突然ですが、私はイヤホンがあまり好きではありませんでした。何となく耳が悪くなるイメージがありますし、正直スピーカーで聴いた方が解放感があって良いじゃないかとか思っていました。 しかし最近、通学中や夜中に家で勉強しているときにふと音楽が聴きたくなった時、ワイヤレスイヤホンが欲しいなーって感じることがしばしばありました。
そこで色々調べてみたところ、AnkerのSoundcore Liberty Air 2というワイヤレスイヤホンがコスパ最強だと言われていましたので購入してみました。ということで早速レビューしていきたいと思います。
筆者は音響系には詳しくないので、あくまでも「初心者としての評価」になりますがご了承ください。でもこのワイヤレスイヤホンを購入する多くの人はとびっきり音響に興味があるというわけでもないと思うので、参考になるかと思います。
ズバリ! Anker Soundcore Liberty Air 2を3文で評価!
- デザインや機能性に優れている上に、バランスがとれていて迫力のある音もきれいに出せる印象
- 音楽や映画の鑑賞、ゲームプレイなど様々な音を、通勤通学や寝るときなど様々なシチュエーションで綺麗に再生することができる
- コスパ最強
技術仕様を確認
詳しいレビューに入る前に、イヤホンの技術仕様について確認していきます。
商品名 | Soundcore Liberty Air 2 |
---|---|
再生可能時間 | 7時間(本体のみ) 28時間(ケース使用時) |
防水規格 | IPX5 |
充電端子 | USB Type-C |
充電 | 1.5時間(本体) 2時間(ケース:有線) 3.5時間(ケース:無線) |
重量 | 53g |
通信方式 | Bluetooth 5 |
対応コーデック | AAC / SBC / aptX |
ドライバーサイズ | 6mm |
本体サイズ | 長さ 約40mm |
その他機能 | cVc8.0ノイズキャンセリング、タッチ操作 |
以上のようになっています。ワイヤレスイヤホンとしてはごく一般的である、ケース充電方式となっています。本体だけで7時間程度使うことができ、ケースも含めれば28時間使うことができます。一日中音楽を聴くということはあまりないと思いますが、これだけの持ち時間であれば一日中使ってもバッテリーが切れることはなさそうです。
そして防水規格はIPX5となっていて、シャワーをかけてもギリギリ耐えるかくらいです。さすがに水につかってしまったら故障すると思いますので、風呂での利用は控えた方が良いかと思います。でも雨や汗等では全く壊れる気配はありません。
充電端子はイマドキのUSB Type-Cとなっています。ただしUSB PD等の超高速充電をサポートしているわけではありません。
そして充電についてはイヤホン本体が1.5時間程度で、ケースが2時間程度となっています。 ケースについては無線充電をサポートしていて、その場合は3.5時間で充電することができます。 この価格帯のワイヤレスイヤホンで無線充電をサポートしているものはあまりないんじゃないかと思います。
重量は53gで、ごく一般的です。通信はBluetooth 5をサポートしています。あまり詳しくないのでよくわかりませんが、AAC / SBC / aptX等のコーデックをサポートしています。そのためiPhoneや多くのAndroidスマホ等で高音質通信を行うことができます。
ドライバーサイズは6mmとなっていて、本体サイズについては長さが40mm程度となっています。本体は丸っぽいデザインというよりは縦長になっていて、ワイヤレスイヤホンとしては比較的長いです。
そしてその他の機能として、ノイズキャンセリング機能があります。ただしこちらは音楽再生中に周りのノイズを除去するものではなく、イヤホンのマイクを使って通話等をしているときに周りのノイズをカットした音声を送信することで聞き取りやすくするというものです。 また、物理ボタンによる操作ではなく、タッチセンサーによる簡易的な操作をサポートしています。詳しくはこの後説明します。
開封
それでは仕様についてざっとおさらいしたところで、早速開封していきます。

