IntelのCPUでは第8世代9世代では同じ300番台チップセットを搭載したマザーボードが使えました。ですが、第10世代のデスクトップ向けCPUでついに400番台が出るとのことです。通称「Intel 400 Series」となります。
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Cometlake-S & Intel 400シリーズチップセットについて整理
400シリーズチップセットが発売される背景
まず最初に、どうしてIntelから新しいチップセットが登場することになるのかについて説明します。
そもそも第8世代から第9世代にかけて新しいチップセットが出なかったのはCPUを設置するソケットが同じであり、アーキテクチャにほとんど変更がなかったためです。
第10世代CPUの「Comet lake -S」では、アーキテクチャの改変はそこまでありませんが、ソケットが変わると言われています。ソケットが変わるとマザーボードも変更され、加えて、新しい機能を搭載するようになるためにチップセットの改変が必要になってきます。
新しい機能についてはこの後に説明します。
そして、新しいソケットとはなんなのかについてですが、前の記事ではLGA1159とお話ししました。
ですがどうやらLGA1200になるという情報が入ってきました。
CPUのコンタクト数が49個増えるということになります。サーバー向けCPUまでは行きませんが、少し増えているのが伺えます。
400シリーズチップセットの仕様
続いては400番台チップセットの仕様についてです。
①ラインナップ
ラインナップについては今の所以下のようになっています。
- H410
- H470
- Q470
- Z470
- Z490
H410については従来通り廉価版として登場し、Z490はハイエンド向けとなります。おそらくCorei9 10900KF等と併用されていくでしょう。
②追加機能
400番台チップセットの特徴としては
- PCI-e 3.0 24レーン
- USB 3.2 gen1 10ポート + USB 3.2 gen2 6ポート
- SATA 3 x 6
- Thunderbolt 3 サポート
という感じになっているそうです。
あまりしっくりこない印象です。
PCI-eはAMDが第3世代Ryzenで対応した「gen4」に対応しませんし、SATAのポート数も従来のものと変わりません。
そして、Thunderbolt 3のサポートというのは、IceLakeCPUと同じ要領で、チップセット単位でサポートするということだと思われます。
IcelakeCPUについてはこちらの記事をご覧ください