【2023年最新】CPUランキング【偏差値100超あり】

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ハードウェアの進化はすさまじいものです。BableTech管理人は2年前に登場したCPUが搭載されているパソコンを使っていますが、今の最新のCPUについて調べてたら私が使っているものがもう時代遅れで使い物にならないCPUなんじゃないかと疑いを持ってしまうくらい、CPUが進化していることに気が付きました。

そんなCPUの進化に置いていかれないように、この記事では2023年時点でのCPUの性能をランキング形式で振り返っていこうと思います。

CPUランキングを見てみる

それでは早速CPUの性能ランキングを見てみましょう。ここでは、4200個にも及ぶCPUの性能をまとめている「Passmark」のベンチマーク値をもとに紹介していきたいと思います。 ちなみにPassmarkのベンチマークスコアをまとめた記事は以下になります。

【毎日更新】3500個のCPUベンチマーク性能比較表【Passmark】

偏差値157「AMD EPYC 9654」 スコア 126045(サーバー向け)

えーこちら堂々たる第一位はAMD EPYC 9654です。EPYCはAMDのサーバー向けのCPUで、家庭用のパソコンで使われることはまずありません。 EPYC 9654は「EPYC 9004シリーズ」の最上位モデルに当たり、この9004シリーズというのはEPYCの第四世代のものになります。

EPYCシリーズについてはBableTechでも以前に触れましたね。

AMDから第二世代EPYC投入、あれEPYCってなんだっけ?

これはだいぶ前の記事ですが、この時は第二世代が最新でしたね。そしてもう第四世代が登場したということで、進化って早いものですね…

第四世代EPYCはZen4というアーキテクチャで構成されていて、こちらはAMD Ryzen 7000シリーズCPUにも採用されているものになります。  びっくりするのはそのコア数で、なんと「96コア」という信じられない構成となっています。動作周波数は3.7 GHzにも登り、L3キャッシュは384MBです。L3キャッシュだけで1 GBに届いてしまいそうなのがもう信じられないですよね。

そして消費電力の目安になるTDPですが、こちらは360Wとなっていてもはや電子レンジレベルです。スコアは12万となっていて私が使っているパソコンの10倍くらいはあるのではないでしょうか…

偏差値131「AMD Ryzen Threadripper PRO 5995WX」 スコア97224

Threadripper PRO 5995WX

出ましたスレッドリッパー。ワークステーション向けのAMDのCPUシリーズで、一般家庭ではまず使われないでしょう。でもワークステーションは一応個人向けのパソコンではあるので、サーバー向けを除いたパソコン向けのCPUの中ではこのThreadripeer PRO 5995WXが1位です。

Threadripper PRO 5995WXはAMD Ryzen Threadripper PRO 5000 WXシリーズの最上位モデルで、なんとお値段100万円くらいします。CPU単体で100万円ってどういうことなんですかね…

もちろんその分性能も高く、64コア128スレッド、そして最大動作周波数は4.5 GHzで、消費電力の目安は280Wにものぼります。 先ほど紹介したEPYCよりもコア数は少ないですが、その分コア当たりの性能が格段に高く、総合的な性能と言ったらEPYCと遜色ないレベルと言えるでしょう。 パソコン向けのEPYCって感じですね。ちなみにアーキテクチャは同じZen4です。

関連記事:Ryzen Threadripper搭載ノートパソコンがもはやギャグ商品【64コア】

偏差値125「AMD EPYC 7773X」 スコア90731(サーバー向け)

EPYC 7773X

続いては…またEPYCですね。こちらはZen3アーキテクチャが採用されている、一つ前の世代のEPYCです。64コアで、最大動作周波数は3.5GHz、そして消費電力目安は280Wです。こちらもモンスター級です。

偏差値118「AMD Ryzen Threadripper PRO 3995WX」 スコア83336

Ryzen Threadripper PRO 3995WX

続いても… スレッドリッパーです。もうAMD続きですね。このように、CPUの性能競争に関してはAMDが独走しています。ただ、消費電力や製造コスト、コンパクトさとか発熱量をすべて加味した上での評価に関して独走しているというわけではないですね。単なる性能値に過ぎないです。

さて、Threadripper PRO 3995WXは一つ前のシリーズのもので、Zen3アーキテクチャが採用されており、64コア128スレッド、最大4.2GHzで消費電力280Wです。

偏差値107「Intel Xeon W9-3475X」 スコア70850

Intel Xeon W9-3475X

AMDゾーンを抜けてついにIntelへ。どうせまたサーバー向けCPUが出てくるのだろうと思いきや、ワークステーション向けのものでした。 Intel XeonシリーズはメインストリームであるIntel Coreシリーズとはまた違う業務向けのCPUシリーズで、ワークステーション向けとサーバー向けのCPUが展開されています。

