Cherryから格安のメカニカルキースイッチ「Viola」軸が登場【さらばメンブレン式】

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パソコン用のキーボードにはいくつかの種類があります。その中でも比較的高価でこだわりが強い人に好まれる「メカニカル式」という方式のものがありますが、Cherryは有名な、メカニカル式キーボードの「スイッチ」製造メーカーです。

この度、Cherryから新たなスイッチとして「Viola」軸が発表されましたので紹介していきます。なお、メカニカルキーボードとは何なのかについては以下の記事をご覧ください。

メカニカルキーボードとは何なのか徹底解説【図解】

 

 

この記事を1文で説明すると

  • Cherryから発表された格安メカニカルキースイッチ「Viola」赤軸に近い感触となっているが、赤軸等の半額くらいでそのキーボードが販売されると期待される

新たなスイッチ「Viola」軸とは

Cherry MXといえば「赤軸」「青軸」「茶軸」など色分けされているスイッチを製造している印象があるでしょう。しかし今回発表されたのは何かの色を表している名前ではありません。

その名は「Viola」軸です。Violaはあの楽器「ビオラ」の意味もありますし、スミレ科スミレ属の花でもあります。

なので、日本語で愛称をつけるとしたら「菫軸」とかでいいのではないでしょうか。

そしてこのViola軸なのですが、タイトルに記載したように、「さらばメンブレン」仕様です。というのも、Viola軸は他のスイッチよりも低コストで生産され、メカニカル式のデメリット「高価」という点を克服しています

そしてメンブレン式は安いのが取り柄みたいなところがあるので、同価格帯にメカニカルキーボードが参入してしまうとメンブレン式を使う意味がほぼなくなってくるといった感じです。

では、Viola軸はどのような仕様で、どのようにしてコストカットされたのでしょうか。

 

 

見た目

 

 

https://www.tomshardware.com/news/cherry-viola-switch-mechanical-keyboard-budgetより

 

スイッチの見た目は以上のようになっています。

上の画像は赤軸スイッチになりますが、これと比べると色以外にも若干見た目が異なっているのがわかります。そして、キーキャップを取り付ける部分は透明色になっているので、色で表すとしたら「透明軸」となるのでしょうか。

ただ、1つのキーに1つ、確実に独立しているスイッチがついているのでしっかりとメカニカル設計になっています。整備もしやすそうな印象です。

 

 

押し心地

 

やはりキーボード、特にメカニカルキーボードにおいて重要になってくるのはその押し心地です。

メカニカルキーボードにおいては様々な人のニーズに応えるためにあらゆる感触のスイッチが存在しますが、ではこのViola軸はどのような感触となっているのでしょうか。

Cherry MXシリーズではその押し心地を「グラフ」で表されることが一般的です。

 

Cherryより

 

このグラフの縦軸はかける力の大きさを、横軸はキーを押しこんでいる深さを表しています。そしてこの赤い線は特定の深さにおける力の大きさを表しています。つまりはこの赤線の軌跡で押し心地を把握することができます

このグラフの形は「赤軸」に似ています。

 

(赤軸のグラフ)

 

両者ともに45cN程度の力で打鍵を認識させることができる上に、途中で突っかかりなどがなく、クリック感は全くしません

そのため、現行でいう「赤軸」が一番近い押し心地ということになります。なのでメンブレン式キーボード特有の、押し込んでいる途中に重い点にあたるという現象はなく、一定の力でキー入力を行うことができるでしょう。

 

 

 

仕組み

 

メカニカルキーボードの基本的な仕組みについてはこちらの記事をご覧ください。

ここでは、Viola軸がどのようにして低コストを実現できているのか、その仕組みについて説明していきます。

 

 

1.部品の削減

青軸であればクリック感を与えるための専用のパーツが必要になってくるのでスイッチ1つに使う部品の数が多くなります。そしてコストが高くなってしまいます。

Cherry MXスイッチにはキー辺りだいたい7つの部品が使われていますが、Violaには4つのパーツしかありません。パーツ数が少ないとキーのぐらつきが心配になってきますが、それを防ぐための8つの柱があるため、少なくともメンブレン式よりはぐらつきを抑えることができます

また、使われる素材についても安価なものとなっています。ただ、基本的にはメカニカルキーボードなので、最大のメリットである寿命の長さについては実現できるでしょう。

 

 

2.プリント基板と直接接触

Viola軸スイッチでははんだフリー設計となっていて、キーボードのプリント基板と直接スイッチが接触します。そうすることによってキーボードメーカーのコストを削減することができます。

 

Cherryより

 

スイッチの構成としては以上のようになっています。

 

 

 

価格はどれくらいになるのか

そして私たち消費者が最も気にしなければならないのは価格です。

この新型スイッチをたくさん使って一つのキーボードを作るわけですが、そのコストは通常のメカニカルキーボードに比べてどれくらい削減できるのでしょうか。

もちろんメーカーにもよりますが、1万円にはのらずに、5,000円前後で購入できると期待されています。通常のメカニカルキーボードが1万円程度することを考えると半額くらいになっているイメージでしょうか。

ただ、メンブレン式キーボードには数百円で購入できるくらい格安のものもありますので、Violaスイッチキーボードが完全にメンブレン式に取って代わるということはなさそうです。

しかし、メカニカルキーボードの存在がより身近になり、多くの人の選択肢に入ることが期待されています

 

情報源:https://www.tomshardware.com/news/cherry-viola-switch-mechanical-keyboard-budget







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期限:2020/08/15

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