理人も大学受験が終わり、無事国立大学に受かりました。一人暮らしを始めるわけですが、そんな中で整えたいのがパソコン環境ですね。パソコンといえばやっぱり大事なのは「モニター」です。私はこれまでにフルHDモニターまでしか使ったことがありませんでしたが、この度4Kに乗り換えようということで探していたところ、Amazonでコスパ最強な4Kモニターを見つけましたので紹介したいと思います。
この記事を1文で説明すると
- Dell S2721QSを初めての4K 27インチモニターとして利用したが、画質などに全く不満がないのに加えて価格が4Kモニターとしても安い方で、そのコストパフォーマンスの高さに感動した
Dell S2721QSのスペック紹介
今回紹介していくのは「Dell S2721QS」になります。せっかくなのでこのサイトでレビューさせていただいていますが、あくまでも自分用に購入したものなので結構真面目に選んだものです。もちろん提供品ではありません。
経緯
レビューの方をご覧いただきたい方はこの項目を飛ばしてもらって結構です。もともと私は21.5インチのフルHDディスプレイを使っていて、大きなモニターにあこがれていました。そこで最初は31.5インチのLGのWQHD(2560 x 1440)モニターを購入しようとしていたのですがある日見てみたら3万円程度に値上がりしていて、やめました。 そしてほかに良いディスプレイがないかと探していたところ、「32インチ」と条件を付けるのはやめて、27インチで探すことにしました。32インチだと全体的に高くなってしまうのですが、27インチだとそこそこ解像度が高くても割と安く手に入るということで、このDell S2721QSモニターに関しては4K解像度でありながら3万6千円程度で販売されていました。 当時Dell公式サイトから購入するとモニター割によって3万円くらいまで値下げすることができたのですが、発送されるのが1か月後程度だったのに加えて、Amazonモデルでは高さを調節することができるスタンドが付属されていたのでAmazonモデルを購入することにしました。
このスタンドはAmazonモデル限定です。また、Amazonでで購入したら翌日に届きましたので非常にありがたかったです。この商品はAmazonでの購入をお勧めします。
スペック
それではスペックの方見ていきましょう。
Amazon
Rakuten
仕様 | Dell S2721QS |
---|---|
ディスプレイ方式 | IPS液晶 27インチ |
解像度 | 4K(3840 x 2160)@60fps , 16:9 |
輝度 | 350cd |
応答時間 | 4ms |
コントラスト比 | 1300:1 |
最大表示色 | 10.7億色 |
入力コネクタ | 2xHDMI , DisplayPort |
スクリーンコーティング | 非光沢 3H ハードガラス |
価格(目安) | 36,000円 |
特徴 | 4K、ベゼルレス、ステレオスピーカー付き |
こちらになります。ディスプレイ方式は安定のIPS液晶で、27インチです。解像度は最大4Kとなっていて、60fpsで駆動します。一般的な16:9アスペクト比です。そして輝度は350cd(350ニト)で、普通の使い方をする分には全く問題ないでしょう。太陽光が当たるところでも割と使えます。
応答時間、コントラスト比は一般的で、ゲームなんかも普通に快適にプレイできます。入力コネクタはHDMIが2ポート、DPが1ポートとなっていて十分ですね。非光沢となっています。また、ベゼルレスなところも特徴です。また、おまけ程度のステレオスピーカー付きです。
最新モデルというわけではなく、USB Type-Cポートもありません。
Dell S2721QSを徹底レビュー
以上の仕様をふまえた上で、早速レビューしていきましょう。この記事を作っている今はもう大学受験が終わっていますが、モニターのレビューをしていたのは実は受験期間中のことですね。共通試験が終わってから割とすぐのタイミングだったかな。
開封

驚いたことに、この箱が家に届きました。段ボールに入れたりしないみたいですね。一応この箱は段ボール素材ですが、運んでいる途中に外から内容がまるわかりですね。一応親に内緒で購入したので届いたときは普通に焦りました。

中にはモニター本体と説明書、それからAmazonモデル限定の高さ調節可能スタンドと映像ケーブル(HDMI to HDMI)と電源ケーブルが入っていました。ちなみにDell公式サイトモデルではこのスタンドの代わりに高さ調節ができないスタンドが下の方についています。いずれのモデルでもVESAマウントを利用することは可能です。

モニター本体はこのような感じになっています。正面から見るとシルバー&グレー配色ですが、裏面はもっぱらホワイト系です。中央部にVESAマウントがついていますが、こちらに付属のスタンドをねじなしでとりつけることができました。



端子類は下側にあります。電源が左、そして映像入力端子と音声出力端子が右側にまとめられています。この音声端子にはヘッドフォンなどをつなぐことで、HDMIから入力した音声を聞くことができます。何もつながないとモニター本体のスピーカーから音が出ます。このスピーカーは非常にちゃちいです。
設置
それでは設置していきましょう。スタンドを取り付けたらあとは置くだけです。



写真ではスタンドの高さをMAXにしています。このテーブルに設置した場合、私にとってはこれでちょうど良いくらいですね。超広角カメラで撮ってしまっていてサイズ感がよくわからないので以下の画像をどうぞ