今回注文したのはAmazonで、速達にしたわけでもないのに翌日に届きました。速達にしてない時って到着候補日の遅い方の日に届く傾向にありますが、なぜか早い方の日で届いたんですよね。まぁそれはいいとして、早速開封していきましょう。

パッケージはこのようになっていて、基本英語です。 個人的に感動したのが、この箱が化粧ボックスのようになっていてどこか高級感が漂っていることですね。

開いてみるとこのようになっていて、フタが大きく開いて裏側には大きな写真が貼ってあります。そしてボックスの中にはイヤホン本体が裸の状態で設置されていて、ケースもあります。その上に透明なプラスティックのカバーがかぶせてあって、ショーケースの中に入っているようにも見えます。
こういう凝ってる感じのパッケージングが結構好きですねー。

そして保護カバーを外すとすぐに本体があらわになりました。イヤホンの後ろにはsoundcoreの「d」のマークが入っていますが、それ以外は非常にシンプルなデザインとなっています。
そしてケースについては非光沢になっていて、どこか高級感を感じます。表に3つのインジケーターライトがついていて、ケースのバッテリー残量等を表示してくれます。下の方には充電用のUSB Type-Cポートと、その隣にバッテリー残量を表示するためのボタンが設置されています。目立たない場所にあって良いですね。
フタはマグネットでくっつくようになっていて、粘着度もちょうど良いものとなっていました。中身は光沢仕上げになっていて、黒色です。

イヤホン本体やケースを取り出すと、更にその下に説明書や付属品が現れました。説明書の感じが何となくApple製品のものに似ていますね。説明書の下には様々な大きさのイヤーピースが置かれています。

最初からイヤホンについているもの(M)を含めてサイズはXS,S,M,L,XLとなっています。私はXSを使っていますが、それでもちょうど良いくらいです。私の耳の穴は結構小さい方だと思うので、多くの人はちょうど良いサイズが見つかるんじゃないかなと思います。
そしてイヤーピースの上の方には充電用のケーブル(USB Type-C to Type-A)が置かれています。
実際に使ってみた感想
続いては実際に一か月程度使ってみた感想について紹介します。
デザイン
まずはデザインについてです。

