こんにちは、ホットな情報をお送りします。当ブログではこの「10世代CPU」について色々紹介してきましたが、現地時間で8月1日に、Intelは「icelakeCPU」を出荷開始したことを発表しました。
これまでの情報通り、出荷されたのはモバイル、2in1タブレット、一体型パソコン(AIO)向けCPUの、従来で言う「U/Y」モデルです。 それではその一部を紹介していきます。
大きく変わった、ネーミング
出荷されたicelakeCPUのネーミングは異様なものでした。
これまでのネーミングとしては、例えばCorei5 2520Mのように、(種類)(型番4桁)(シリーズ)というネーミング構成になっていましたが、
icelakeCPUの一つである、「Corei7 1068G7」については少し変わっています。
そもそも先ほど紹介したCorei5 2520Mの最初の「2」は2世代を表すものです。10世代となってしまった今、10xxxという5桁ネーミングになることも予想されていたわけですが、10xxと、世代番号以降の番号が縮小されたようです。
また、Corei7 1068G7については従来で言う「Uモデル」なのですが、後ろに「U」とついていません。代わりについている「G7」というのは低電力版を表すものではなく、内蔵グラフィックスの種類を表すものとなっています。
これまでの世代といえば、世代ごとに1種類のGPUしか使われていなかった印象ですが、これからは同世代の中でも違うGPUが使われるみたいですね。
ただし、GPUの構造(アーキテクチャ)は変わらずに、EU(ベクタコア)の数が変わるだけみたいです。このベクタコアというのはGPUのコアの集まりのようなものです。
Ryzenでいう「VegaxGraphics」みたいなものでしょうか。
とりあえず、icelakeでは以前の情報通りGPUにこだわっているみたいです。続いてCorei7 1068G7についてもう少し詳しく調べてみましょう。
CPU | Core i7 1068G7 | Corei7 8550U |
---|---|---|
GPU | Intel Iris Plus Graphics 940? | Intel UHD Graphics 620 |
コア/スレッド | 4/8 | 4/8 |
L3キャッシュ | 8MB | 8MB |
TDP | 28W | 15W |
ベースクロック | 2.3GHz | 1.8GHz |
ブーストクロック | 3.6GHz | 4.0GHz |
GPUクロック | 1.10GHz | 1.15GHz |
このようになっています。8世代Corei7 Uシリーズと比べてみました。
GPUでは、Irisグラフィックしか使われないのでしょうか。Irisグラフィックス自体は以前も使われていて、Macbook等によく使われていた印象です。UHDやHDシリーズよりも比較的高いパフォーマンスとなっております。
内蔵GPUの性能が上がったためか、TDPとしてはicelakeのほうが高くなっています。
キャッシュやコア数は変わりません。具体的な性能については今後紹介していきたいと思います。