RaspberryPi4 Model Bの魅力を伝えたい【もはやデスクトップPC】

投稿日:2019年11月30日
更新日:

先日、スマートフォンくらいの大きさしかない超小型パソコン「RaspberryPi」の新しいモデル「RaspberryPi 4 model B」が発売されました。

初代のRaspberryPiといったら性能が非常に低くできることも限られていたのですが、Pi 4となり、普通のデスクトップパソコンのように使うことが可能になりました。そして先日、日本向けのモデルが発売されたということでその魅力を徹底解説していきます。ちなみに私は今高校での研究で「RaspberryPi 3 model B+」を使っているので、実際に使ってみての感想等も紹介します。

 

 

この記事を2行で説明すると

  • RaspberryPi 4 Model BではCPUがアップグレードされるなどして、全体的に性能が向上している
  • もちろん電子工作に使うことはできるが、その性能の良さから、デスクトップパソコンとして使うことも十分にできそうである

RaspberryPi4 model Bの仕様を解説

まず最初にRaspberryPi 4 model Bの仕様を紹介していきます。

ここでは比較用に前世代のRaspberryPi 3 model B+も投入します。

 

                                           

比較項目Pi 4 model BPi 3 model B+
CPUBroadcom BCM2711(4 x Cortex-A72 @ 1.5GHz)Broadcom BCM2837B0(4 x Cortex-A53 @ 1.4GHz)
メインメモリ最大4GB LPDDR4-3200MHz1GB LPDDR2
Wi-FiWi-Fi 5 2.4/5.0GHz(IEEE 802.11ac)Wi-Fi 5 2.4/5.0GHz(IEEE 802.11ac)
Bluetooth5.04.2
イーサネットギガビットイーサネットUSB 2.0上のギガビットイーサネット(320Mbps)
USB Type-A3.0 x 2 , 2.0 x 22.0 x 4
映像出力Mini-HDMI x 2(4K@60fps)HDMI x 1
エンコードH.265(4kp60デコード)、H264(1080p60デコード、1080p30エンコード)??
電源USB Type-C 最低15W(5V,3A)USB Micro-B 最低12.5W(5V,2.5A)
市場価格55ドル 4GB RAM (約6,000円)35ドル(約4,000円)

それでは解説していきます。

 

1、CPU

CPUについては大幅にアップグレードされました。採用しているコアがCortex-A53からCortex-A72にアップグレードされ、動作周波数も若干上昇したため全体的に性能が高くなりました。

どれくらい性能が良くなったのかは、この後紹介する機能らがそれを説明するでしょう。

 

2、メインメモリ

メインメモリについてはPi 3では1GBしかなかったのですが、Pi 4で最大4GBまでのせられるようになりました。

「最大」というのは、オプションで2GB等に変更することが可能なためです。

4GBになったことで、より重い処理を行うことができるようになりました。4GBというサイズは、少し性能の良いスマートフォン程度です。

さらに、メインメモリの種類がLPDDR2からLPDDR4に変更されました。DDR3からDDR4ならまだしも、DDR2からのアップグレードなので相当進化したことでしょう。

動作周波数としても、3,200MHzまでサポートしているため最新のゲーミングパソコンのメインメモリ性能に匹敵するくらいです。

 

3、Wi-Fi/Bluetooth

Wi-Fiについては現在最も普及しているであろう「Wi-Fi 5」をサポートしています。これはPi 3 model B+と変わらない規格ですが、十分すぎるくらい速度は速いです。最近ではiPhone 11がWi-Fi 6に対応したりしていますが、Wi-Fi 6の高速さをRaspberryPiで活かすのは少し難しい話なのでWi-Fi 5で十分でしょう。

また、Bluetoothもサポートしています。Bluetoothについては4.2から5.0にアップグレードされたので、より電力効率が良くなるでしょう。ちなみに私はPi 3 model B +でBluetooth通信を行ったことがありますが、インターネットのテザリング等、普通に高速で行うことができました。

 

4、イーサネット

Pi 4 model Bでは、1Gbpsの通信をサポートする「ギガビットイーサネット」をサポートしました。Pi 3でも一応サポートしていたみたいですが、内部コントローラがボトルネックとなり、そこまでの高速通信を行うことができませんでした。がしかしPi 4でギガビットイーサネットをフル活用することができるようになったので、NASとして使うときにその恩恵を受けそうです。