あんま変わんねえよって話ですが、これでキーボードとの大きさの比較ができるかと思います。フルサイズキーボードよりも一回り大きいくらいの幅で、あまり頭を動かさなくても右端から左端まで見ることができるぎりぎりくらいの大きさとなっています。21.5インチのモニターを使っていた私からすると最初は相当大きく感じました。そして31.5インチのモニターを買わなくてよかったと思いました。
ベゼルレス設計なのは横と上側だけで、下についてはロゴがついている帯があります。そこまで気にならないくらいの幅です。

裏から見るとこのような感じですかね。
実際に使ってみる
それでは実際に使ってみましょう、、、ということですが、今回はYoutube用のレビュー動画を撮影しましたのでご覧ください。素人撮影であまりいいものとは言えませんが… また、実家なので声は抑えめになっております。
ぜひチャンネル登録もよろしくお願いします。
4K画像表示

電源を入れた瞬間に感動したわけですが、4Kモニターを活用させるべく4K画像を表示してみるとびっくりしました。遠くからモニター全体を見ても非常にきれいなのですが、10cmくらい接近してもドットが全く見えず、プリントアウトした写真を見ている気分でした。これは4Kであることがポイントというより、4Kで27インチということでドット密度(1インチ当たりのドット数)が160程度だからきめ細かく見えているということですね。
そのドット密度で27インチの大画面となっているので全体としてかなり多くのドットが詰まっていることになり、1つのモニターだけでも様々な作業をすることができます。特にプログラミングなんかでは、文字が小さいのに対して、一覧性も求められるためこのようなモニターが最適となっています。
なお、50cmくらい離れてしまうと4KとWQHDの差は、個人的にはわからないかなーくらいです。目が悪いからかもしれませんね。
よく、4K解像度を表示する最適なモニターサイズについて議論されますが、27インチ未満は正直必要ないといったところで、27インチからOKだと思います。31.5インチ4Kモニターくらいが一番ちょうどよいかもしれませんね。 ただし31.5インチというサイズ自体大きすぎるので、個人的には避けたいところです。
ちなみにAppleのiMacなんかは21.5インチでありながら4K解像度となっていて、密度が高すぎる「Retinaディスプレイ」の称号をもらっています。個人的にはここまでの密度は必要ないと思っていますが、Appleは意地でもすべての製品でRetinaディスプレイを採用するようです。
色彩チェック
専用のサイトでモニターの色味やドット抜けについて確認したところ、完璧でした。

ちなみにこのモニターはドット抜け(光らない画素など)があったとき、交換してもらうことができるようです。(3年間)
4K動画表示
4Kという表現は画像というよりはよく動画業界で聞きますね。4K放送とか、Youtubeの4K動画とか… もちろんこのモニターでも4K解像度で動画を見ることができます。60fpsです。Youtubeは4K 60fpsをサポートしていますので、早速Youtubeで4K 60fpsのめちゃくちゃきれいな動画を見てみました。
こちらの動画なんかは再生数が1.4億回となっていて非常に人気なようです。おそらく私みたいに、モニターの検証をしたい人がよく閲覧するのではないでしょうか。インターネット回線が弱いのと、私のパソコンのグラフィックボードの性能が低いということであまりスムーズに再生されませんでしたが、非常にきれいでした。モニターにかなり接近してみると細かいすべてのドットにちゃんとそれぞれの色が詰まっていて、非常にきめ細かくなっていました。
ちなみにパソコンのグラフィックボードはNvidiaのGeForce GTX 660というGPUとなっていて、4K動画を再生するにはギリギリくらいの性能しかありません。
輝度について
このモニターは最高輝度350ニトとなっています。試しに明るさ設定をMAXにしてみましたが、かなりまぶしいです。暗い部屋ではもちろんのこと、太陽光がそこそこ照っていてもまぶしすぎるかなくらいの輝度でしたので、これで十分だと思います。また輝度MAXにすると白飛びのような現象が発生してしまうことがあり、あまり実用的ではないなと思いました。私はだいたい昼間は明るさ30%、夜は10%にしています。これでちょうどよいくらいです。
暗く設定しても特にコントラストが著しく下がるというような現象は見られませんでした。
スピーカーについて
このモニターにはおまけ程度にステレオスピーカーが内臓されていますが、本当におまけ程度です。100均の外部スピーカーなどに比べるとまだ音質は良いですが、大きさが大きさなので重低音が出ないなどの欠点があります。そのため、多少音を聞きたいくらいの時は有用かもしれませんが音楽鑑賞やゲームプレイには全く向いていません。そういった場合は2000円~購入することができる外付けスピーカーを利用するのが良いと思います。
1か月程度使ってみて
この記事を作成しているのはこのモニターを購入してから1か月程度経った時点ですね。 長期間経ってからしみじみと感じるのはやはりそのコスパの高さですね。画像表示、動画表示などに関して全く不満はなく、初めての4Kモニターだからというのはあるかもしれませんが、個人的にはこれ以上の4Kモニターは要らないだろうといった感じです。 それなのに4Kモニターとしては安い方で、3万6千円程度で手に入りましたので非常にコストパフォーマンスが高いと感じています。
また、ブログの記事作成にも使わせていただいていますが、ドット密度が高いおかげで入力している文字が非常に美しく見え、作業のモチベーションがあがりますね笑 画面が大きいのも大事ですが、とくにドット密度って重要なんだと実感しました。
購入はこちら