そしてXeon Wシリーズはその中でもワークステーション向けシリーズで、W9-3475XはIntel 7というアーキテクチャに基づいて作られたCPUです。10nmプロセスの半導体が採用されているものですね。

【2nmも!?】Intelの2025年までのロードマップを紹介!【10nm~2nm】

Intel 7という名前については上の記事で触れましたね。

W9-3475Xは36個のパフォーマンスコア(高性能コア)で構成されていて、最大周波数は4.8 GHzと、実に高くなっています。Threadripperに比べてコア数は少なく、最大周波数が高くなっていてスコアもそこまで話されているわけではないので、コア当たりの性能が相当高いということになります。

そして最大消費電力は360Wと、かなり高いですね。これは家庭用パソコンにはのせられないでしょ…

偏差値101「AMD Ryzen 9 7950X3D」 スコア63932

Ryzen 9 7950X3D

さて、ようやく家庭用パソコン用のCPUです。それでもスコアがバグってるのと、CPUの名前がバグってますね笑 RyzenシリーズはAMDのメインストリームCPUシリーズで、7000シリーズにはZen4アーキテクチャが採用されています。 そして7950X3Dはその中でも最上位モデルのものになりますが、「3D」という謎の文字が入っていますね。 これは3D V-Cacheという機能が搭載されているという証です。この機能が搭載されていることで、ゲーム処理とゲームじゃないときの処理によってキャッシュの使い方を自動的に切り替えてくれたりして、性能向上につながります。 ただ、Passmark上でのスコアとしては、7950Xとの差はほとんどありません。

16コア32スレッドで、最大動作周波数は5.7GHzという化け物っぷりですね。消費電力目安は120Wです。

偏差値100「Intel Core i9-13900KS」 スコア62556

Intel Core i9-13900KS

ようやく見覚えのある名前が出てきました。Intelのメインストリームシリーズである「Core」シリーズです。i9シリーズはその中でも最上位シリーズで、13900KSは13世代のものになります。そして13900KSがその中でも最上位モデルということですね。

つまりIntelのパソコン向けメインストリームCPUシリーズの中の最上位シリーズの最新世代の最上位モデルということですね笑

Intel CPU 型番の読み方講座

KSという型番がついていますが、「K」オーバークロックが可能ということであり、オーバークロックをせずとも他のモデルよりデフォルトでわずかに性能が高かったりします。「S」はその中でもコア当たりの性能が特に高いものです。

そしてCore i9-13900KS(第13世代)はRaptor Lakeというコードネームがついており、先ほど紹介したXeon Wシリーズと同じようにIntel 7と呼ばれるアーキテクチャが採用されています。

そしてコアに関してはパフォーマンスコアが8コア、省電力コアが16コアの計24コアです。なぜコアの種類が二つあるのかについては以下の記事で紹介しましたので是非ご覧ください。

Intel第13世代デスクトップ向けCPUの情報【Raptor Lake】

Intel 第12世代「Alder Lake」CPUの性能を紹介!【i9-12900K】

簡単に説明すると、処理の内容によってコアを使い分けることで電力効率をよくすることができるという感じですね。

そして動作周波数は最大で6 GHzにも達するようです。自分でオーバークロックもせずにこんな周波数にまで届いてしまうのは相当すごいです。 しかしながら、ブーストしている時には最大で253Wの電力を消費するとのことです。モンスターですね。

おすすめのCPUは?

とりあえずランキングの上の方から順番に見ていきましたが、どれも本当に性能が高すぎてびっくりです。今管理人が使っているパソコンに搭載されているのは「Core i7-11700」という型番のもので、二年前のものですが普通に現役でバリバリ使えるくらいの性能はあります。

そしてそのスコアについては20000程度でした…

管理人のパソコンのCPU

4000個のCPUの中で400位と考えると上位10%の層には入っているのでなかなか偏差値が高いなとは思うのですが(偏差値61でした)それでも緑色のバー(これが枠いっぱいだったらスコアが1位) がここまで短いともなるとなんだかオワコン感が否めないですね。

いや、でも冷静に考えてオワコンなわけないです。最近のCPUが高性能すぎるだけですね。

そしてどれくらいのCPUが一番おすすめで、買うべきかと言いますとずばり

Amazon

    Rakuten

      こちらです。Intel Core i3-13100ですね。現状、この性能があれば全く問題ないです。仮にゲームをプレイしたいとしても、グラフィックボードをしっかり整えれば、Core i3-13100で問題ありません。


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