パソコンのCPUはマザーボードに取り付けて使用しますが、ソケットというものを介してマザーボードに接続することができます。そしてそのソケットには規格があり、例えば現在AMDのRyzen CPUでは「AM4」と呼ばれる規格が使われています。
そしてZen4アーキテクチャが採用される次のRyzen CPUではソケットが変わり「AM5」が新たに使われるようになるかもしれないと噂されています。この記事ではそんなAM5の特徴について紹介していきます。
2022年1月7日追記:
AMDから実際にAM5ソケットについての情報が発表されましたので、その事実を紹介していきたいと思います。
Socket AM5の特徴
それでは早速、新しく登場するSocket AM5の特徴について紹介していきます。
デザイン

上の画像はAMDから発表されたものです。あくまでもイメージ図になりますが、こちらがAM5ソケットに対応したCPUです。 IntelのCPUとはまた違ったいかつめのデザインとなっていますね。

上の画像がAM5ソケットです。LGA1718という名前がついていて、文字通りコンタクト数(接地点の数)は1718となっています。Intelの最新のCPUではLGA1700などが採用されていますので、同じようなコンタクト数になっていますね。
最大TDP 170W
こちらは噂情報になりますが、AM5は最大のTDPが170Wになるとのことです。もしかすると今後Ryzen 9-5950Xの105Wを超えるTDPのモンスターCPUが登場するかもしれないということですね。なんとなくRyzenシリーズは(Threadripperを除いて)TDPが低いイメージだったので衝撃的です。
なお、TDP 170Wのものについては水冷の280mm(二連ファン)ラジエーターを搭載してるCPUクーラーが必要になってくるとのことです。
AM5の通信

こちらの画像をご覧下さい。AM5を取り巻く通信についてです。DDR5やPCI-Expressなどの単語が登場していますね。こちらの予想図ではDDR5やPCI-e 5.0はサポートされない感じになっていますが、先ほど紹介した画像の通り、AMDによるといずれもサポートされるとのことです。
そういえば今更ではあるのですが、チップセットへはPCI-Express通信となっているのですね。
対応CPU
対応CPUはとりあえずZen4アーキテクチャが採用される「Ryzen 6000」シリーズ(第五世代)以降のRyzen CPUになります。詳しくは以下の記事をご覧ください。
第五世代「Ryzen CPU」情報【Zen4アーキテクチャ】
互換性
PGAからLGA(つまりピンがマザーボード側についている) に切り替わるということでCPUの互換性はあるわけないですが、CPUクーラーについては相互互換性があるとのことです。
参考記事:https://www.tomshardware.com/news/amds-upcoming-socket-am5-for-raphael-processors-to-lack-pcie-50-support
https://www.pcgamer.com/amd-am5-socket-specs-leak-including-info-on-monster-170w-chip/
https://www.pcgamer.com/amd-details-its-next-gen-am5-socket/
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