 

5、データ通信USB

データ通信用のUSBとしてはPi 3と同じくType-Aが4基となっています。しかしそのうち2基はUSB 3.0をサポートしているため、より高速なデータ通信が可能です。

これまでは2.0までのサポートだったので、NAS(ネットワーク・アタッチ・ストレージ)として使うときも通信速度に制限があったわけですが、3.0をサポートするようになったのでSSDを取り付けても、SSDを無駄にすることなく活用ができるでしょう。

 

 

6、映像出力

映像出力については、端子がHDMIからMini-HDMIに変更されました。世の中で一般的に使われているのはHDMIの方なので少し不便になる可能性はありますが、Pi 4ではそれが2ポート搭載されています。

つまりは、デュアルディスプレイをサポートするということです。CPUや内臓グラフィックスの強化により、デュアルディスプレイ出力が可能になりました。

しかも最大4K解像度60fpsでの出力を行うことができます。こんなに小さいコンピュータなのに二つのモニターに4K解像度で出力することができるというのが驚きですよね。

 

7、エンコード

これまでエンコードができなかったわけではないのですが、Pi 4ではH.265やH.264などの動画エンコード等をよりスムーズにできるようになりました。

ハードウェア単位で最適化されているため、動画をエンコードする専用のマシンとして使うのも結構アリかもしれません。強化されたインターネット通信性能、それからUSBのデータ通信性能を駆使してNASにし、その上で高速エンコードまで行うことができれば相当使い勝手の良いNASになりますよね。

 

8、電源

電源については、コネクタがUSB Micro-BからUSB Type-Cへと変更されました。

中でThunderboltに接続できるようになったわけでもないので実際のところただ形状が変わっただけではありますが、より流行りを取り入れてきているといった感じでしょうか。 ちなみに最低電力は15Wとなっており、Pi 3よりも2.5W程度高くなっています。そのため普通の高速充電では少し電力不足になるかもしれません。Pi 3からPi 4への進化における唯一の欠点がこの「消費電力の増加」かもしれませんね。ただ、本体に接続されているUSB機器が500mA以上の電力を消費していない場合はPi 3と同じように2.5Aで動作させることが可能みたいです。

 

9、市場価格

RaspberryPiの委託会社での販売価格としては、現在Pi 3が35ドルPi 4が55ドルとなっています。多少高くなっているようですが、それでも1万円を下回っていないのはかなり優秀と言えるでしょう。

 

どんなことに使える?

それではこの新しくなったRaspberryPi、どんなことに使えるのでしょうか?

強化された性能を生かした使い方をいくつか紹介します。

 

1、普通のデスクトップパソコンとして使う

USBポートは4つもありますし、イーサネットやWi-Fiでインターネットに接続することもできますし、HDMIポートから最大2画面まで映像を出力することができるのでマウス・キーボード等を繋げば普通のパソコンとして使うことができます。

Pi 3でも普通のパソコンとして使うことができましたが、CPUの性能不足やメインメモリ不足が響いて、Youtubeなどの動画視聴はあまり快適なものではありませんでした(実体験済み)

しかしPi 4になってCPU性能が強化され、メインメモリサイズも増加したため、Youtubeの再生程度なら快適に行うことができるようになりました。もちろん最新のゲームを快適にプレイすることは不可能に近いですが、それ以外の軽い使い方だったら快適に行うことができるでしょう。

 

2、NAS

先ほどから何度か出てきていますが、「NAS」として使うのもアリだと思います。

NASは「ネットワーク・アタッチ・ストレージ」の略で、インターネット上に設置するストレージ装置のことです。自宅内に設置すれば自宅内のローカルネットワーク上で一つのストレージを利用することができるようになりますし、アップロードした動画等を自動でエンコードする機能を搭載すれば、より便利なNASとして使うことができるでしょう。

 

3、電子工作

性能が良くなり、もはやデスクトップパソコンのようになってしまったRaspberryPiですが、元はと言えば電子工作用のコンピュータです。

いろいろなセンサ等を取り付けることができるピンが40本、Pi 3と同じように設置されているため、これまで通り電子工作を楽しむことができます。

しかもCPU性能が向上しているため、より高度な電子工作が可能になるかもしれません。値段が安いということもありますし、夏休みの自由研究でいろいろ挑戦してみるのもアリかもしれませんね。

 

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※これはPi 3 Model Bです。

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