とあるレビューではイヤホン本体が一般的なものよりも大きいと言われていましたが、正直そこまで気にならない大きさです。確かに長いかもしれませんが、本体が軽いので特に気になりませんし、ものに引っかかったりするということもありませんでした。 ただ、人によって感じ方が違うと言ったらそれまでですね。
自分は元々密着型イヤホンがはまらないタイプの人で、このイヤホンについてもあまり気持ちよくはフィットしていませんが、それでも一度も落としたことが無いので安定性も結構あると言えます。
ケースについては最初の印象と同じように高級感を感じ、全体的に丸みを帯びているのでポケット等に入れるときにつっかからなくて良いです。
デザイン関係については特に不満はありませんでした。
音
イヤホンですので、一番重要になってくるのは音です。様々なシチュエーションで様々な種類の音楽を聴いてみました。
音楽
邦楽や洋楽等を一通り聞いてみましたが、低音から高音まで幅広い音がしっかりと出ている印象です。少なくとも「聞こえない音」は無かった印象です。
ですが強いて言えば高音がちょっとだけ強いかもしれません。もともと高音は耳に刺さりやすいのでしょうがないかもしれませんが、低音と比べた時にやはり高音が刺激的かなとも思います。ほんの気持ち程度の話ですが。 ただ、専用のアプリを入れてHead IDというものを登録すれば各周波数帯のレベルを調整することができますので安心です。 レビューするなら使ってみろよって話ですが私は面倒くさいので入れてないです。というか入れなくても十分良い音だと思います。
ゲーム
重低音等をふだんに用いり、大迫力を演出する傾向にある「ゲーム」ですが、低音については先ほども言った通りしっかりと出ていました。イヤホンなので迫力は出せないだろうと思っていましたが聴いてびっくりしました。ティンパニーを叩くような鈍い衝撃音をもしっかりと聞こえ、頭蓋骨に響くような迫力が感じられました。
ただしあたりを囲まれるようなサラウンド音声って感じではないのでゲームについてはやはりヘッドフォンの方が良いでしょう。
映画
試しに映画も見てみました。前に中華の怪しいプロジェクターを購入したので、それを使って夜にベッドの上から見てみましたが大迫力でした。まるで映画館にいるかのような感じです。イヤホン、しかもワイヤレスでこんなに迫力を出すことができるのかと驚いたものです。 しかもヘッドフォンとは違って軽いので長時間つけても疲れませんし、寝落ちしても大丈夫です。
通学
高校への電車通学の時にも毎日使っていますが、特に問題なく使えています。ノイズキャンセリング機能は搭載されていませんが周りの音は結構おさえられていて、そこまで音量を上げなくてもしっかりと聴くことができます。加えてノイキャン機能が付いたら周りの音が全く聞こえなくなってしまいそうで危ないんじゃないかと思ってしまうレベルです。
また、普通の音量であれば全く音漏れはしません。なので図書館で使っても全く問題ないと思います。 自転車に乗っているときも使っていますが、風で落ちたりすることもなく、風切り音もそこまで入ってこなくて使いやすいです。
接続性
iPhone 7(Bluetooth 4.2)やAndroidスマートフォン(Bluetooth 4.2)で使っていますが、特に接続が切れる等の不具合はありません。また、ケースを開けてから数秒で接続することができます。ただし複数の端末が近くにある時は接続したい端末以外のBluetoothを切った方がスムーズに接続することができるでしょう。
長時間使っていないのにケースに入れていない時、自動で切断されているのかよくわからないですが、一度ケースにしまってからじゃないとうまく接続できなくなるという現象は何度か発生したと思います。もしかしたら何か回避方法があるのかもしれませんが、基本的には使っていない時はケースに入れた方が良さそうです。
ちなみにWindowsパソコン(Bluetooth 4.0)でも試しに使ってみましたが、全く問題ありませんし、10m程度離れても、耳を手で塞いでも接続は切れませんでした。
今後はパソコンにプロジェクターとこのイヤホンを繋げて夜に映画鑑賞をしようと思います。
バッテリー
勉強の作業用BGMを聴くとき等に数時間連続で使うことがありますが、今まで一度もバッテリーを切らしたことは無いです。もしかしたら連続で7時間くらい使う人はいるのかもしれませんが、基本的にバッテリー関係で困ることは無いでしょう。充電の速度についても特に不満はありません。
価格
私がAmazonで購入したとき(2020年6月頃)は約8,000円で販売されていましたが、本当にコストパフォーマンスに優れていると思います。いままでケチって百均のイヤホンしか買ったことがありませんでしたのでイヤホンに8,000円も出すのには抵抗がありましたが、いざ使ってみると10,000円くらい払っても良かったんじゃないかくらいの価値はあると感じますね。 というかこれ以上品質が良くなっても自分の耳ではわからないレベルに達している気がしますので、ちょうど良い買い物だったかなと思います。
よくAmazonで3,000円くらいの激安ワイヤレスイヤホンが販売されていますが、ちょっとだけお金を出して8,000円のこのAnkerのイヤホンを買う方が絶対良いと思います。イヤホンってそんなに頻繁に買い替えるものでもないと思うので10,000円くらいは全然アリだと思います。 ただし素人の意見ですのでご注意ください。
ちなみに同価格帯で他にもAnkerのSoundcoreシリーズワイヤレスイヤホンはたくさん存在していますが、とあるレビューではそれらの中でこのLiberty Air 2が一番優秀だと評価されていました。 他のものは購入したことが無いのでよくわかりませんが、迷ってるならこのLiberty Air 2で決定ですね。
購入はこちら
Amazon
Rakuten
文句があるとしたら商品名が長くてブログ記事でちょっとだけ扱いにくい点ですかね(苦笑)