ノートパソコンを購入しようとするときに、まず最初にAppleが製造しているMacBookにするか、それ以外のWindowsノートパソコンにするか考えると思います。 そういったときに気になってくるのは両者の違いですが、中に入っているOSの違いだけではなく、ハードウェア面でも様々な違いが見られます。違いについては以前の記事で紹介しました。
しかしその一方で、実際のところMacBookにも一般的なWindowsノートPCと同じような部分はあります。 この記事ではそれらを説明していきます。
MacBookと普通のWindowsノートPCの同じところ
それでは早速、私が考えるAppleのMacBookシリーズと普通のWindowsノートPCの同じような部分について紹介していきます。なお、「普通の」というのは非常にあいまいな表現ですが、大体MacBookシリーズと同価格帯の一般用途ノートPCのことだと思ってください。
また、私個人の意見になりますのであくまでもご参考程度にお願いします。
性能
まず最初は性能です。MacBook Pro 16インチモデルについては価格が高い分圧倒的に一般的なノートパソコンよりも高性能になっていますが、現在発売されているMacBook AirやMacBook Pro 13インチモデルについては同価格帯のWindowsノートパソコンと同程度の性能か、あるいは若干低い程度になっています。
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こちらはBableTechで以前にレビューしたマウスコンピューターのX4-i7のCPU(Core i7-10710U)と、MacBook Air 2020年モデルのCore i3モデルの性能を比較したものです。i3とi7の違いがありますが、価格としてはどちらもだいたい10万円程度です。圧倒的に差がついているのがわかります。
MacBook Airは特に省電力が意識されているのでこのような省電力CPUが採用されているわけですが、MacBook Pro 13インチモデルについても現在のところ特別高性能なCPUが採用されているわけでもありません。16インチモデルについてはまた別ですが、基本的にMacBookだからといって高性能とは限らないことに注意しましょう。
また、MacBook AirとPro 13インチモデルはCPU内蔵グラフィックスを利用しているのでグラフィック性能も大して高くなく、ゲーム性能も一般的なパソコンと同じくらいです。
値段
よくMacBookは高すぎるとか言われますが、大手ノートパソコンとしてみるとそこまでバカ高くも無いです。確かに同じような性能でより安価で手に入るWindowsノートパソコンもありますが、一方で大手メーカーのノートパソコン(MicrosoftのSurfaceシリーズ等)ともなるとMacBookよりも圧倒的にコスパが悪かったりすることがしばしばあります。
ただしMacBookシリーズを含むAppleの製品は、ベース価格は普通であるもののオプションを上げていくと理不尽なくらいに値上げするという特徴があります。それを考えると、オプションを上げた時は信じられないくらいコスパが悪くなるとは言えます。
キーボード
MacBookシリーズはAppleが手掛けているだけあって、様々なパーツがこだわられています。ですがキーボードについては一般的なノートパソコンと大差ないです。数年前のMacBookシリーズに採用されていたバタフライ式キーボードに関しては珍しかったですが、シザー式に移行してからはごく一般的なノートパソコンと同じような打ち心地になったと言えるでしょう。
ただし以前の記事でも説明したように、トラックパッドについては一般的なノートパソコンのものよりも大きかったり、クリック感がこだわられていたりします。
サウンド
16インチモデルについては6つのスピーカーを採用するなどしてサウンドが非常に洗練されていますが、MacBook AirやPro 13インチモデルについては本体のスピーカーは割と一般的なノートパソコンと同じような感じです。
リフレッシュレート
以前の記事で、MacBookシリーズは一般的なノートパソコンに比べてディスプレイが非常にこだわられていると説明しましたが、ディスプレイのリフレッシュレートについては一般的なノートパソコンと同じく60Hzとなっています。
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そのため、ディスプレイがきれいだからといって普通のノートパソコンよりも滑らかに表示されるというわけではありません。また、ゲームにもあまり向いていないということになります。
私が感じた、MacBookシリーズと普通のノートパソコンの似たようなところ5選はこんな感じでした。