Corei9-10980XE vs Ryzen9-3950X、世紀のCPU対決

投稿日:2019年10月21日
更新日:

Intelはハイエンドデスクトップ(HEDT)向けCPUとして、今期に「Corei9-10980XE」というCPUを発表しました。

ついにIntelからCorei9-10980XEが激安で発表される

 

また、AMDはメインストリームCPUの中でも最上位にあたる「Ryzen9-3950X」を発売しようとしています。これは第三世代Ryzenのアーキテクチャ「Zen2」を用いた16コア32スレッドのCPUで、IntelのCorei9に対抗します。

この度、この二つのCPUの性能の比較情報が手に入ったので、紹介します。

 

この記事を1文で説明すると

  • Corei9-10980XEに比べてRyzen9-3950Xの方が価格・性能どちらにおいても圧倒的に優秀である
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二つのCPUの仕様を比較

パフォーマンスの比較を見る前に二つのCPUの使用を比較してみましょう。

 

比較性能Corei9-10980XERyzen9-3950X
アーキテクチャCascade lakeZen2
ソケットLGA 2066AM4
コンタクト数20661331
プロセス14nm7nm
コア/スレッド18/3616/32
ベースクロック3.0GHz3.5GHz
ブーストクロック4.6GHz(4.8GHz)4.7GHz
L3キャッシュ24.75MB64MB
TDP165W105W
PCI-eリビジョン3.04.0
価格$979$749

 

それでは一つひとつ見ていきましょう。

 

1、アーキテクチャ・プロセス

CPUの構造を表すアーキテクチャは、Corei9-10980XEではCascade lakeです。前世代のCorei9-XシリーズはまだSkylakeアーキテクチャでしたが、ついに今世代からCascade lakeとなりました。ですがプロセスについては変わらず、14nmのままです。前世代の14nmよりは進化したみたいですが、あくまでも14nmプロセスの範囲でしかパフォーマンスを発揮することができません。

 

そしてRyzen9-3950Xは他のメインストリームCPUと同じくZen2アーキテクチャとなります。

デスクトップ向けCPUで初めて7nmプロセスを達成したアーキテクチャで、エネルギー変換効率が非常に良く、低発熱・低電力・高パフォーマンスなど優秀な点がたくさんあります。

 

2、ソケット・コンタクト数

Corei9-10980XEはHEDT(ハイエンドデスクトップ)向けCPUなのでデータセンター向けCPUと同じソケットが使われます。

LGA 2066はメインストリーム向けCPU用のLGA 1151と比べると一回り大きく、コンタクト数(簡単に言えばピンの数)は2066個もあります。

一方Ryzen9-3950XはHEDT向けCPUには区分されないので他のメインストリームCPUと同じソケットを使います。それはソケットAM4で、コンタクトの数が1331個で、Corei9-10980XEと比べるとCPUの大きさが一回り小さいです。

 

CPUに関して「大きさ」というのはあまり気にされませんが、CPU冷却クーラーやマザーボードのことを考えると小さいに越したことはないですよね。

 

3、コア数・スレッド数

コア数についてはCorei9-10980XEが18コアとなっていて、Ryzen9-3950Xが16コアとなっています。

Ryzen CPUは以前まで1コアあたりの性能があまり高くなかったのですが、Zen2アーキテクチャから1コアあたりの性能もかなり強化されたので多少コア数が少なくたとしても十分なパフォーマンスを発揮します。

 

4、クロック数

クロック数についてはCorei9-10980XEが3.0GHz/4.6GHzで、Ryzen9-3950Xが3.5GHz/4.7GHzです。

Ryzen9-3950Xの方が全体的に高い数値となっていますが、Zen2アーキテクチャはこの数値通りにクロック数がターボしないことがかなり多いみたいなので、実質変わらないと思います。

また、Corei9-10980XEではIntel Turbo Boost Max Technology 3.0が導入されていて、コアごとに温度等を管理しクロック数をコアごとに管理することでより高い「4.8GHz」までブーストできるようになっています。

 

5、L3キャッシュ

キャッシュのサイズについてはRyzen9-3950Xの方が圧倒的に多いですが、これが大きいことで受ける恩恵はあまり体感できません。

どうやらゲーミング性能などで影響してくるみたいですが、正直あまり気にしない方がいいかもしれません。

 

6、TDP

TDPについてはCorei9-10980XEが165WRyzen9-3950Xが105Wとなっていて、圧倒的にCorei9の方が高いです。

これはコア数の違いも関係してくるのですが、それよりもプロセスの違いが関係してくるでしょう。

より省電力でパフォーマンスを発揮することのできる7nmプロセスを採用しているRyzen9-3950Xはメインストリームの中でも最上位モデルなのにも関わらず最大でもわずか105W程度しか電力を消費しません

TDPは発熱量に直接関わってくる数値ですので、Ryzen9-3950XはCorei9-10980XEに比べて小型のCPUクーラーでも十分に冷却することができるということになります。

 

7、PCI-eリビジョン

この二つのCPUの大きな違いとして、サポートしているPCI-eバージョンがあります。Corei9-10980XEはまだPCI-express 3.0までしか対応していませんが、Ryzen9-3950Xは4.0に対応しています。4.0を使う必要があるのかについては以下の記事をご覧ください。

PCI-express 4.0は必要なのか?

 

今はまだその性能を体感できないかもしれませんが、いずれ4.0は大活躍すると考えられます。(その前に5.0が普及する可能性もある)

 

8、価格

そして最後に価格です。Corei9-10980XEは前世代の「Corei9-9980XE」のおよそ半額まで値下げされて発表されたのですが、それでもRyzen9-3950Xの$749より$200以上高いです。

やはりAMDのCPUはIntelに比べるとコストパフォーマンスが良いといえるでしょう。

 

 

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二つのCPUの性能を比較

お待たせしました。それでは二つのCPUの性能を比べた場合どうなるのかを紹介していきます。

まずは3DMark Fire Strikeのベンチマーク結果を比較します。

 

引用:https://wccftech.com/amd-ryzen-9-3950x-and-intel-core-i9-10980xe-cpu-3dmark-benchmark-leak/

このグラフを見ればわかりますが、5,000スコア以上差をつけてRyzen9-3950Xが高いスコアを叩き出しています

続いてはGeekbenchでの性能比較です。

なお、Ryzen9-3950XはGeekbench5にのみ、Corei9-10980XEはGeekbench4にのみスコアが公開されているため、Ryzen9-3950Xの結果におおよそ4.34程度かけてGeekbench4の数値に近づけました。

 

Geekbenchのマルチコア性能でも同じような差でRyzen9-3950Xが高くなっているのがわかります。

シングルコア性能では二つの差はほとんどないみたいですが、マルチコアパフォーマンスでは圧倒的にRyzen9-3950Xの方が高いようです。

 

 

つまりRyzen9-3950Xの方が価格と性能においてそれぞれCorei9-10980XEよりも優秀であるということがわかります。

 

関連記事:Corei9-9980XEと比べたCorei9-10980XEの性能とは?

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