このサイトではIntelの第10世代CPUについていろいろな情報をお伝えしてきましたが、この度第10世代「Comet Lake」のデスクトップ向け、通称「Comet lake -S」の情報が入ってきましたので、紹介したいと思います。また、先日IntelからCometlake-Sの
Cometlakeをサポートするチップセットについてはこちらの記事をどうぞ↓
Cometlake-S & Intel 400シリーズチップセットについて整理
こちらの記事では噂情報について取り扱ってきました。2020年4月30日現在、ついにIntelから発表されましたので、そちらをまとめた記事をご覧ください。
【ついに登場】Intel第10世代デスクトップ向けCPUのすべて【Comet Lake-S】
目次
この記事を2行で説明すると
- Intel第十世代デスクトップ向けCPU「Cometlake-S」シリーズではメインストリームCPU向けで(Intelにおいては)初めて10コアモデルが登場する。
- 基本的なアーキテクチャは第九世代Coffeelake-S Refreshとあまり変わらないため、そこまでの性能上昇は期待されない。
Comet Lake -Sとは? 読み方から具体的な使用用途まで
それではまず最初に、Comet lake -Sとはなんなのかについて解説していきます。
Comet lakeについては過去の記事で紹介してきました。こちらをご覧ください。
こちらの記事で登場していたComet lakeプロセッサはどれも「モバイル向け」となっていて、デスクトップパソコン用は一切登場しませんでした。しかし、Comet lake -Sの登場で、デスクトップ向け第10世代CPUが登場するかもしれないのです。
というのも、Comet lake -Sの「S」はデスクトップ向けであることを表します。
例えば第8世代CPUの「Coffee lake」もデスクトップ向けとして「Coffee lake -S」と呼ばれるCPUが登場していました。
デスクトップ向けCPUはモバイル向けCPUと比べて何が違うのかという問題についてですが、コア数やキャッシュのサイズ、クロック数等が全体的にデスクトップ向けの方が高くなっています。 これは、電源等の関係から消費電力を多くすることができ、より高性能に作ることができるからです。
つまり、Comet lake -Sは従来のComet lakeに比べると性能が高くなってくると考えられます。
また、もう一つ決定的に違う点として「ソケットの違い」があります。モバイル向けCPUというのは基盤にCPUが埋め込まれていたり、CPU側にピンがあるなどしてCPUを取り出したりするのが困難ですが、デスクトップ向けCPUはLGAソケットと呼ばれる、CPUをソケットにはめ込むタイプの形式が取られているため、自作パソコンに最適になっています。
それではラインナップの方を紹介していきます。
Comet Lake-Sのラインナップと解説
ラインナップとその解説については新しい記事にて紹介しましたのでこちらの方をご覧ください
Intel第10世代デスクトップ向けCPUのラインナップを解説【Comet Lake-S】
Comet Lake-Sをサポートするチップセット
第10世代Comet Lake-Sシリーズプロセッサをサポートするチップセット(マザーボード)については新しい記事にて紹介しましたのでこちらをご覧ください。
Intel第10世代Comet Lake-S & 400番台チップセットについて整理してみる
発表・発売日
最新の情報によると、Intel第10世代デスクトップ向けCPU「Comet Lake-S」の発表は早くて2020年の4月13日頃になるとのことです。
あるいは遅くても2020年の6月ごろまでにには発表され、発売されるとのことです。